この素晴らしい決闘者に祝福を!   作:ナレーション響

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2年もエタって申し訳ありませんでした!


ゴリラは悪くない

ゆんゆんSIDE

「ゆんゆん、今日は私もシンタロー…でしたか?貴方と彼と一緒のパーティーでクエストに同行します!」

 

朝めぐみんを起こしてご飯を食べている時、めぐみんが話しかけてきた。

 

「めぐみん、私は別にいいけれどまずはシンタローさんが大丈夫かどうか聞かないと…」

「なら聞きに行きましょう、確かこの宿屋の1階、この部屋でしたね。」

 

めぐみんは善は急げと言わんばかりにシンタローさんの部屋の前へ行きドアをノックし、返事を待たずドアを開けた。

 

「シンタローさん、今日の予定で話しが…」

 

「隊長、自分朝からこんなに食べれないんだけど、少し食べる?」

「マスター、朝食は大事何ですからちゃんと食べて下さい、デュエルはエネルギーの消費が激しいんですから」

 

シンタローさんと金髪で鎧の上からエプロン着けたおじさんが一緒に大盛りのパスタを食べていた。

 

 

 

慎太郎SIDE

朝、宿屋の自分の部屋で切り盛り隊長を召喚して朝食を食べていたらめぐみんとゆんゆんが来た。

 

「誰ですかこの鎧の上からエプロン着けた変なおじさんは?」

 

「おいめぐみん、切り盛り隊長を変態みたいに言うなよ、戦士ダイ・グレファーならともかく。」

「マスター、それはグレファーに失礼ですよ、確かに彼は女性をよく追いかけ回すヤバい奴ですがフリード軍の中でも彼は私より強い戦士なのですから」

「ヤバい奴なのは認めるのか…この人は切り盛り隊長、自分が召喚したモンスターだ。」

 

切り盛り隊長

効果モンスター

星3/地属性/戦士族/攻1200/守 400

(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。

手札を1枚デッキに戻してシャッフルする。

その後、自分はデッキから1枚ドローする。

そのドローしたカードがモンスターだった場合、

そのモンスターを特殊召喚できる。

 

「おはよう、朝食は一緒に食うか?まだパスタは余っている、スープもあるぞ」

「モンスター?人じゃないんですか?ああ、パスタありがとうございます。」

「めぐみんさっき朝食食べていたよね?あっじゃあスープだけ…」

 

どうやら二人共朝食は済んでいたが食べるらしい

 

「俺のスキルで召喚する生物は皆、人であろうと機械であろうとモンスターとして扱われるからな、まあ人でも間違いじゃないよ、モグモグ…」

 

「モグ、ふぁひはひのう、モグモグうんうんふぁらひひ、モグ…」

「めぐみん、ちゃんと飲み込んでから話して!私の名前が大変な事になるから!」

「そうだぞめぐみん、食事中に〇ん〇んのことを口に出すなよ」

「シンタローさんも何で私の名前を伏せ字にするんですか!?もしかしていじめですか!?」

 

「モグモグ…ゴクンッ、昨日ゆんゆんから聞きましたけどシンタローさんの闘い方は特殊なカードを使ってモンスターや巨大な水のフィールドを召喚したりと凄く自由度が高いみたいですね。私にも回復魔法を使ってましたし、何処でそんなのを習ったんですか?」

 

 う、その質問は困るな…まあ正直に言ってもいいけれど多分信じてもらえない、いや待てよ?アクア様が他にも転生者を送ってきているなら結構転生者って有名なのか?

 ここは正直に話してどんな反応になるのか試すか…

 

「なあめぐみん、ゆんゆん、女神アクア様は知っているか?」

 

「えっ、知っているけど、水の女神様だよね?」

 

「実は自分アクア様によってこの世界に転生した勇者なんだ!」

 

「…………」

「…………」

 

二人共黙ってしまった…

自分の隣にいる切り盛り隊長さんも残念な人を見る目をこちらに向けている。

 

何でだよ!?お前はこっち側だろう!?

