艦これ戦記 -ソロモンの石壁-   作:鉄血☆宰相

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(伝説の某スレとは一切関係)ないです


幕間 明石「出来ましたよ提督!零式高感度測定器です!」石壁「!?」

 

 姉を名乗る不審者が一人から二人に増えた翌日の事であった。

 

「出来ましたよ提督!零式高感度測定機です!」

「!?」

 

 唐突にどこぞのSSみたいな(嫌な予感しかしない)言葉を吐きながら室内に入ってくる明石(山城の妹にされた石壁の姉二号)。思考の停止した石壁は残った左腕で湯飲みを持った体勢のまま固まった。

 

「何その唐突な発明品……というか、よく分からないけど……その名前にめっちゃくちゃ寒気がするんだけど???」

 

 心底嫌な予感がするのを堪えてそう問うと、明石は我が意を得たりと言いたげに豊満な胸を張る。

 

「これは過去のデータから推定する事しか出来なかった、艦娘達の能力を可視化する機械です。わざわざ艤装を起動せずとも能力を具体的に計測出来る優れものなんですよ!」

「へえ?話だけ聞くと普通に良い発明じゃん……●カウター的な感じ?」

「ス●ウターではありませんよ!零式高感度測定器です!」

 

 身構えて損したと言いたげにお茶を啜り直す石壁の前に、どう見ても体重計にしか見えない装置を引っ張ってくる明石。

 

「さあ!記念すべき第一号はどうぞ提督が使って下さい!」

「は?」

 

 何言ってんだコイツみたいな目を明石に向ける石壁。明石はふふんと胸を張り説明する。

 

「この機械は人間でもきちんと計測することが出来ますからね。体重とか内臓脂肪とか、提督力とか」

「見た目通り体重計じゃん……ていうか提督力ってなに??やっぱりスカ●ターだよねこれ??」

「もう!細かい事は良いんですよ!早く乗ってください!」

 

 石壁は心底乗りたくないとは思ったが、メカの顔(マッドサイエンティストフェイス)になった明石を前にして嫌だとも言えず、諦めて記念すべき一人目の犠牲者……もとい試験者になるのであった。

 

「じゃあこの機械に乗れば良いんだね……?」

「ええ!ささ、どうぞどうぞ!」

 

 明石の輝く笑顔に押されて、石壁が恐る恐る体重計らしき発明に乗る。するとすぐさま計測が始まったのか、機械がピピピピッっという電子音を奏で始めた。

 

「さーて、提督の体重は……きゅ…90000…!? 100000……110000………バ……バカな……まさか……ま……まだ上昇している………!」

「ねえ、何で聞いたことの無い桁になってんの??設定間違ってない??」

「じゅ……120000……130000…………140000………ま……ま……まだあがっていく……!!! そ……そんな……ッ!?」

 

 やがて計測器が測定限界に達したのか、ピピピピッ!っと警告音を発した後、ボボンッ!!っと煙を吹いて停止した。

 

「……」

「……」

 

 言いようのない空気が室内を包む。

 

「えーっと……提督の排水量は14万トンオーバーとしか分からなかったです、はい」

「まてや」

 

 目を泳がせる明石の肩を掴む石壁。

 

「14万トンてなんだよ!!大和型より重いじゃねえか!」

「えええ!?そ、そんな事言われてもわかりませんよ!むしろどうして提督が艦娘側の基準で判定されるんです!?おかしいでしょ!?実は女の子だったんですか!?銀髪オッドアイな上に実は女の子でしたとか属性盛れば良いってもんじゃないですよ!?」

「ふざけんな僕は男だ!!一度たりともTSしてねえよ!」

「もしかしてホモ(サピエンスではないの)では!?」

「なんだぁ……てめぇ……」

 

 ギャアギャアと言い合う間にも、煙の噴いた部分をテキパキと修理する明石。数分の内に機械は元通りになった。

 

「出来ましたよ提督!零式高感度測定器改型type-secondです!」

「typeと型で意味被ってるからどっちかに統一しろよ!……ていうかまだやるのか」

「当然です!今度は提督力いってみましょう!」

「だから提督力ってなんなんだよ……」

 

 もうどうにでもなーれ。そう思いながら、もう一度測定器に乗る石壁。

 

「さーて、提督の提督力は……きゅ…90000…!? 100000……110000………バ……バカな……まさか……ま……まだ上昇している………!」

「ねえ、何が上がってるの??提督力って具体的に何を指してるの???」

「じゅ……120000……130000…………140000………ま……ま……まだあがっていく……!!! そ……そんな……160000……ッ!?」

「ていうかまた計測器がなんかやばい音だして焦げ臭いんだけど?????天丼はやめーー」

 

