艦これ戦記 -ソロモンの石壁-   作:鉄血☆宰相
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第三話 皆逃げろ!石壁司令官(の胃)が爆発する!

 執務室に一人で居た南雲は、眉間に皺を寄せてため息をつく。

 

「はぁ……一体何が起こっているというんだ……」

 

 南雲はどうしたものか、という顔をする。

 

「大本営側に問い合わせてもそんな要塞知らぬ存ぜぬしか言わん……二か月前から我々の索敵にも一切物資のやり取りは引っかかっていない……となれば、常識的に考えて、大本営に情報を秘匿されているのであろうが……今更になっての協力依頼とは……何が狙いだ?大本営は何がしたかったんだ……?」

 

 机の上に置いてあるショートランド泊地についての報告書を睨む南雲。泊地の存在が分かって以降、こうして情報を集めても全くと言っていいほど情報が集まらない。唯一分かったことは、泊地の総司令官が『石壁堅持』という男で、公式的には二か月前に戦死しているということだけ。

 

 常識的に考えるなら、この要塞は大本営が秘密裏に建築し、二か月以上の籠城に耐えうる備蓄を行い、秘密作戦として欺瞞情報を用意したうえで部隊を送り込んでいた。というのが一番しっくりくる推論だ。だが、そうなると大本営の目的がさっぱりわからない。

 

「独自作戦による南方での支配地拡大……いや、それなら南方の泊地も動員するだろう、秘密にする意味がない……一部勢力による独断専行……流石にそれは情報秘匿できないか、銃殺刑になるわ……となると……南方の泊地の密かな監視の為というのが一番有力なんだが……それなら協力申請をしてきた意味がさっぱりわからん……」

 

 南雲は手を尽くして情報を集めた。だが、集まった情報と、状況証拠と、目的の推察が一切かみ合わない。それが混乱を泊地へともたらしていた。

 

 連日会議を行って基地の提督たちと頭を突き合わせてみたが、どの推論もどこかでおかしな点が出てしまい破綻する。

 

 とにかく杜撰で意図が不明な大本営の情報の隠蔽という行動に、ラバウル基地の提督たちの不信感は極限まで高まっていた。それが提督たちから艦娘へと伝わり、泊地全体が不信感と反感を持ってしまっている。そんな折にやってきたのが先日の協力要請であった。

 

 ラバウル基地の提督たちが『今更何が要請だ!大本営に頼れ!』と怒りをぶちまけたのも仕方のないことであった。だが、相手が大本営直属の部隊であるなら、ストレートにそんな事を言えばどんな仕返しを受けるか分かったものではない。

 

 南雲は基地の総司令であるが、だからといって基地の提督たちの思いを無視する訳にはいかない。提督一人が反抗すればそれは即ち数十名から百名近い艦娘の離反へとつながる以上、基地内部の人間関係には殊更気を使っているのだ。

 

 その結果が、石壁の元へと届いた、えらく婉曲的ながら礼儀正しくしっかりと『協力要請を拒否する』、という手紙である。これは言い換えれば、大本営にしっかり話を通してそっち経由で話を持ってこいという南雲からすればギリギリの譲歩でもあったのである。大本営直属(だとラバウル基地から思われている)の秘密部隊であるなら当然そうすべきだし、南雲の行動は正しいと言える。

 

 そしてその手紙への返答が、『いますぐラバウル基地へ向かう』である。喧嘩を売られていると思ったモノも多かった。一体何をしに来るというのか、これでもまだ譲歩が足りないというのか、大本営に頼めっていってるだろ。そんな思いが、今までの大本営への憎悪と合わさって、基地全体に蔓延していたのである。石壁は正しく見えている地雷原に自分から突っ込んできたのだ。

 

「はあ……まあ、この石壁という男が何を考えているか、大本営が何をしたいのかは知らないが……来てしまう以上は会ってみるしかあるまい……ついでだ、色々と尋ねて情報が秘匿されている理由も探ってみようか……」   

 

 南雲がなんとかそう前向きに考えていると、執務室にノックの音が響いた。

 

「入り給え」

 

「失礼します」

 

 南雲が許可を出すと、とある女性が入室する。

 

 入室した彼女は、長い黒髪をサイドテールでまとめたキリッとした美人であった。だが、切れ長の目で感情が薄いその相貌は、ともすれば怜悧な印象を与えかねない程の圧を放っていた。

 

 彼女を形容するなら「氷のような」や「触れれば切れそうな」と形容されそうな美女である。

 

 彼女は加賀。誇り高き大日本帝国最強の一航戦である、正規空母の艦娘だ。

 

「南雲司令長官、ショートランド泊地の石壁総司令長官がお越しになりました」

「ああ、来たのかここに案内してくれ。加賀」

「……」

「加賀?」

 

