インフィニット・エグゼイド~意志を継ぐ医者~   作:ルオン

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お待たせいたしました‼

今回は短めで、あの2人が戻ってきた理由が明らかになります。

それでは本編スタートです‼


Stage41:事情と帰省

楯無からの報告を聞いた英志たちは、すぐに永流たちに知らせた。

英志たちから話を聞いた永流は、英志たちと共に理事長室へ向かっていた。

 

「しっかし、なんであの2人戻ってきてんだよ英志⁉」

 

「俺にも分からない‼そんな報告はあがってきてない‼」

 

「とにかく、理事長に確認するしかない‼」

 

「何だか嫌な予感しかしないわね」

 

「ああ‼」

 

永流たちはそう話ながら理事長室に向かう。

しばらくして、永流たちは理事長室の前に着き、扉をノックした。

 

―コンコン―

 

『誰ですか?』

 

「宝生です‼お聞きしたいことがあります‼」

 

『…………どうぞ……お入りください』

 

「失礼します‼」

 

十蔵から許可を貰った永流たちは、理事長室の扉を開いた。

中へと入ると、理事長である十蔵と、英志の父親である進ノ介がいた。

 

「父さん⁉」

 

「「「進ノ介さん⁉」」」

 

「「「「おじさま⁉」」」」

 

「よぉみんな、久しぶりだな」

 

「あの、どちら様でしょうか?」

 

「おっと、代表候補生の皆は始めてだったな。俺の名は泊 進ノ介。そこにいる英志の父親で、警察官だ。よろしくな」

 

「「「よ、よろしくお願いします」」」

 

「それにしても、アンちゃん、久しぶりだな」

 

「お、お久しぶりですおじさま。ではなく」

 

「どういうことなんだ父さん⁉何故織斑一夏と篠ノ之箒が釈放されてるんだ⁉」

 

そう言って、進ノ介に詰め寄る英志。

 

「落ちつけ…………と言っても、無理か。今から説明する」

 

そう言った進ノ介は、自身から英志を離し、説明を始めた。

 

 

 

 

 

 

―数時間前―

 

「いや~、お久しぶりですね~泊ちゃん♪クリムちゃん♪」

 

「お久しぶりです、本願寺副総監‼」

 

『久しぶりだね本願寺♪』

 

進ノ介は、かつての仲間である沢田 りんなのおかげで完成した【コア・ドライビア】の制御装置のおかげでこちら側に残ることができたクリムと共に、かつての仲間で警視庁副総監となった仮面ライダー純こと本願寺 純(ほんがんじ じゅん)に呼ばれて、副総監室へと来ていた。

 

「今日は2人に…………特に泊ちゃんに悲しい知らせがあるんです」

 

「悲しい知らせ?」

 

「実は、先日逮捕した織斑一夏と篠ノ之箒ですが…………釈放することになりました」

 

「なっ⁉なんですって⁉」

 

『釈放だと⁉』

 

本願寺の話を聞いて、驚きを隠せない進ノ介と、進ノ介から話を聞いていたクリム。

すると進ノ介は、本願寺に詰め寄った。

 

「何故なんですか副総監‼彼らは未成年ではありますが、れっきとした犯罪者です‼罪を償うまでは、出すことは許されません‼」

 

『進ノ介の言う通りだ本願寺‼彼らはちゃんと反省をしてないどころか、自分達たちは悪くないと言ってるのだぞ‼何故そんな2人を、釈放しないといけないんだ⁉』

 

「泊ちゃんとクリムちゃんの気持ちは、痛いほど分かります。私だって同じ気持ちです」

 

「だったら何故ですか⁉」

 

「…………市民を守るためです」

 

「『市民を…………守る?』」

 

本願寺の言っている言葉の意味が、理解できない進ノ介とクリム。

 

「実は、総監にIS委員会から連絡がきたんですよ。内容は『織斑一夏と篠ノ之箒を釈放しろ』とね」

 

「まさか、それに従って釈放することに⁉」

 

「いえ、総監は即答で断りました。『犯罪を犯し、罪を償っていない者を釈放する訳にはいかない』とね」

 

『なら何故、釈放することになったんだい?』

 

「それは…………IS委員会が、脅しともとれる発言をしてきたんです」

 

「脅しともとれる発言?」

 

「話の内容はこうでした。『実は今から、飛行と射撃の訓練を街中で行おうと思っているんです。勿論許可は政府から貰ってますよ。ただ、新人たちなので、もしかしたら、市民の方に当たるかもしれませんので、その際はお許しください』と」

 

『なんだねそれは⁉完全に脅しじゃないか‼』

 

「…………いや、“まだ”脅しになってないよベルトさん」

 

IS委員会との会話の内容を聞いて怒り、脅しだと言うクリムを、進ノ介が否定した。

 

『何故だ進ノ介⁉間違いなく脅しだろ⁉』

 

「ああ……間違いなく脅しだ。相手も脅す気で言ってるのは間違いない。だけど、委員会は『市民に当てる』ではなく、『市民に当たるかもしれません』と言ったんだ。これでは、脅しとはならない」

 

『ッ⁉…………そうか』

 

「そう、泊ちゃんの言う通り。その段階では脅しにはなりません。それを理解していた総監は、市民を守るため、苦渋の決断で、織斑一夏と篠ノ之箒を釈放することにしたんです」

 

