マクロス Infinity Rumble   作:天羽々矢

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OP:DAYBLAKE'S BELL/L'Arc~en~Ciel


STAGE9 開戦

ジンが撃墜されたという報告から1日が経とうとしていた。

 

あの後トシキはエイカに自分を軍に入れろと、父であるジンの仇を討たせろと詰め寄ったがエイカは良しとしない。実はジンとの別れ際に約束していた。

 

「もしトシキが私の仇を討とうと軍に入ろうとしても、それは止めてくれ」

 

ジンは軍に入り、今では多数の部下に慕われているがその前までは後悔や挫折を繰り返してきた。

トシキには同じようになって欲しくないと思いこの言葉をエイカに遺していた。

 

その言葉を聞き、トシキは自分が何をすればいいのか分からなくなってきた。

いままでジンの背中を追い訓練を重ねてきた、その目標がなくなってしまったのだ。

その失意を、バイトや訓練で紛らわそうとしたができなかった。

 

今日もトシキはハイドシティに来ていた。今回はハイデマリー達も共にいる。

しかし同行している3人とも、失意に沈むトシキを見ていられなかった。

 

「・・・皆さん、私はどうすればいいでしょうか・・・」

 

「アリスさん・・・」

 

「私、今のマスターをこれ以上見ていられません・・・今にも壊れそうで・・・」

 

震える声でアリスが言う。

その言葉の通り今のトシキはステンドグラスのような触れたら粉々になりそうなほど繊細な物。

どんな言葉をかけていいのか分からなかった。

 

「・・・ダメですね私。マスターから色んなものをもらってるのに、私は何もお返しができなくて・・・」

 

「そんな事はないと思いますよ」

 

アリスの自虐とも取れそうな言葉にシズカが帰す。

そのまま言葉を続けようと口を開きかけた時だった。

 

突如ビルのモニターにノイズがかかり始める。

市民はモニターの故障かと疑うが、そうでない事はすぐに証明される。

モニターに黒いマントを羽織った黒髪の青年の姿が映しだされる。

 

「全銀河の新統合政府に告げる!私は新生マクロス・ブリタニア軍総統。ルルーシュ・ランペルージである」

 

「ブリタニア!?第18船団マクロス・ブリタニアの・・・!?」

 

青年、ルルーシュの言葉にハイデマリーとシズカが驚愕する。

13年前、反乱を企てていたと報告され新統合軍が内部紛争という名目で粛清を行った船団だ。

しかし何名かが逃亡に成功し反撃の機会をうかがっていたのだ。

 

「大儀もなく同胞を葬った新統合軍から、手始めに惑星エリュシオンを解放した!」

 

「エリュシオン・・・!」

 

「どうしたんだ!?!何が!?」

 

「・・・エリュシオン、私達が先の任務で向かった惑星です・・・」

 

「っ!!」

 

ハイデマリーの言葉にトシキは理解し、画面に映るルルーシュを憎々しげに見つめる。

 

「こいつらが・・・オヤジを・・・!!」

 

「そして我等新生マクロス・ブリタニアは、ここに統合政府に対し宣戦を布告する!!」

 

 

 

 

 

 

 

「凄い騒ぎになってるよ、ルルーシュ?」

 

「当然だろう。自分達が潰したと思っていた反乱分子が生き残り、ましてや宣戦布告なんてしたんだ」

 

応接室のような部屋で2人の人物が話している。

1人は先ほど新統合政府に宣戦布告をした黒髪の青年ルルーシュ。

もう1人は茶髪の青年、ルルーシュの友人であり新生マクロス・ブリタニア軍佐官の〝枢木 スザク〟だ。

 

「ここまでやったんだ、もう止まれないよ?」

 

「そのつもりはないさ。そうでなければ・・・」

 

「2人を・・・ユフィとナナリーを幽閉なんてしなかっただろ?」

 

2人の会話に、新たに部屋に入った低身長のシアンカラーの髪の少年が加わる。

 

「・・・そうだな。これから俺達は銀河に戦争を仕掛けるんだ」

 

「「イェス、ユア ハイネス」」

 

ルルーシュの言葉にスザクともう1人が答える。

ふとルルーシュがシアンカラーの少年の方を向く。

 

「お前の力はスザクも認めている。期待させてもらうぞ・・・ナオト」

 

「ありがと、ルルーシュ」

 

ルルーシュの期待の言葉にシアンカラーの少年・・・黒江 直人が返答する。




ED:Waiting for the rain/坂本 真綾

いよいよ本格的なクロスオーバーですね。
キャラもおさらいしないといけませんので、ここから先はペースも遅くなるかもしれませんのでご了承ください。
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