インフィニット・エグゼイド~意志を継ぐ医者~   作:ルオン

57 / 67
お待たせしました‼
途中で寝てしまい、いつもの時間に更新できませんでした。

今回は、未来の子供たちの目的と、剣崎と永流の関係が明らかになります。

それでは本編スタートです‼


Stage53:未来の目的と過去の話

「そ、そんな!?いつのまに結婚していたの永流!?」

 

「そんな…………永流さんが……結婚……」

 

「そんな…………がっくし……」

 

「あちゃー……皆、元気なくしてるよ」

 

恋を始め、その場にいたIS操縦者全員が膝と手を地面につく。

だがその時、恋があることに気づいた。

 

「ちょっと待てよ…………烈くん、あなたたちの年齢は?」

 

「俺すか?俺は17歳ですよ。ちなみに咲も17歳で、兄貴の零と、姉の由美は18歳ですよ」

 

「だったらあり得ないわ‼18年前に零くんたちが生まれた時、永流は1歳よ‼」

 

「流石だな母さん」

 

「えっ?…………母さん?」

 

「そうだよ。“俺の”母さんは恋さん…………あなただ。ただし、未来のあなたの息子だがな」

 

「れ、恋さんが……あなたのお母様!?」

 

「それに未来ってどういうこと!?」

 

「簡単な話です。私たちは、未来から来たのですから」

 

『『『『『み、未来ぃいいい!?』』』』』

 

由美の発言に、その場の全員が驚いた。

 

「み、未来って本当なの!?」

 

「はい。証拠が必要なら、コレをどうぞ」

 

咲はそう言って、1枚の写真を恋に渡した。

その写真には、永流を中心に、恋たちや零たちなど、たくさん人が写った写真であった。

 

「コレは…………家族写真?」

 

「そうです。私たちの時代で撮った家族写真です」

 

「私たちも写ってるわね?」

 

「そりゃそうです。ユリシアお母様たちも家族なのですから」

 

「えっ?私が…………咲のお母さん?」

 

「はい。お父さんは未来で、ユリシアお母様を含めて、複数の女性と結婚してます」

 

「な、なんですって!?」

 

「じ、重婚してるってこと!?」

 

「そうです。因みに私の母は刀奈……楯無お母さん、烈の母親は鈴お母さんです」

 

「私と鈴ちゃんも!?」

 

「ええ。簪お母さん、セシリアお母さん、真耶お母さんも、私たちの家族です」

 

「わ、私たちも!?」

 

「え、永流さんの!?」

 

「お、奥さんなんですか!?」

 

「ああ」

 

『『『バンザーイ‼バンザーイ‼』』』

 

零たちの話を聞いて喜ぶ恋たち。

だが

 

「でもそれは、あくまで俺たちが来た時間軸での話だ。この時代の母さんたちが、本当に父さんと結ばれる保証はない」

 

『『『『『………………』』』』』

―ズーン―

 

零の『結ばれる保証はない』という発言に、恋たちは一気に暗くなった。

その恋たちを見て、苦笑いする猛と剣崎。

 

「そ、そういえば、何故君たちは、未来から過去に?」

 

「実は、父さんが未来で消えかかったんです」

 

「なに?」

 

「詳しく教えてくれ」

 

「はい。普通に生活をしていた父さんは、ある日突然、先程の父さんのように消滅しかけたんです。俺はすぐにクロノスに変身し、リセットの応用で父さんの消滅を防ぎ、父さんをコールドスリープ装置にいれ、冷凍休眠させました」

 

「そして私たちは、未来にあるスーパーコンピューターで何があったのか調べたら、この時代で父さんの未来がなくなるのを探知したんです」

 

「可笑しいと思った我々は、タイムマシンのような物に乗って、この時代に来たんです」

 

「なるほどな」

 

「それにしても、コールドスリープ装置にスーパーコンピューター、タイムマシン、君たちの時代の技術は進んでいるんだね」

 

「ですが猛おじさま、今言った装置は全て、猛おじさまがお作りになられたのですよ♪」

 

「お、俺が!?」

 

「はい♪」

 

零たちが言った装置が、全て自身が作った物だと聞いて驚く猛。

そんな中、零は剣崎に近づいていき、話しかけた。

 

「剣崎一真さん、父さんが消滅しかけた原因を、教えてください」

 

「……分かった、教えよう」

 

そう言った剣崎は、近くに置いてあったパイプ椅子に座る。

そして猛たちは、その剣崎の周りに立ち、話を聞く。

 

「俺と永流が出会ったのは、十数年前だ。俺はあの頃、財団Xのアジトを潰し回っていた。だが俺は、財団が仕掛けた罠に引っ掛かり、財団が放棄した基地ごと、爆発で吹き飛ばされた」

