テンプレチートオリ主のテンプレな物語   作:masakage

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テンプレその2

 こんにちは近藤和也改め遠藤和也です。あんまり名前が変わっていなくて困る

 現在小学生一年生、俺の赤ちゃん時代はキングクリムゾン!

 ……まあガチでキングクリムゾン使えるんですけどね

 この小学校で原作キャラと思われる人を見かけた。

 

 

 高町なのは、アリサバニングス、月村すずか

 

 

 お分かりいただけただろうか?どうやら俺は『リリカルなのは』の世界にやってきたようだ

 …とまあここまではいい、思ったより殺伐とした世界じゃなくて良かったとすら思う

 だがここで、この世界で明らかに浮いている存在が二人いる。

 

 一人は、早乙女アキト。黒髪でポニテをした男である。

 ……マク○スフロンティアの主人公を思い出す名前である。

 もう一人は吉良大和、カタカナにしたらキラヤマト。

 この世界にガンダムのアニメがあったら弄られること間違いなかっただろう。

 この二人明らかに小学生らしからぬ言動をしており、原作キャラ達に気がある様子

 しかしどうお近づきになればいいかわからず困っているようだ。

 仮に転生者なら中身大人だろうし小学一年生の女の子にどう喋りかければいいか分からんわな

 まだ仮説だが…自分以外の転生者がいる、これが意味する事…それは

 

 

 こいつ等が勝手に原作介入してくれるから俺は何も気にする必要が無いということである!

 

 

 

 ……と普通の巻き込まれ型オリ主はこう考えるだろう

 だがこの俺にはそれは無い…こういうときは逆に考えるんだ

 『巻き込まれた方が面白そうだ』と……!

 お前戦いたくないって言ってなかったか?って思っている人もいるだろうが

 人というのは変に力とか持ってしまうと調子に乗ってしまう生き物である、仕方ないね

 

 

「という訳で放課後なう…高町ぃ!ちょっといいか?」

 

「えーと…遠藤くんだね、どうしたの?」

 

 ちなみに高町に声をかけたのは初めてである

 俺が高町に声をかけると早乙女と吉良、二人とも俺の方を向いた。

 そして聞き耳を立てている…うん

 

「俺さ、料理に凝っててな、高町の両親っておいしいデザート作ってるじゃん?

 だから高町の舌は肥えてると思ってさ、今度ケーキの味見してくれないか?

 できれば辛口意見希望で!」

 

「え、えっと…肥えてる?」

 

「美味しいか不味いか分かるってことだ」

 

「な、なるほど…そういう事だったら別にいいよ!」

 

「面白い事話してるじゃない、私も行くわ。文句ないわよね?」

 

「えーと…遠藤くん、私も行っていいかな?」

 

 高町と話しているとバニングスと月村がやってきた。

 もう仲良くなってたんだーとか細かい事は放置しておこう。

 

「うお、ガチで舌が肥えてそうな奴らが来やがった…

 上等!絶対美味しいって言わせてやんよ!

 …まあ月村は普通の味でも美味しいって言ってくれそうな気がする」

 

「にゃはは、すずかちゃんやさしいもんねー」

 

「私はすずかと違ってズバズバ文句言うから覚悟しなさい!」

 

「わ、私だって厳しく評価するよ?するもん!」

 

「本当に厳しく評価する人だったらここで動揺しないと言っておこうか」

 

「あうう…」

 

 二人分の視線が気になるが無視して談笑、こういうのは動かない奴が悪いのだ

 ちなみに俺はハーレムとか目指す気ありません。てかイケメンじゃないし……

 

 

 

 

「じゃあ試食会は私の家でやりましょ!お茶会も兼ねてね

 車で迎えに行ってあげるから家で待っててくれればいいわ」

 

「それは助かる、今日は帰ったら仕込みだな!うん」

 

「土曜日期待してるね、あっそうだ!

 私はなのは、なのはだよ!名前で呼んで、カズヤくん!」

 

「じゃあ私はアリサって呼びなさい!」

 

「すずかでいいよー?」

 

 後ろでガタッって音が聞こえたが気にしない。

 そしてここでジョジョラーならこのセリフを言わざるを得ない

 

「 だ が 断 る ! 」

 

「「「「「ええっ!」」」」」

 

 後ろの二人まで反応しちゃったよ…

 

「ど、どうしてよ!」

 

「この遠藤和也が最も好きなことの一つは『YES』と返事をもらえると思ってるやつに『NO』と…

 あ、いや泣きそうにならんでくれ、冗談だ冗談!

 ただ単にな?男女が気軽に名前で呼び合うのは良くないってなんかの漫画で書いてた」

 

「…変な影響受けてるんじゃないわよ」

 

 高町と月村は「そういうことかー」とほっと胸を撫で下ろし

 早乙女と吉良は「フラグをへし折っただと…」と戦慄していた

 

「うーん、じゃあどうしよう?」

 

「あだ名で良いんじゃないかな?カズ君とか」

 

「それで決まりね!私たちはカズって呼ぶからアンタは私たちを名前で呼びなさい!」

 

「了解した」

 

 「「結局フラグ立ててんじゃねえか!」」と後ろで叫んでる二人

 とりあえずお前ら、クラスメイトに変な目で見られている事に気づけ

 

 

 

 

 そして話も落ち着き帰ろうとしたところに吉良が

 

「ねえ遠藤君、ちょっとOHANASHIをだね…

 

「カズくーん!帰ろうよー!」

「カズ!早く来なさいよ!」

「バス行っちゃうよ?」

 

「マジか!?すぐ行く!悪い早乙女、急いでるから」

 

「ちょ、待て!」

 

 アリサに手を引っ張ってもらったから離脱できたが奴らの目は怖かった。

 ちと調子に乗り過ぎたかな?


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