今回は、アリスが永流に説教じみたことをし、永流が壊れかけます。そして、未来の戦士が現れます。
それでは本編スタートです‼
「父さんの知りあい?」
突然目の前に、現れた少女アリス。
「君はいったい…………それにエグゼイドの真の意味を知ってるってどういう意味だ?」
「……………………」
「ちょっと!?聞いてるんだから答えなさいよ‼」
「黙っていろ、尻軽娘」
「し、尻軽ですって!?」
「だってそうだろ?簡単に好きな奴を乗り換えるんだからな」
「あんたね~‼」
「落ちついて鈴‼」
アリスの言葉に怒った鈴は、アリスに襲いかかろうとするが、ユリシアに止められる。
「まったく、こんなことで怒るとはな…………お前もそうだが、最近の奴等は怒りやすいな。まぁ、親の教育が悪いんだろうな」
「なんだと?」
今度は永流が、アリスの言葉を聞いてオルゴンソードを構える。
それを見たアリスはため息をつく。
「怒ったら武器を構える。永夢が見たら悲しむぞ」
「どういう意味だ!?」
「そのままの意味だ。お前は、永夢の意思を継ぐと言いながら、永夢とは正反対の行動をしてる。あいつは、エグゼイドの力を人には向けなかった」
「俺だって人に向けては!?」
「いやお前は向けた。そこの金髪の女2人とあの男にな」
「セシリアとユリシア、織斑に?」
言われた永流は、セシリアとユリシア、織斑にエグゼイドとなって攻撃したかを考える。
だが、心当たりがない。
「分からない…………俺は3人に攻撃など」
「ISだったか?それのバトルで、お前は3人に攻撃しただろ?」
「あ、アレは、ISバトルで、このエグゼイドもISだから」
「だから仕方ないと?笑わせるな。エグゼイドは…………永夢が目指した仮面ライダーは違う。あいつは、人とその人の笑顔を取り戻すために戦った。だがお前はどうだ?お前はエグゼイドを、ただ相手を倒すために使ってる。そんな奴にエグゼイドになる資格も、永夢の息子になる資格もない‼」
「ッ!?」
アリスに言われた永流は、頭に痛みが走る。
そんな永流の様子に、アリスは何の反応をすることなく、話を続ける。
「お前は、恥ずかしくないのか?昔、永夢からエグゼイドがなんなのか聞いたのにも関わらず、エグゼイドをただ戦うだけの存在にして、恥ずかしくないのか?」
「父さんから、エグゼイドがなんなのか聞いた?俺は、父さんにエグゼイドがなんなのか聞いた覚えはないぞ!?」
「現実逃避か?お前は間違いなく聞いている。エグゼイドがなんなのか。どんなライダーなのか。それでも永夢に言われたことないと言うのなら、お前は永夢をバカにしているようなものだぞ?」
「俺が…………父さんをバカに…………?……父さんから、エグゼイドがなんなのか……聞いている……?…………ぐぅ‼」
「「「「「永流(さん)!?」」」」」
アリスの言葉を聞いて、永流は更に頭が痛くなり、両手で頭を押え、心配になった楯無たちが駆け寄る。
「まだ認めようとしないのか…………なら、何度でも「おい‼」ん?…………なんだ?」
永流に再び話しかけようとしたアリスだったが、織斑が話しかけられた。
「いきなり現れたと思ったら、訳の分からないこと言いやがって‼お前の目的はなんだ!?」
「誰が、お前みたいな慢心している奴に教えるか」
「なんだと!?俺は慢心なんてしてない‼」
「い~や、お前は慢心してる。慢心してるからこそ、周りを傷つけ、友人を失うんだ」
「う、うるせぇえええ‼」
アリスの言葉に怒った織斑は、雪平弐型を構えて斬りかかる。
だが
「ふん」
「がぁ!?」
織斑は、アリスの手から放たれたエネルギー弾により、吹き飛ばされてしまった。
吹き飛ばしたアリスは、特に織斑に声をかけることはせず、再び永流に話しかけようと、永流の方に顔を向けるが、永流の状態を見て、目を見開いた。
「なんだ…………それは?」
「永流‼永流、しっかりして‼」
「俺が…………父さんを………父さんをバカにした……俺が…………父さんを……殺した……」
「何を言ってるの永流!?あなたはおじ様を殺してなんかいないわ‼」
「俺が…………俺がいたから……父さんは……」
「永流さん‼しっかりしてください‼」
「「永流‼」」
永流は、かつて永夢が、自身がバグスターウィルスに感染したことを聞き、消滅しかけた状態になっていた。
そんな状態の永流を見て、アリスは驚くしかなかった。
「なんだ……コレは……‼」
「やってくれたな‼」
驚くアリスに、剣崎が文句を言うように言った。