「そう…………だったんですね」

 

話を聞いて、顔を俯かせる進ノ介。

 

「泊ちゃん、辛いのは承知の上で頼みます。班の何人かを連れて、織斑一夏と篠ノ之箒をIS学園へ送り届けてください」

 

「…………分かりました」

 

「お願いします。それと、英志くんには」

 

「英志には、俺から伝えます」

 

「分かりました。それとクリムちゃん、ちょっと残ってもらえますか?大事な話があります」

 

『分かった』

 

「じゃあベルトさん、あの2人をIS学園に届けたら、迎えに来るから」

 

『ああ。気をつけるんだよ?』

 

「おう」

 

進ノ介はそう言って、部屋を出ていき、班の何人かを連れて、織斑一夏と篠ノ之箒をIS学園へと連れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

―現在―

 

「と、いうことがあって、織斑一夏と篠ノ之箒を、釈放することになったんだ」

 

『『『『『………………』』』』』

 

進ノ介の話を聞いて、悔しい表情を浮かべ、何も言えない永流たち。

その中で1人、紘助が床に拳をぶつけた。

 

「クソったれ‼まんま脅しじゃねぇか‼人の役割り利用しやがって‼」

 

「紘助…………」

 

「今まで、色んな女尊男卑に染まった人や、人間をやめたようなゲスな人間を見てきたけど、ここまで酷いのは、見たことがない」

 

「猛の言う通りよ。まだショッカーや財団の方がマシよ」

 

「何故……そんな酷いことを」

 

「皆の気持ちは分かる。だが分かってくれ。俺たち警察官にとって、一番大切なのは、市民の平和を守ることなんだ。分かるよな英志?」

 

「分かってる…………分かってる……けど‼親友の永流や、放送室にいた人たちの命を、危険にさらしたあの2人を釈放するなんて…………やっぱり納得できない‼」

 

「英志さん…………」

 

納得できないと言って、拳を強く握る英志。

その英志の手を、アンが優しく包む。

そんな中、先程まで黙っていた恋が、口を開いた。

 

「この際、なってしまったものは仕方がないわ。でも理事長、今後のことはどう考えてますか?」

 

「今後とは?」

 

「クラスのことです。被害者である永流と、加害者である織斑一夏を一緒にするのは、どうかと思います」

 

「恋の言う通りです。あの馬夏と永流は一緒にしちゃいけないと思います」

 

「私も、鈴さんに賛成ですわ。織斑さんの性格を考えると、永流さんに難癖をつけてくると思いますわ」

 

「そのことについては、私の方で考えがあります。それを実行するのは、ゴールデンウィークあけになりますが」

 

「それまでは、どうするのですか?」

 

「懲罰室で、ゴールデンウィークになるまで過ごしてもらいます。それでよろしいですか?宝生先生?」

 

「それで大丈夫です。では、俺たちは失礼します」

 

そう言って永流は、恋たちと共に理事長室を出ていった。

そして英志は、アンを連れて自身の家へと連れていった。

 

 

 

 

 

 

―数週間後―

 

「え~、明日からゴールデンウィークとなり、5日間休みとなりますが、皆さん予習、復習を忘れないようにしてくださいね♪」

 

『『『『『はーい♪』』』』』

 

織斑と篠ノ之が釈放されてから数週間、2人は理事長が言った通り、懲罰室で過ごしており、永流たちはつかの間の平和を楽しんでいた。

そして今日、ゴールデンウィーク前最後のHRを受けていた。

 

「あんまり羽目を外しすぎず、規則正しい生活を送れよ」

 

『『『『『はい‼』』』』』

 

「では…………解散‼」

 

千冬の言葉で、生徒たちは教室を後にした。

実家に帰省する生徒はモノレールや、迎えの車に乗って帰って行く。

永流も、亜夢とマドカと共に帰るため、寮から荷物を持って校門に向かっていた。

校門に着くと、亜夢とマドカだけでなく、猛たち幼馴染み組と、セシリアたち代表候補生組がいた。

 

「皆も帰省するんだ」

 

「ああ。俺はおやっさんのとこに」

 

「俺は、アンと母さんが待つ家へ」

 

「私と紘助は、沢芽市にある叔母夫婦の家に」

 

「私はイギリスへ」

 

「私はアメリカに」

 

「あたしは母さんが待つ中国にね」

 

「皆、体には気をつけてね。怪我したら、俺がすぐに駆けつけるから」

 

『『『『『おう(はい/ええ)‼』』』』』

 

永流の言葉に返事した英志を除くメンバーは帰っていき、永流たちは英志のクルマに乗って家へと向かっていった。

 

そして数十分後、永流たちは宝生家の前に着いた。

 

「ありがとう英志。送ってくれて」

 

「気にしないで。それじゃあ3人とも、またね」

 

「ありがとう英志お兄ちゃん♪」

 

「ありがとうございました」

 

永流たちは英志と別れ、宝生家の扉の前に行く。

そして永流は、扉を開けて亜夢とマドカと共に言った。

 

「「「ただいま‼」」」

 

「「「おかえり‼」」」

 

暖かく出迎えてくれた明日那たち。

永流たちは中へと入り、明日那たちと楽しく過ごした。

 

to be next stage




今回はここまでです‼

次回は永流が不思議な夢を見て、ある物である所へと行きます。

次回も是非読んでください‼
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