 

「自分で勇者とか…うわぁ…」

やめろぉ!

 

「なるほど、神に遣わされた勇者、なかなかいい設定だと思いますよ私は、ただ少し子供向けな設定ですね。私だったらそうですね…天界から堕とされた聖人とかどうです?」

ダメ出ししないで!?後その設定失楽の聖女さんにもダメージいくからやめて!?

 

「だ、大丈夫だよ!そういう自己紹介私慣れているから!私達…その…な、仲間なんだから!」

ありがとうゆんゆん、でもその優しさが今は痛いからやめて下さい!

 

「ほ、本当なんだからな!アクア様にこのデュエルディスクとカードもらって転生したんだからな!」

 

「あー、はい分かりましたそういう設定という事にしときましょう。」

 

本当なんだからな!

 

 

 

自分達は朝食の後、切り盛り隊長を消してから宿屋を出てギルドに向かっている。

今日はゆんゆんを任せて大丈夫か確かめる為に、めぐみんも一緒にクエストに行くらしい。

 

ギルドに着き入り口のドアを開ける。すると何やら受付の所に人だかりが出来ている。

疑問に思いながら行くと、どうやら受付嬢のルナさんが冒険者達に何か説明を行っているようだった。

 

「森の中で悪魔型モンスターの目撃情報がありました。話しを聞くに、グレムリンなどといった下級の悪魔型モンスターでもないようです。悪魔型モンスターは、魔法を使ったり知能が高かったりと、強敵である場合が多いです。現在ギルドの方でも調査中ですから腕に自信のないパーティーは森でのクエストは控えて下さい」

 

「悪魔か…じゃあどこのクエストに行く?ジャイアン…」

「カエル以外でお願いします!」

 

ゆんゆんがもの凄い剣幕で割り込む

 

「お、おう分かってるよ、自分も昨日と同じ奴より違う奴と戦ってみたいしな。」

 

クエストの依頼が貼り出されている掲示板からカエル以外のクエストを探し始めた

 

「なあ、そういえばめぐみんも今回は戦うって事でいいんだよな?」

 

「はい、もちろん私も戦いますよ。」

 

「めぐみんもアークウィザードなんだよな?魔法は何が使えるんだ?ゆんゆんと同じ感じか?」

 

そうめぐみんに問いかけるとゆんゆんがピクリと震えた

 

「あ、あの~シンタローさ…」

「私がゆんゆんと同じとは失礼な!私は紅魔族の学校を主席で卒業し!全魔法の中でも最強の攻撃魔法である爆裂魔法の使い手!ゆんゆんと一緒にしないでいただきたい!」

 

ほう、最強の攻撃魔法!それは気になるな。

 

「じゃあめぐみんとゆんゆんがクエストを決めてくれ、自分は基本どんな場所でも戦えるし、どのモンスターが強いか弱いかも判らないからさ。」

 

ジャイアントトードしか戦ってないからな。攻撃力がどのくらいなのかも分かっていない。

 

「そうですね…では、最近美味しいと噂の森まで行きましょうか!」

 

「ええっ!森には賞金懸けられる程の悪魔型モンスターが出るってあれだけ警告されたのに!?」

 

「ゆんゆん、私達はあの悪魔アーネスを倒したんですよ?アーネスはあれでも上位悪魔、今更駆け出しの街近辺にいる程度の野良悪魔に遅れをとる訳ないじゃないですか、ゆんゆんが雑魚処理、例の悪魔が現れたらシンタローさんが悪魔の足止め、そして私が仕留める。これでどうでしょう?」

 

「そのアーネス?っていう悪魔、自分は知らないけど、同じような存在を倒した事があるなら大丈夫かな?」

 

「…大丈夫かなぁ。めぐみんが自身満々な時って、大概上手くいかなかったりするんだけど…」

 