 いつもなら打てば響く様に返す加賀が、南雲の言葉に反応しない。というか、何故か困惑をしている様だ。訝しんだ南雲が、加賀に言葉をかける。

 

「加賀、どうかしたのか」

「いえ、その……ショートランド泊地の総司令長官の方なのですが……その……」

 

 珍しく歯切れの悪い加賀に、南雲も何事だろうかと困惑する。

 

「彼は……本当に泊地の総司令長官なのでしょうか……?」

「は?」

 

 

 

 ***

 

「失礼します」

 

 数分後、南雲の執務室にやってきた石壁をみて、南雲も加賀の困惑の理由がわかった。

 

(……若い!確かに、これだけ若い基地の総司令長官なぞ、前代未聞だ。加賀も判断に困っただろう)

 

 この世界における基地の司令長官は、最低でも大佐、多くの場合少将以上の将官がつく仕事だ。

 

 艦娘の提督は新任時に少佐相当の階級をもつものとして扱われ、そこから少しづつ階級を上げていく。そのため旧軍時代に比べれば若い将官も多い。だが、そもそも大佐以上に昇る人間自体が本当に極僅かであり、出世街道にのったとしても大体の場合40代以上の人間がその地位に就くことになる。石壁の様な成人すらしていない基地司令長官など本来ならあり得ないのだ。 

 

 石壁は遠近感の不具合の為に若干ふらつきながら部屋に入ってくると、その様子には不釣り合いなほど力強くまっすぐと南雲に向き直った。

 

「お初にお目にかかります。ショートランド泊地の総司令官の石壁と申します」

 

 そういいながら敬礼をする石壁。石壁の若さに驚いたラバウル基地司令も、石壁にならって敬礼を返す。

 

「こちらこそはじめまして、ラバウル基地司令長官をしている南雲(なぐも)である」

 

 南雲は敬礼を解き、目の前の椅子へと手をむける。

 

「さて、ここでは私も君も同じ基地司令であるから、年こそ大きく違うがある程度砕けていただいて結構、そう硬くなられると情報交換もしにくかろう。さ、椅子にお掛けくだされ」

「ありがとうございます、ではお言葉に甘えて」

 

 若干ふらつきながら石壁が南雲の対面に座る。

 

「さて、石壁提督のご用向きはだいたいわかるが……先に色々とお伺いしても宜しいかな?」

「はい」

「ではまず基本的な所から」

 

 南雲はそういって手元の資料に目を落とす。

 

「大本営に確認もとったが、石壁提督は二か月前にショートランド泊地の総司令長官として赴任し、その後泊地が陥落して戦死した事になっている。だが、実際はずっとあの島で戦い続けて居た。これに相違はないのであろうか」

 

 南雲は冗談としか思えない手元の資料の内容を先に確認することにしたらしい。

 

「はい、泊地に赴任したその晩に深海棲艦達が襲い掛かってきまして……山岳部に撤退し、戦い続けておりました」

「航空写真であの戦いを撮影させてもらったが、あの様な大規模な要塞はどの記録を辿っても作成された記録などなかったのだが?」

 

 それが一番気になった点、いつの間にあんな要塞を作ったのか。最前線の泊地の総司令官である自分でさえ知らなかったのだ、その不信感はいかばかりか。

 

 南雲は笑顔で応対しながらも、石壁の一挙手一投足を見逃さない様に観察する。相手が嘘をついているかどうか、本当の事を言っているかどうかを見定めようとしているのだ。それぐらいの観察眼と腹芸ができねばこの基地の司令官など務まらない。

 

(大本営に問あわせた所で知らぬ存ぜぬを繰り返されるのみ、秘密主義も大概にしろよ。いったいどれだけ支援をうけてーー)

 

「ええ、頑張って作りました」

「は?」

 

 そしてその不信感は、予想外過ぎる言葉で霧散する。

 

「二ヶ月前に泊地が陥落してから、山の中に逃げこんで皆でゼロから作ったんです。あの要塞」

 

 南雲は石壁の言葉に「なにいってんだこいつ」という顔をする。

 

「あの規模の大要塞を?冗談であろう?」

 

「いえ、嘘ではありません。あきつ丸に座上していた陸軍妖精の皆さんと協力して本当にゼロから作ったんですよ。信じていただけないなら後で要塞建造の計画書から進捗状況の記録まで何から何まで全てお見せ致します」

 

 石壁はまったく気負いせずに真っ直ぐに南雲を見つめながら言った。南雲の鍛え抜かれた観察眼をもってしても、石壁が嘘を言っている様には見えなかった。

 

(冗談だろう?いや、でも……)

 

 南雲は困惑と混乱で若干顔を引きつらせながら、言葉を続ける。

 

