今回は朔也たちと会話をし、永流たちの前にあの人とある2人が現れます。
それでは本編スタートです‼
巧たちが戦っていたその頃、永流たちは、始の仲間である朔也と睦月と話をしていた。
「まさか、お前たち2人も、この世界に来ているとはな」
「相川、ここはどこなんだ?変な穴のような物に吸い込まれたと思ったら、森ばかりのところにいた」
「それに、後ろの人たちは?」
「ここがどこなのかは、俺にも分からない。後ろの彼らは、俺たちと同じ仮面ライダーと、スーパー戦隊だ」
「ライダーに戦隊⁉」
「どういうことだ相川⁉」
「それについて、今から説明する」
そう言った始は、2人を小屋の中へと入れ、剣崎のことを抜いて説明を始めた。
「なるほど、俺たちだけじゃなく、君たちも変な穴に吸い込まれたんだな」
「そうなんです」
「なら早く、黒幕を倒さないといけませんね。橘さん」
「そうだな、睦月」
「そう簡単に、行くとは思えんがな」
「えっ?」
やる気を出す朔也と睦月に口刺しする戒斗。
その戒斗に、全員の視線が向けられる。
「どういう意味だ?」
「今回の事件、恐らく裏で手を引いているのは間違いなくショッカーだ。だが、奴等の元には、貴様らでは倒せない相手がいる」
「倒せない相手?」
「貴様らの仲間…………仮面ライダーブレイド、剣崎一真が、奴等側にいる」
「「なっ⁉」」
戒斗から話を聞いた2人は、驚きを隠しきれなかった。
「剣崎さんが…………ショッカーに…………」
「相川…………本当なのか?剣崎が…………あいつが……ショッカー側だというのは…………」
「…………本当だ」
「ッ⁉…………そうか………………クソッ‼」
始の返答を聞いた朔也は、怒りをぶつけるように、壁を殴る。
「何故だ…………何故あいつばかりが、過酷な運命をたどらなければいけないんだ‼」
「橘さん…………」
「俺たちには…………何もできないのか⁉」
そう言い、悔しそうな顔をする朔也と睦月。
するとその時
―ドゴォオオオオン―
「ッ⁉なんだ⁉」
突然、外から爆発音が聞こえ、驚く永流たち。
驚いた永流たちは、慌てて外へと出る。
するとそこには
「ッ⁉剣崎⁉」
「剣崎さん⁉」
「剣崎…………」
仮面ライダーブレイドこと、剣崎一真がいた。
そしてその後ろから、猛が変身するホッパー1号に似た、2人のホッパーが出てきた。
「猛が2人⁉」
「ふん‼あんな失敗作と一緒にされるとは、屈辱だな」
「まったくですね」
「テメェら何者だ⁉」
「俺はホッパー2号、ショッカーに生み出された戦士だ」
「同じく、ショッカーに生み出された戦士、ホッパーV3。以後、お見知りおきよ」
そう言って、自分たちの名を名のるホッパー2号とホッパーV3。
そのホッパーたちに、朔也が質問した。
「貴様ら、剣崎に何をした⁉」
「なぁに、ただ奴の闘争本能を刺激して、特定の奴にぶつけるようにしただけさ」
「なんだと⁉」
「貴様ら…………絶対に許さん‼」
そう言った朔也は、自身のベルト【ギャレンバックル】を取り出し、【チェンジスタッグ】をいれて腰に装着する。
朔也に続いて、睦月も自身のベルト【レンゲルバックル】を取り出し、【チェンジスパイダー】をいれて腰に装着する。
始も、自身のベルト【カリスラウザー】を腰に装着し、【チェンジマンティス】を構える。
「剣崎を解放してもらうぞ‼変身‼」
《Turn up》
「剣崎さんは、俺たちの大切な仲間だ‼変身‼」
《Open up》
「友を……仲間を返してもらう‼変身‼」
《Change》
朔也は、ベルトから【オリハルコンエレメント】と呼ばれる壁が放出され、それをくぐる。
睦月も、同じようにベルトから放出された【スピリチアエレメント】をぐぐる
くぐり抜けた2人は、ダイヤのカードを使う戦士【仮面ライダーギャレン】に朔也が、クラブのカードを使う戦士【仮面ライダーレンゲル】に睦月が変身した。
始は、カリスラウザーにカードをラウズしたことにより、ハートのカードを使う戦士【仮面ライダーカリス】へて変身した。
変身した3人は、それぞれの武器を構えて、ホッパーたちに向かっていく。