 やがて計測器が測定限界に達したのか、ピピピピッ!っと警告音を発した後、ボボボボン!!!と爆発して停止した。

 

「きゃあ!?」

「うおがっ!?」

 

 メーターはバラバラに破砕され、飛散する破片が至近距離の石壁に散弾の様に直撃する。地味に痛い。

 

「ああ!?私のスカウ●ーが!!」

「やっぱりスカウタ●だったんじゃないか!!ていうか、え!?なんなの!?何が起こったの!?」

 

 石壁が目の前で発生した惨劇に戦々恐々としていると、明石は半泣きになりながら説明する。

 

「グスッ……これは、提督の身体能力とかを艦娘に当てはめて計測する機械なんですけど……提督力っていうのは馬力の事でして」

「意外と普通に力だった件……え、馬力……馬力!?」

「ええ、壊れちゃいましたけど大体20万オーバーは固いですね……」

「20万馬力ってなに??鉄腕アト●二人分なんだけど??」

「実際はそれ以上ですから3人分でも可笑しくないですね!」

「いやおかしいから!一人分でも十分可笑しいから!!」

 

 石壁のツッコミに明石はあはははと引き攣った笑いを浮かべて誤魔化す。 

 

「ていうかコレ壊れてたんじゃないのか!?」

「石壁提督!私は技術屋の誇りにかけて完璧に仕上げましたよ!明石の力を信じてください!」

「ここでそのカッコいいセリフは聞きたくなかったなぁ……」

 

 石壁はため息を吐くと、爆死した機械に死んだ目を向ける。

 

「……よくよく考えたら、僕は南方棲戦鬼の内臓が入ってるから……深海棲艦の臓器が原因で計器が狂ったんじゃないか?」

「ハ……ッ」

 

 それを考慮に入れていなかったという顔で明石は手を叩く。

 

「なるほど!では今度は深海棲艦でも測れる装置を作らないといけませんね!早速捕虜の深海棲艦をかいぼ……」

「やめろ!!はいやめやめこの話はこれで終わり!方面軍最高司令官権限で今後この装置は開発禁止だ!!中止だ中止!!この機械はボッシュートでフィニッシュ!!!!」

「ああ!?そんなあ!?」

 

 ガラクタになった体重計モドキを明石から没収した石壁は、明石を部屋から追い出したのであった。

 

「はぁ……普段は本当に頼りになる良い技術者なんだけど……スイッチが入るとああなるのは……もうちょっとこう、どうにかならないもんかな」

 

 石壁はそうため息を吐くと、仕事に戻ったのであった。

 

 

 

 

 

~おまけ~

 

 

これが銀髪オッドアイチートオリ主 石壁堅持の全てだ!

 

石壁Hair:オリ主の証銀髪だ!正直恥ずかしいから黒染しようか迷っているぞ!

 

石壁Eye:オリ主の証2、オッドアイだ!数十キロ先まで望遠できる優れもの!でも背丈が低いから水平線(大体数キロ先)までしか見えないので正直あんまり意味はないぞ!しかも左右で視力が違うから油断すると視界がズレて酔っちゃうぞ!

 

石壁Stomach:滅茶苦茶頑丈で腐った肉でも消化できる最強胃袋だ!ストレス耐性が皆無でしょっちゅうレンコンみたいになって南方棲戦鬼が夜なべして塞いでるぞ!

 

石壁Weight:排水量145600トン!大和型戦艦二隻分の排水量だ!特に意味は無いぞ!

 

石壁Power:艤装展開時は300000馬力!大和型戦艦二隻分の馬力だ!使いどころは一切無いぞ!その上戦艦棲姫の艤装がもう存在しないから実質的に無意味だ!

 

石壁Defense:艤装展開時は大和型戦艦二隻分の装甲!軍用高性能爆薬で爆破された位じゃ死なないぞ!でも艤装が無いから深海棲艦製の砲弾で砲撃されたら普通に死ぬぞ!

 

石壁Innards:おや?なんぽうせいせんきのようすが??

 

 

石壁の肉体関係

鳳翔:魂を共有している。どちらかが死ぬとつられて死ぬ。

 

武蔵:魂が混ざっている。どちらかが死ぬとつられて死ぬ。

 

??:体を共有している。どちらかが死ぬとつられて死ぬ。

 

 

 

 

 




感想欄であった質問
Q修復材で腕生えるんじゃね?
A可能性はあるけど失敗したら反動で石壁が死ぬので無理っす
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