「可能なら、見せていただきたい」

「では後で記録をお持ちしましょう」

「ありがとう、次の質問だが……ショートランド泊地には何名の提督がおったのだ?やはり、相当数の提督が立て篭もっておったのであろう?」

「二人ですね」

「……二人?」

「ええ、二人です」

「君を抜いて?」

「いいえ、僕を含めて」

「逃げ出したのか?」

「いえ、徹頭徹尾僕ともう一人だけでしたが」

 

「「……」」

 

 南雲が眩暈を堪える様に目元を軽く揉む。

 

「……艦娘は?」

「鳳翔さんと、明石と、間宮さんと、あきつ丸、あとまるゆが数十人です」

「まるゆ多くね?」

「提督、素が出ております」

 

 加賀の指摘に南雲は正気に戻る。

 

「あ、いや、大淀はどうした?」

「大本営所属の大淀は一度も泊地にやってきてませんね。初日に泊地へやってきた直後にブイン基地の連中が即座に撤退したことからも、最初から見捨てる予定で大淀の派遣予定がなかったんじゃないでしょうか」

「間宮と明石は派遣しておいてか……?そんな馬鹿な事があるのか、彼女達は戦略級の重要艦娘だぞ?」

 

 常識的に考えてありえない話に、訝しげな顔をする南雲。石壁は以前の鈴谷達と同じ反応に苦笑しながら続ける。

 

「彼女達は僕の初期艦達ですので、最初から一緒にいましたからね。大本営からの派遣ではないです」

「「……はっ?」」

 

 思わず目が点になる南雲と加賀。

 

「……間宮と明石が、君の初期艦?」

「厳密には鳳翔さんも含めた三名ですが」

「大本営は軽空母と給糧艦と工作艦を扱える提督を、最前線に置き去りにしたのか?」 

「はい」

「「……」」

 

 しばし沈黙が部屋を包む。目の前の提督が言っていることに一切嘘がないということがわかる南雲は、引きつった笑みで乾いた笑いを漏らした。

 

「はっはっはっは……大本営頭おかしいんじゃないか?」

「南雲提督、本音、本音」

 

 死んだ目をした南雲の危ない本音を、加賀が止める。大本営の頭のおかしさについては石壁も心底同意をしたかったが、曖昧に笑ってごまかす。

 

「戦闘中の写真をみるかぎり、複数名の艦娘を確認できるが。たった一日で艦娘建造の力を含んだ泊地機能を全て山に移せるとは思えないのだが」

「ええ、移せたのは、間宮由来の物資はそのまますべて、明石由来のドック機能、工廠の機能の一部のみです」

「一部というと具体的には?」

「12㎝単装砲、12.7cm連装砲、三連魚雷だけしか作れませんでした。途中で20cm連装砲は作れるようになりましたけど」

「……艦娘の建造は」

「まったくできませんでした」

「おお……もう……」

 

 言葉も出ないとばかりに、南雲の目がどんどん死んでいく。

 

「そんな状況で……どうやって艦娘を増やしたのかね?」

「ゲリラ戦で深海棲艦を暗殺して死体から作りました」

「え」

「具体的に言うと、落とされた泊地を根城にして南方棲戦鬼の艦隊が常駐していましたので、夜中に気付かれないよう忍び込んで少しずつ少しずつ敵を暗殺して死体を持ち帰ってました」

「なにそれ怖い、フ〇レデターみたい」

「提督、口調、あと隠せてません」

 

 その瞬間、思わず聞き逃したとんでもない単語に南雲がハッとしたように叫んだ。

 

「って、南方棲戦鬼だと!?そんなバケモノがあの戦場に居たのか!?」

「はい、南方海域の方面軍を率いて泊地に押し寄せた様です」

「あの恐ろしい深海棲艦の数も納得だ……南方棲戦鬼は深海棲艦の南方方面軍の最高司令官だと考えられている。よくも撃退できたものだ」

「ええ、奴を討ち取るのは本当に大変でした。冗談抜きで死にかけました」

「そりゃそうだろう。奴を討ち取るなんて生半可な戦力では……ん?討ち取る……討ち取るぅ!??」

 

 ギョッと目を見開いて南雲が顔を上げる。

 

「討ち取ったのか!?奴を!?南方棲戦鬼を!?」

 

 思わず立ち上がった南雲を誰が責められようか。南方棲戦鬼という存在は、ラバウル基地の総力をもってしてすら泊地を防衛するので精一杯になる程の、超弩級のバケモノなのである。長い間最前線で戦い続けてきた南雲たちにとってすれば怨敵中の怨敵、恐怖と畏怖の象徴であった。

 

 その南方棲戦鬼が、目の前の己の半分程の齢の提督に討伐されたというのだ。もう驚きすぎて取り繕う事すら出来なかった。

 

「ええ、討ち取りました。この傷は全部その時の戦いのものです」

「なんと……」

 

 石壁の凄惨すぎる体の傷跡が、戦いの激しさを物語っており、石壁の言葉に説得力をもたせていた。

 

(確かに……あの戦い以降、毎日の様にウチへ襲いかかってきた筈の深海棲艦の襲撃がぷっつり途絶えている……本当に南方棲戦鬼が討ち取られたというのか……この青年に……?)