「残念だが、貴様らの相手は俺たちじゃない」
「ブレイド‼出番ですよ‼」
「うぅ…………ォオオオオオオ‼」
ホッパーに言われた剣崎は、ブレイラウザーを構えて、朔也たちに向かっていき、ギャレンに斬りかかる。
「ハァッ‼」
「ぐあっ⁉」
「橘さん⁉剣崎さん‼やめてください‼」
「剣崎‼」
「オォオオオオ‼」
「「がぁっ⁉」」
睦月と始の声が、剣崎に届くことはなく、2人はブレイラウザーで斬られてしまう。
「まずいなありゃ」
「俺たちも行きましょう‼」
そう言って、ゲーマドライバーを装着し、ガシャットを取り出しながら、始たちの元に向かおうとする。
だが
「おっと‼悪いが」
「あなたの相手は、私たちですよ。仮面ライダーエグゼイド」
ホッパー2号とホッパーV3が、永流の妨害をする。
「2人がかりか…………面白い‼やってやるぜ‼」
《マイティアクションX‼》
「大変身‼」
《ガシャット‼》
《ガッチャーン‼レベルアップ‼》
《マイティジャンプ‼マイティキック‼マイティマイティアクションX‼》
永流はガシャットをドライバーに挿入し、レバーを引いてエグゼイドへと変身すると、ホッパー2号とホッパーV3に向かって駆け出した。
「待て永流‼1人じゃまずい‼」
「悪いが、邪魔はさせないぜ」
―パチン―
ホッパー2号が指を鳴らすと、貴利矢たちの周りに、コックローチが出現した。
「コイツらさっきの⁉」
「ゴキブリ擬き⁉」
「みんな⁉」
コックローチが現れたことに驚いた永流は、ホッパーたちに向かうのをやめ、引き返そうとした。
だが
「ハァッ‼」
「ッ⁉ちぃっ‼」
ホッパーV3の攻撃で妨害されてしまった。
「行かせませんよエグゼイド」
「さぁ……俺たちのゲームを始めようぜ」
「上等だ‼ノーコンティニューでクリアしてやるぜ‼」
そう言った永流は、2体のホッパーと戦いを始めた。
「永流⁉……クソッ‼こうなったら、コイツら早く片づけて、永流に加勢するぞ‼0速‼変身‼」
《爆走バイク‼》
《ガシャット‼》
《ガッチャーン‼レベルアップ‼》
《爆走‼独走‼激走‼暴走‼爆走バイク‼》
「了解‼待ってろよ永流‼変身‼」
《オレンジ‼》
《ロック・オン ソイヤ‼》
《オレンジアームズ‼花見・オン・ステージ‼》
「私たちの親友に手を出したんだから、後悔してもらうわよ‼変身‼」
《レ・ディ・ー》
《フィ・ス・ト・オ・ン》
「耀子……やるぞ。変身」
《バナナ‼》
《ロック・オン カモン‼》
《バナナアームズ‼ナイト・オブ・スピアー‼》
「ええ‼変身‼」
《ピーチエナジー‼》
《ロック・オン》
《ソーダ‼ピーチエナジーアームズ‼》
「永流を助ける‼変身‼」
貴利矢たちは、それぞれのライダーへと変身し、それぞれの武器を構えた。
「ハミィ、俺たちも行くぞ‼」
《シシキュータマ》
「オッキュー‼」
《カメレオンキュータマ》
《セ・イ・ザ・チェンジ》
「「スターチェンジ‼」」
ラッキーとハミィも、キュータマを使用して、シシレッドとカメレオングリーンへと変身し、武器を構えた。
「いいかみんな‼相手は世界を滅ぼすのに生み出された存在だ。気を抜くなよ‼」
「「了解‼」」
「貴様に言われるまでもない‼」
「ええ‼」
「分かった‼」
「「オッキュー‼」」
「よし…………行くぜ‼」
貴利矢たちは、それぞれコックローチに向かっていき、戦いを始めた。
その頃、貴利矢たちから離れた場所に、2人の男女が歩いていた。
「も~‼なんなのここ⁉森しかないじゃん‼」
「仕方ないだろ、森なんだから」
「そうだけどさ~…………ん?」
「どうした?」
「あっちから人の気配がする‼行こ‼」
「ま、待て‼」
人の気配を感じたと言った女性は、その方向へと走っていき、一緒にいた男性も、慌てて追いかけていった。
そして
「……………………」
永夢に永流のことを頼まれた少女が、木の上から、2人の男女を見ていたのであった。
to be next stage
今回はここまでです‼
次回はバトル回‼最後に現れた2人の男女の正体が明らかになります‼
次回も是非読んでください‼