テンプレチートオリ主のテンプレな物語   作:masakage

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テンプレその18

「あ!吉良君や、いらっしゃ〜い。あれ?お友達連れてきたん?」

 

「ああ、遠藤和也というんだ」

 

「ご紹介にあずかりました遠藤和也です」

 

 翌日吉良と俺は八神家に足を運んだ。

 え?早乙女はどうしたって?吉良のSETTOKUの末断念しました。

 

「ほうほう、この子が吉良の…ほほ〜んふふ〜んはは〜ん、なるほどね」

 

「き、吉良君私の事どない言うてはるんですか?」

 

「HAHAHA、遠藤にはやてのことを話したことすら無いからね

 遠藤、君も早乙女みたいになりたいか?」

 

「とりあえず家に上がろうぜ、立ち話もなんだし」

 

「貴様ッ…」

 

「遠藤さん、それは私の台詞ですよ?

 まっ、ゆっくりしていってくださいね」

 

「ゆっくりしていきます!それから敬語無しでタメ語で喋ろうぜ!

 俺は勝手にはやてって呼ばせて貰うしな!」

 

「ええよ、和也君は…あの人みたいに目怖くないしな」

 

「…ハァ、お邪魔します」

 

 ため息をつく吉良に「ため息ついてると幸せが逃げるぜ☆」と言いながらサムズアップするとグーパンされた。イラつかせてしまったな…「てへぺろ(・ω<)」を使うべきだったのだろうか?

 

 

 

 

 リビングで寛ごうとしたらはやてがクッキーを持ってきてくれるとの事なので俺は皆の分のお茶を淹れることにした。

 「ゆっくりしててええんよ」との事だが車椅子の少女一人にそこまでさせたくない

 そして何よりも

 

「この料理人(志望)の遠藤和也!こういう場面ではッ!調子に乗らせてもらうぜ!」

 

「じゃあお願いなー」

 

「すまないね、あいつは自由人なところがあるから」

 

「謝ることあらへんよ?むしろ嬉しいし」

 

「……ニッキを常備してるとかやるじゃない、はやてー!ニッキ使っていいか?」

 

「ええよー!」

 

 

 

 

 甘いものに甘い飲み物はどうなのだろうと思ったがみんなガキの舌だしいっか!

 という結論でチャイ作りました。

 

「これぞ本場のインド式!いつもより高い所から入れておりま〜す!」

 

「うわっ!すごいすごい!それテレビで見たことある!」

 

「君って結構無駄にハイスペックだよね、一滴もこぼれていないな」

 

 何をやってるかと言うとチャイ店でやってくれるようなあのパフォーマンスね

 

「ホイ三人前出来上がり!どうぞ飲め飲め!」

 

「普通に美味しい、何故かムカつくな」

 

「おお〜スパイス効いてて美味しいなあ…あれ?ウチに無いスパイスの味がするような?」

 

「Exactly!流石だ、キッチンを見たときから分かってたぜ、コイツは料理ができるやつだとな」

 

「褒めても何もでえへんよ?」

 

「それ以前にスパイスの出所を知りたいのだが、君荷物なんか持ってきてないよね?」

 

「こまけぇこたぁいいんだよ!」

 

 クッキーと紅茶、3人で美味しく頂いてます。

 

 そして本題へ

 

「ふぅ、紅茶とお茶菓子も揃ったことだし本題に入ろうか?」

 

「どうしたん?改まっちゃって」

 

「そうだね……今から話す事は信じられない事だろうけど聞いてほしい」

 

 吉良ははやてにこの世界には魔法が存在すること、足の病気は魔法によるものである事

 その原因である闇の書、そして俺たちは闇の書を直すために来たことを話した。

 その間、俺はクッキー食べてました。うまうま

 

「う〜ん、にわかには信じられへんな〜

 確かにこの足は原因不明の病気やし怪しい本はあるにはあるけど…」

 

「まあとりあえず直してみようぜ、今の話が嘘だろうと真だろうとはやてに害は無いだろうし」

 

「そない言いはるんでしたらお願いします」

 

「よっしゃ任せろ!」

 

 そう言うと俺はポケットから紙切れを取り出しそれを広げた、すると…

 

 

 

 

「そこには出来たてのクラムチャウダーが!無論パール・ジャム入りだぜ!」

 

「何でそっちの方法でやろうとしてんだァ!!

 クレイジーダイヤモンドの方でやれェェェ!!」

 

 エニグマの能力をフル活用して出来たてのクラムチャウダーを持ってきました!

 ていうか吉良、お前キャラ変わったね。銀魂のメガネ君みたいだ

 

「白くて熱くてドロドロの液体withヴォルケンズが見てると聞いてやって来ましたァ!」

 

 どこからともかくやって来た早乙女が窓を割ってダイナミックお邪魔します☆!

 

「あの変態の人や!!」

 

「テメェはなんで来やがったァ!ややこしくなるから帰れェェェ!」

 

「ちょっと見るだけ、ほんのちょっと見るだけだから!」

 

「ふふ、君にピッタリの台詞を思い付いたよ……犯罪者乙!」

 

「あわわわ……家がメチャクチャに」

 

 慌てるはやてを見て軽く和んだ俺だった。

 女の子の可愛い表情ランキングは一位『赤面』二位『慌てる』だと思うんだ。

 

「まあまあはやて、安心しなよぉ、クレイジーダイヤモンド!」

 窓を修理

  ↓

「ここから去れェ!」

 吉良のドロップキックで早乙女リビングから庭に吹き飛ぶ、そして窓が割れる

  ↓

「クレイジーダイヤモンド!」

 窓を修理

  ↓

「堅い事言う、なっ!って」

 再びダイナミックお邪魔します。そして窓が(ry

  ↓

「クレイジーd(ry」

  ↓

 (ry

  ↓

「ってええ加減にせんかい!」

 

 はやてがハリセン(どこから出てきたかは不明)ツッコミで3人は鎮静化した。

 

 

 

 

 

「とりあえず言えることはクラムチャウダー案は却下やな」

 

 吉良がはやてにどうやって闇の書を直すか説明しやがったので

 しぶしぶクレイジーダイヤモンドで直しました。

 

 …しかし

 

「直ったのか?」

「変わらんね」

「分からないな」

「ヴォルケンズ来るまで結果はお預けみてェだな」

 

 よく考えれば夜天の書になった時も本の見た目変わらなかったしね。

 はやての誕生日までのんびり待つことになりました。


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