「し、失礼な!それにほら!例の悪魔を退治できれば、きっと街の人たちにも話しが広がり、人気者になりますよ!」

 

「……行く」

チョロいよゆんゆん、自分は君が心配だよ…

 

 

 

 

鬱蒼とした森の中をゆんゆん、自分、めぐみんの順で歩く

 

「昨日私が他のパーティーと来た時はスライムだのモモンガだのが襲ってきたのに、今日はなにも出ませんね」

 

「モモンガ?この森にはモモンガがいるの?ムササビとかモモンガって、なんか可愛いよね」

 

「なあめぐみん、そのモモンガって異様に素早かったか?もし自分の知ってる素早いモモンガなら自分のモンスターの攻撃力の基準がわかるんだけど?」

 

「?…いえ、特別素早いわけではなかったのですが、ブラッディモモンガという大きなモモンガで、群れで襲ってきます。後スライムは中の核を壊さないと倒せず、物理攻撃は効果なし、スライムはゆんゆんなら問題なく倒せると思いますよ」

 

なるほど、なら自分はスライム以外のモンスターを対処できて、この森のフィールドを利用できるデッキをセットしておくか…

 

フィールド魔法

全ての昆虫・植物・獣・獣戦士族モンスターの攻撃力と守備力は、

200ポイントアップする。

 

自分は初期手札五枚をデッキから引き、

「うわぁ…事故ってる。あ、防御札はあるからまだ大丈夫か…」

3枚を魔法罠ゾーンにセットしターンエンドする。

 

ターンエンドしたその瞬間、ゆんゆんの前の茂みからガサリと音がし、自分は警告の声を発した。

「何かくる!」

 

自分達の前に飛び出してきたのは………!

 

「か、可愛いっ………!」

ゆんゆんが目を輝かせて力の入った声で呟く。

 

現れたのは、子犬くらいの大きさの、つぶらで愛らしい瞳をした、フワフワの毛皮を持つウサギだった。

だが額には一角獣のホーンのような角が生えている。

たがこんな可愛い姿をしていても油断できないのが遊戯王である。

どんな凶悪な効果を持っているかわかってないなら油断はしない、相手が召喚した攻撃力0のモンスターを馬鹿にするなど、三下決闘者のようなことは自分はしない、そんなことをしたらまず負けフラグだしな。

 

「ゆんゆん、これはギルドの職員さんから特に気をつけるようにと注意を受けていたモンスター、一撃ウサギ(ラブリーラビット)ですよ。可愛いからって油断は禁物です、注意しながら退治してください」

 

なるほど、こいつが一撃ウサギか、この前みたアクセル周辺モンスターの冊子に書いてあったな。

 

「ええっ!?か、狩るの!?この子を!?」

めぐみんの言葉にゆんゆんが涙目になる。

そんな目で訴えられても、相手はモンスターだ。冒険者である以上危険なモンスターは殺めないといけない。

 

「きゅー……」

と目の前のウサギが鳴き、愛嬌を振りまきながらゆんゆんの足下に向かってすり寄っていく。

 

「おいゆんゆん、早くそいつから離れろ!そいつはただの囮だ!すぐに他のウサギが心臓を貫きにくるらしいぞ!」

 

自分が叫んだのに反応してしまったのか横の茂みからウサギがこちらに向かって突っ込んできた。

 

「く、トラップ発動!威嚇する咆哮!」

 

威嚇する咆哮

通常罠

(1):このターン相手は攻撃宣言できない。

 

どこからともなく猛獣の咆哮が辺り一帯に響き渡り、その威圧感に一撃ウサギ達はは攻撃をやめて身をすくませて震えている。

 

「な、何ですか今の声は!?」

めぐみんが耳を押さえながら問いかける。

 

「安心しろ、自分のカードの効果でウサギの攻撃を止めたんだ。今のうちにウサギ達を倒せ!」

そう自分は二人に言い放ち、ドローフェイズに入りドローする。

 