「こうなる可能性があったから、俺は永流の記憶を“封印”したんだ‼」
「封印…………だと?」
「そうだ‼永流はあの場で“暴走”し、“消滅しかけた”‼だから俺が、記憶を封印したんだ‼」
「ど、どうにかできないんですか!?」
「永夢は、自身から生まれたパラドがいたからなんとかなったが、永流にはパラドの代わりがいない‼」
「ぐぅ…………がぁああああああああ!?」
なんとか永流を救おうと、考える剣崎たちだったが、永流に限界が訪れ、消滅し始めた。
なんとかしようとする剣崎たちだが、いまだに思いつかない。
その時
《RESET》
「ハッ‼」
「うっ‼…………あ……」
「「「「「永流(さん)!?」」」」」
どこからか音声が流れた直後、永流に光弾が命中し、永流の消滅が止まった。
そして永流は、その場に倒れ込み、楯無たちが駆け寄る。
剣崎は、光弾が飛んできた方向に顔を向ける。
そこには
「か、仮面ライダークロノス!?」
かつて、永夢たちと激しい戦いを繰り返し、自らの意思で消滅した戦士―――【仮面ライダークロノス】がいた。
そしてその隣には、1人の女性がいた。
クロノスがいることに驚く剣崎。
その時、一台の巨大なトラックが、何故か停止していたホッパーたちを引き壊し、剣崎たちの前で止まった。
「と、トラック!?」
「な、なんでトラックが!?」
突然のことに、驚く真耶と鈴。
するとトラックから、2人の男女が出てきた。
「早く後ろ荷台に乗れ‼」
「急いでください‼」
「の、乗れって言っても」
「敵かもしれないし」
現れた2人の男女の言葉を、信用できないユリシアと簪。
すると荷台から、恋と猛が出てきた。
「皆‼早く乗って‼」
「恋さん!?何故乗ってるのですか!?」
「説明は後だ‼早く乗って‼」
「猛まで!?」
「…………皆、恋たちを信じて乗りましょう‼」
「「「「…………了解‼」」」」
楯無の言葉を聞いたセシリアたちは返事をすると、剣崎と共に永流を連れて荷台へと入っていき、その場から逃げ去った。
それを見ていたアリスはその場から消え、クロノスと謎のライダーも消えていた。
残された織斑は、ISを解除して、地面を殴る。
そしてその織斑に、1人の男が近寄る。
「ちくしょー‼あと少しだったのに‼」
「焦ってはいけないよ、織斑くん。チャンスはまた来るよ。それまで、体を休めよう」
「はい‼分かりました、志村さん‼」
織斑は、近寄ってきた男―――志村と共に、どこかへと消えていった。
それからしばらく経ち、猛たちは廃工場に身を隠していた。
「ここなら、しばらく大丈夫だろう」
「ありがとう。手伝ってくれて」
「気にしないでください。とう……永流さんを助けるのが、俺らの役目ですから」
「それより、おと…………永流さんの様子は?」
「まだ意識を取り戻さないわ」
「仕方ないだろ。消滅仕掛けていたんだからな」
「ッ!?お前は!?」
永流が目覚めないことを心配している猛たちの元に、先程いた、クロノスと女性がやって来た。
クロノスを見たか剣崎は、警戒してブレイバックルに手をかける。
だがそれを、恋が止めた。
「待ってください、剣崎さん。あの2人は味方です。トラックを運転していた2人の仲間です」
「そう……なのか?」
「はい。その2人は私たちの仲間で、家族です」
「ほら兄貴、変身解除しろよ」
「ああ」
兄貴と呼ばれたクロノスは、変身を解除し、男性の姿へとなった。
気になった剣崎は、4人に質問する。
「なぁ、君たちは何者なんだ?クロノスに変身できるのは、消滅した檀正宗か、花家大我だけのはずなんだが?」
「どうする兄貴?教えるか?」
「別にいいだろう。教えたところで、“この時代”が“俺たちの時代”にそこまで影響を及ぼすとは思えん」
「だな。そんじゃ俺からだな‼俺は宝生 烈(れつ)‼よろしくっす‼」
「私は宝生 咲(さき)といいます。よろしくお願いします」
「あたしは宝生 由美(ゆみ)。よろしくお願いします」
「俺は宝生 零(れい)…………仮面ライダークロノスだ」
「宝生?永流さんのご親戚の方ですか?」
「いや、俺たちは父さん…………宝生 永流の子供です」
『『『『『えっ?』』』』』
その場に、冷たい風邪が吹き、剣崎たちは動かなくなる。
そして
『『『『『えぇえええええ!?永流の子供ぉおおおおおおお!?』』』』』
剣崎たちは、盛大に驚いた。
to be next stage
今回はここまでです‼
次回は零たちが、過去にいる理由と、剣崎と永流の関係が明らかになる予定です‼
次回も是非読んでください‼