 

 次々飛び出す衝撃的すぎる事態に、南雲の頭は沸騰していた。

 

「も、もっと詳しくおしえてくれないか?」

「はい」

 

 ***

 

 それからも出るわ出るわ、石壁達のあんまりにもあんまりな泊地運営の泥臭さと悲惨さ、それを跳ね返し続けてきたタフネスに過ぎる泊地の皆の話を一通り聞いた後、南雲は噛み締める様に呟いた。

 

「……苦労、したんだなあ」

「……はい」

 

 石壁の目の濁り具合が、彼の被ってきた苦労の度合いを雄弁に語っていた。南雲はあまりに不憫に思ったため、できるだけ石壁にやさしくしてあげようと心に誓った……が、その誓いは一瞬で破られる事になる。

 

 その瞬間、鎮守府にお昼のラッパが響いたのだ。

 

<パパパパパウワードドン

 

 それを聞いた南雲はもう少し親睦を深めようと、石壁を食事に誘おうとした。

 

「ああ、ちょうど昼飯時か……折角だし一緒に昼食でも……って、ん?」

 

 ラッパが鳴り響いた直後から、鎮守府の様子がおかしくなった。何やら怒号と騒音が響きだす。ただ事ではない事態が発生しているらしい

 

「な、何事だ?」

「まさか……敵襲?」

 

「南雲提督ーー!大変ですーー!!

 

 

 南雲と加賀がそう呟いた瞬間、部屋の扉がノックもなしに開かれ、赤城が飛び込んでくる。

 

「ど、どうした赤城?」

「ショートランド泊地の艦娘達と、ラバウル基地の艦娘達が大喧嘩を始めました!!食堂は大混乱です!!」

「「「ファッ!?」」」

 

 石壁、南雲、加賀の声が揃った。

 

 

 ***

 

「くたばれええ!!」

「こんちくしょおおお!!」

「痛っ!?顔はやめてよ顔は!!」

「そっちこそ髪ひっぱらないでよ!」

「ハッ!!」

「うわぁ!グエッ!?」

「ちょ!?この鳳翔さん強すぎ!?飛龍が投げられた!?」

「衛生兵ーーー!」

 

 なんということをしでかしてくれたのでしょう。あの和気あいあいとした食堂が一瞬で殺伐とした戦場へと早変わりしました。本気になった女性、それも艦娘同士の殴り合いの激しさは凄まじく、あっという間に食堂の窓は砕け散り、壁に穴があき、机と椅子が空中を飛び交う地獄絵図の出来上がりです。匠の腕がひかっておりますね。

 

 止めようとした周囲の艦娘も巻き込んで喧嘩の規模は時間と共に増大し、遂には100名近い艦娘が入り乱れての大喧嘩になる。もうだれが敵だか味方だかわからないその喧嘩の盛大さは、女三人よれば姦しいとかそんな次元ではない。

 

「いい加減にしろおおおおおおおおおお!!!」

「うわぁ!?」

「冷た!?」

「なに!?」

 

 その瞬間、食堂に模擬戦用のペイント弾の雨が降り注ぎ、轟音と共に建物が倒壊、全員が色とりどりのペンキまみれになってようやく喧嘩が止まった。

 

「貴様達揃いも揃って何をしている!?よその鎮守府の艦娘とこんな大喧嘩をして恥ずかしいと思わないのか!!提督達の顔を潰しているのは貴様達全員だ!!恥をしれ!!」

 

 長門の喝破と、ペンキの雨で頭が冷えた一同は、そこでようやく停止した。

 

「幸い風呂場は空いている!総員風呂に入ってそのペンキを落とせ!駆け足!!」

 

「「「「「……はい」」」」」 

 

 二つの泊地の面々が、全員意気消沈して風呂場へ向かう。後には崩壊した食堂を前に呆然とする石壁達だけが残された。

 

「……お、オゲェエエエエエエ!?」

 

「「!?」」

 

 目の前の惨劇に胃痛が限界値を超えた石壁が、胃酸を吐いて気絶する。さしもの南方棲戦鬼性の胃壁も、ストレス耐性だけはなかったらしい。

 

「い、医者!医者を早く!」

「はい!」

 

 かくして、石壁のお隣さんへの初訪問は、大惨事を引き起こしたのであった。

 





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