「ええっ!?う、うーん、可哀想だけど…ごめんなさい、『ライトニング』!」

ゆんゆんの短杖から閃光が放たれ、ゆんゆんの前にいた一撃ウサギが爆砕した。

 

「よし、いいカードが引けた!トラップ発動エンペラーオーダー!」

 

エンペラー・オーダー

永続罠

(1):モンスターが召喚に成功した時に発動するモンスターの効果が発動した時、この効果を発動できる。

その発動を無効にする。

その後、発動を無効にされたプレイヤーはデッキから1枚ドローする。

 

発動した瞬間自分達の後ろに邪帝ガイウス、氷帝メビウス、風帝ライザーの幻影が現れた。

「スクラップ・コングを召喚!コングの効果発動、エンペラーオーダーの効果をチェーンして発動、そしてその効果の発動にチェーンして手札のカゲトカゲの効果発動そしてさらにエンペラーオーダーの効果をチェーンして発動!」

 

全身が機械で出来たゴリラが左腕のチェーンソーをけたたましく響かせながら召喚され、そのゴリラの影からトカゲの形をした影が顔を出していた。

 

スクラップ・コング

効果モンスター

星4/地属性/獣族/攻2000/守1000

このカードが召喚に成功した時、このカードを破壊する。

このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、

「スクラップ・コング」以外の自分の墓地に存在する

「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。

 

カゲトカゲ

効果モンスター

星4/闇属性/爬虫類族/攻1100/守1500

このカードは通常召喚できない。

自分がレベル4モンスターの召喚に成功した時、

このカードを手札から特殊召喚できる。

このカードはシンクロ素材にできない。

 

「な、何ですかその詠唱は!?何が起こるんです!?」

めぐみんが聞いてくるが、ウサギがひるんでいるうちに場を整えたいので今は無視する。

 

「チェーンの逆順処理でエンペラーオーダーから適用する。カゲトカゲの効果を無効にして一枚ドロー、カゲトカゲの効果は無効化され手札にいるまま、そしてまたエンペラーオーダーの効果を適用し、スクラップコングの効果を無効にして一枚ドロー、スクラップコングは召喚時に破壊される効果を無効化され場に留まる!」

 

自分達の後ろにいる帝王達が、俺達以外が召喚時効果を使っているんじゃねぇ、と言わんばかりにコングとトカゲをにらみつけ、トカゲは影の中に引っ込み、コングはチェーンソーを止めた。

 

「スクラップコングに装備魔法カード、デーモンの斧を装備!攻撃力を1000アップする!」

 

持ち手の部分が人の頭になっている斧をスクラップコングの右腕のペンチ部分に持たせる。

スクラップコング

ATK3200

 

デーモンの斧

装備魔法

(1):装備モンスターの攻撃力は1000アップする。

(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた時、

自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。

このカードをデッキの一番上に戻す。

 

「バトルフェイズ、スクラップコングで一撃ウサギに攻撃!」

 

攻撃宣言をした瞬間スクラップコングは斧を振りかぶり、一撃ウサギの下へ駆け出した。

その時である。

茂みから更に一撃ウサギが大量に出てきて、スクラップコングに襲いかかった。

スクラップコングは一撃ウサギを一体は倒したが他の一撃ウサギの攻撃を7回ほど受け、破壊された。

 

「何!?攻撃力3200だぞ!?」

 

「こ、この数はまずいです!逃げましょう!」

「う、うん、シンタローさんも早く!」

「ああ、今行く!スクラップコングが破壊された時に手札から森の番人グリーン・バブーン効果発動!ライフを1000払い特殊召喚!」

 

LP8000→7000

 

森の奥から緑色の肌をしたゴリラなのか原人なのかよくわからないモンスターが飛び出してきた。

 

森の番人グリーン・バブーン

効果モンスター

星7/地属性/獣族/攻2600/守1800

(1):このカードが手札・墓地に存在し、

自分フィールドの表側表示の獣族モンスターが効果で破壊され墓地へ送られた時、

1000LPを払って発動できる。

このカードを特殊召喚する。

 

グリーンバブーンを殿にして自分はめぐみんやゆんゆんとともに逃げだした。

 

ちゃんと問題なくグリーンバブーンが特殊召喚に成功したって事は、スクラップコングが破壊されたのは一撃ウサギの効果って事か…

なるほど一撃ウサギのステータスがだんだん分かってきたぞ、攻撃反応型の効果で、デッキか手札から同名モンスターを好きなだけ特殊召喚して、攻撃してきたモンスターを破壊するって所か?