 

「財団X…………」

 

「そんな前から奴等、動いていたのかよ」

 

「ああ。奴等が怪人関係の実験をしていると聞いてな。爆発で深傷をおった俺は、町中を徘徊していた。そんな時、運が良いのか悪いのか、知り合いの家ノ前で倒れ、その知り合いの子に、俺は助けてもらった」

 

「もしかして、その知り合いの子って」

 

「永流くんのこと…………ですね?」

 

「そうだ。小さかった永流は、俺から流れていた緑色の血を見て一瞬驚いたが、すぐに家から救急箱を取りに戻り、手当てをしてくれたんだ」

 

「ふふ♪永流らしいわね♪」

 

「ああ。それからしばらく、俺は傷が癒えるまで宝生家に世話になっていた。その間、俺は永流と遊んだりして、絆を深めた。そして俺たちのライダーになった理由や、何のために戦ったか教えると、永流は『僕、将来はお父さんのようなお医者さんになって、お父さんや一真お兄ちゃんのような、人と笑顔を守れるような仮面ライダーになる』と言っていたんだ」

 

「永流さん、そんな幼少の頃から、仮面ライダーを目指していたんですね」

 

「ああ。そして傷が癒えた俺は、宝生家を後にしたんだ。…………だがあの日、白騎士事件の日に、永流は壊れた」

 

懐かしむような顔から一変し、剣崎は悲しそうな顔になって語りだした、

 

「久々に永流の町へと訪れた俺は、宝生家に土産を持って向かったんだ。だがその途中で、ミサイルの破片やミサイルが落ちてきた個とにより、辺りは火の海になった。そんな中、誰かが永夢に何かの破片を突き刺したのを目撃したんだ」

 

「なんですって!?」

 

「本当ですかそれは!?」

 

「ああ。俺は危険を感じ、変身して永夢の元に駆けつけた。そこには、永夢に何かを突き刺した赤い怪人と、涙を流す永流がいたんだ」

 

「永流くんが……泣きながら!?」

 

「ああ。俺はすぐに怪人に斬りかかったが、一撃で変身解除にまで追い込まれてしまった」

 

「一撃で変身解除!?」

 

「ああ。それを見て、永流は怒り、力が覚醒したんだ」

 

「力?」

 

「永流は目の前に、エグゼイドの武器であるガシャコンブレイカーと、ガシャットを造りだし、怪人に一撃を喰らわせた」

 

「幼少の永流が、怪人に一撃喰らわせた!?」

 

幼少の永流が、怪人に一撃叩き込んだことを知り、恋たちは驚いた。

 

「事実だ。叩き込まれた怪人はその場から逃げ去った。残された永流は、俺の怪我と永夢の死体を見て、再び泣き出した。そして永流は泣きながら言ったんだ。『僕の……僕のわがままで、お父さんは死んじゃった……一真お兄ちゃんに怪我させちゃった…………この力があるのに…………何もできなかった』とな」

 

「「永流(くん)」」

 

「そして永流は、自身への怒りと罪悪感により、力が暴走すると同時に消滅し始めたんだ」

 

「そんな!?」

 

「まずいと思った俺は、一か八か、ジョーカーの力とラウズカードの力を利用して、俺と事件に関する記憶を記憶の奥底に封印したんだ」

 

「そして永流は、記憶を封印されたまま生き抜いて、今に至ると」

 

「ああ。だが、あの少女の言葉が引金となって、記憶を封印していた鎖が、壊れたんだろう」

 

「やっぱりあの子の言葉が…………やってくれたわね」

 

「でも……間違ったことは言ってないと思う」

 

『『『『『永流(くん/さん)‼』』』』』

 

「父さん!?」

 

「お父さん‼」

 

「父ちゃん!?」

 

「お父様!?」

 

先程まで、意識を失っていた永流が、荷台から出てきた。

それを見た恋たちは、すぐに永流に駆け寄る。

 

「大丈夫なの永流!?」

 

「ああ…………なんとかね……」

 

「永流くん、いつから聞いてたんだ?」

 

「剣崎さんが……一真兄ちゃんが、俺のことを話始めたところからだ」

 

「永流……お前記憶が…………」

 

「うん……全部思い出したよ…………あの時、何があったのか……力があったのに…………何も出来なかった…………自分の無力さをね……」

 

永流はそう言うと、マイティアクションXガシャットを取り出し見つめた。

その様子に違和感を感じた恋は、永流に声をかける。

 

「永流?」

 

「俺は…………もう……エグゼイドには…………変身………………しない……」

 

to be next stage




今回はここまでです‼

次回は永流たちの前に、奴等が現れる予定です。

次回も是非読んでください‼
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。