クソっ…カード枚数制限とか無いからヤバいぞこのモンスター、こっちはいくら攻撃力高くても基本1体は1分に1回しか攻撃出来ない。

これは本格的に仲間とのコンビネーションが大事になってくるな。

 

 

 

ウサギの群れからなんとか逃げ出した自分達は切り株を見つけ休憩していた。

 

「ハア…ハア…。こ、怖かった…。あんな可愛い顔した生き物が群れを成して殺しにくるのは、気の弱い人だとトラウマになるわね…」

 

逃げながら魔法を連発したせいで魔力を激しく消費したゆんゆんが荒い息を吐きながら、青ざめた顔で言ってきた。

 

自分も逃げながらドローフェイズが3回きてドローしたけど装備魔法しかこなかったので全く状況が改善しなかった。

 

「やはり森だからとネタでゴリラデッキにしたのはまずかったか…。こんなことならサイバードラゴンデッキでインフィニティ立てときゃよか…あ、ごめんよバブーン、だからそんな悲しい顔しないでくれ…」

自分がそう愚痴っているとグリーンバブーンがふがいなさそうな顔で「ウホゥ…」と嘆いている。

そうだなゴリラは悪くない、全部上手く使いこなせなかった自分のせいだ

 

「ウサギの数が多かったせいで逃げ出してしまいました。せっかく倒したウサギも持ち帰れませんでしたね。これではウサギ肉の買い取り報酬が貰えませんよ」

 

「私は結構な数を倒したから、レベルが1つ上がったわ。この調子なら上級魔法を覚える日が来るのも、そう遠くないかもね」

 

ゆんゆんが嬉々として言う。

「でも今日はもうゆんゆんの魔力も少ないし、今回はクエスト失敗かぁ、ごめんな皆、上手くサポートとか足止め出来なくて…自分が連携とか気にせずにデッキ決めて手札事故って…」

 

「いやいや!シンタローさんの呼び出したそのゴリラがウサギ達の攻撃を引きつけてくれたおかげで逃げれたんですから!」

「そうですよ!なんなら森に行く事を決めためぐみんが一番役に立って無いんだから!」

「うっ!」

めぐみんが図星を突かれたように胸を押さえる。

そして辺りを見回しながらこう言った。

「…皆さん、何かがこちらに向かってきていませんか?何やら音がするのですが」

 

確かに遠くの方から地響きが聞こえてきた。

 

「…?言われてみれば。何かな?モンスター?ちょうど良いわ。このまま倒してもう1つくらいレベルを上げて…」

 

「ずるいですよ、次は私が相手をします。ゆんゆんは待機していてください」

 

「何言ってんのよ、めぐみんは悪魔型モンスターが出た時の切り札なんでしょ?いくら私に追いつかれたくないからって…。ねえ、ちょっとおかしくない?」

 

ゆんゆんが、言いながら不安げな表情を見せる。

確かに何かおかしい。

地響きの数があきらかに…。

 

「何だかいやな予感がします。ここは一旦引きましょうか、戦闘は回避の方向で」

「そ、そうね。今日はもうたくさん戦ったし十分よね。帰って、また隊長さんのご飯でも食べましょうか」

 

めぐみんとゆんゆんが言ってくるが、音がどんどん大きくなってくる。

それは、モンスターの集団が迫ってきているような…!

 

「ま、まずい!バブーン、めぐみんとゆんゆんを担いでくれ!皆、逃げるぞ!」

 

グリーンバブーンが二人を担ぐと、自分とバブーンは走り出す。

 

すると、茂みの奥から大量の一撃ウサギ達が飛び出してきた。

 

「ま、まだ追ってくるのー!?『ライトニング』!さっきよりも数が多いよ!めぐみん、シンタロー、どど、どうしたらっ!?」

「なな、なんとか時間を稼いでください!私がまとめてなぎ払います」

 

確かに、ゆんゆんの魔力は残り少ない、めぐみんと自分が頑張るしかないだろう。

ドロー、よし死者蘇生!スクラップコングくらいしか蘇生出来ないけど、足止めにはなる!

 

「死者蘇生を発動!墓地のスクラップコングを特殊召喚!すまないが攻撃せずに耐えてくれ、スクラップコング!」

スクラップコング

ATK2200

 

呼び出したスクラップコングにウサギ達の攻撃が集中するが、先ほどのように簡単に破壊されてない、やはりさっき破壊されたのは効果破壊らしい。

 

「ねえ、めぐみん!こんなとこで爆裂魔法なんて使って怒られない!?私だって森の中での火災を避けるためにファイアーボールは使わないでいるのに、『ブレードオブウインド』ー!」

 

「ここで使わなかったら私達がウサギに食われます!自然破壊が何ですか、そんなものが怖くて爆裂魔道師などやってません!皆さん、伏せてください!」

 

「えっ!?ちょっ……!待っ………!!」

「『エクスプロージョン』ッ!」

めぐみんの杖の先から閃光が(ほとばし)り、ウサギの群れの最奥に突き刺さった。

一拍置いた後、猛烈な爆炎と衝撃が辺りの木々を吹き飛ばした。

 

そして自分達も、そんな爆風に為す術もなく翻弄され、意識を吹き飛ばされた……。

 




慎太郎「ちょっとどんなカードが増えたか見てみるか、えーと2017年以降に発売したOCG…って多っ!え、何ごと!?時間軸おかしくなった!?」

慎太郎「なるほど2019年5月までに発売したカードか…ってサンダードラゴン!?カテゴリー化したの!?サイバーも新規増えたな…ん?このルシファーってモンスターもしかしてモンストのルシファー!?まじか…コナミのゲーム以外だと初めてのコラボカードじゃないか?おお、リンクモンスターも増えたな。まだ両斜め上のリンクは出て無いか?…マズルフラッシュドラゴ…!…いやこいつ駄目だリンク先にモンスター出せない、お、このマリンセスのリンク2モンスター、アクアアクトレスガエルに入れられそうだな。…ん?マリンセスってサイバース族なの?アニメで新ヒロインでも出てきたのか?」

慎太郎「さて次は禁止・制限カードを見てみるか…ってええっ!?ファイアウォールドラゴン禁止!?主人公のエースモンスターだろお前!?…まあ主人公のエースにしてはバウンスって効果が凶悪だし仕方ないのか…?今アニメどうなってんだ…あ、ウナギ竜も禁止になってる。テラフォーミングも制限…フィールド魔法にヤバいのでも出てきたのか?…ん!?嵐征竜が制限に出所してるー!?一瞬見間違いかと思った!?他の征竜は…よかった。さすがに一体だけか…、サンダーボルトも制限か…まあ、羽箒が制限になった頃からいつ制限になってもおかしくなかったしな…」

慎太郎「え、天よりの宝札禁止…?貨幣価値が変わる為天よりの宝札は禁止となります。byエリス…、おのれエリスゥ!」

本当、2年も遅れてすいませんでした!

一撃ウサギ(ラブリーラビット)
効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻700/守300
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか発動できない
(1):相手がこのカードを攻撃対象に選択した場合発動できる。このカードと攻撃モンスターを破壊して手札、デッキから『一撃ウサギ』を可能な限り特殊召喚する。
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