テンプレチートオリ主のテンプレな物語   作:masakage

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ばれないばれない…こっそり投稿すればバレない


テンプレその23

 翠屋の中では少女たちがお茶とお菓子を嗜みながら談笑している。

 いわゆる女子会と言う奴だ、なのでこの俺遠藤和也は参加していない。

 しかし少女たちの中には八神はやてもいる。そして話のネタは恋バナだ…

 

「気にならない奴がいるだろうか!?いや、いない!」

 

「よってオレと遠藤が潜入捜査だぜェ!」

 

 俺はクヌム神、早乙女は大人になる霊薬で変装中である。

 吉良?はやての恋バナなのに連れてくる訳が無いね

 

「じゃあ行くか!翠屋へ!」

 

「おんにゃの子の秘密の会話を聞いてやるぜェ!!」

 

 勇み足でいざ入店

 

「いらっしゃいませー!」

 

 俺たちを迎えてくれたのはなのはだった。そういやお手伝いしてるんだったね

 

「注文は決まっている…君をテイクアゥ…ムグムグ」

「ストップストーップ、怖い人来るからそこまでねー」

 

 適当にみんなの会話が聞こえそうな席に座る

 

「シュークリームとミルクティ下さーい」

「俺はシュークリームとココア、アリアリで頼む」

 

 会話に耳を傾けるとどうやら自己紹介などはもう終わっている様子

 

(ここから先は実況はこのワタクシ遠藤和也とぉ!)

(解説の早乙女アキトがお送りするぜェ!)

 

 

 

 

 

 

「ねえねえ〜はやてはどうして吉良を好きになったの?」

 

「ちょ!?アリシアちゃん!?」

 

「良いではないか良いではないか〜お姉さんに話してみなよ?」

 

(おっとアリシア、これはうざい!まるで現代に蘇った悪代官のごとく!

 解説の早乙女さんこれについてはどう思われますか?)

 

(吉良は爆発すべき、つーか死ねェ!)

 

(全くです。おっと、状況が動いたか?八神さんが重い口を開くようです!)

 

「最初は助けてくれたのがきっかけなんやけどな?

 優しいし大人っぽいようで子供っぽくて…って何言わせんねんな!」

 

「ほほーん」

「なるほどねー」

「うふふ」

「あわわ…」

 

「みんなそんな生温かい目で見んといて!ニヤニヤすんなー!」

 

(何という惚気!今口に含んだシュークリームの甘さが感じられないぞー!

 何故俺たちはブラックコーヒーを頼まなかったんだ!

 ……!?早乙女さん、どうしたんですか?いきなり王の財宝に手を突っ込んで)

 

(ちょっと爆発しそうな宝具探してる、吉良の頭から真っ赤なお花を咲かせてやろうか!)

 

(ワタクシもキラークイーンの使用を検討しております)

 

 

「それから、カズから質問を預かってるわ

『なんで俺は名前で呼ぶのに吉良は呼ばないんだ?』だって、どうしてよ?」

 

「それは…ちょっとな…恥ずかし…くて…あははー」

 

「グハッ!(吐血)」

 

「お姉ちゃん!?どうしたの!?」

 

(おっとぉ!?ここで女の子の最強奥義!赤面+人差し指ツンツンが決まったー!

 これはアリシアが吐血したのも頷ける!だって可愛いもの!

 解説の早乙女さん、どうなさいました?ワナワナしていますが…)

 

(この気持ち、まさしく愛だァ!

 だが愛を超越すれば、それは憎しみとなる!今俺は猛烈に吉良が憎いィィ!)

 

「お待たせー!」

 

(おっと?ここで高町なのはさんが来たようです、お手伝いは終わったのでしょうか?

 会話に参加する様子、しかし八神さんの恋バナは終了でしょう

 それがアリサとすずか、アリシアのジャスティスなのだから!)

 

「そ、そや!みんなは気になってる人とかおるん?

 私だけ言うなんて不公平や!」

 

「そう言われても…ねえ?」

「親しい男の子と言えば…」

「ヤツぐらいかな?」

「うん」

「そうだね」

 

「「「「「カズ(君)かな?」」」」」

 

(実った!実りました我がフラグ!何で立ったんだろこのフラグ!

 ……まあいいや!見たまえこのハーレムフラグを!

『どこがテンプレだよ大草原不可避』と言った奴表出てこいや!)

 

(グギギ、テメェもか!いや、テメェはもっと許せねェ!!)

 

 浮かれてキャッキャ騒いでいた俺だったが…

 

「でもカズは気になるっていうより親友だけどね」

「カズくんとそういう関係になる…のは想像できないなぁ」

「悪友、相方、強敵(とも)!色々あるなあ…」

「カズは家族みたいな感じかな?よく家に来てご飯作ってくれて一緒に食べて」

「お父さんと張り合えるほど運動神経良いし頭もいい、料理も出来るって

 凄いスペックの持ち主なのにね」

 

 上げて落とす、文化の基本法則である。

 

 ……少女たちは笑い合っていたが、少年は

 

(ところがどっこい!これが現実…っ!調子乗ったこと考えてすみませんでしたー!

 フハハッ!ハハッ…はは……はぁ)

 

(おい!何を我慢してる!

 テメェは今泣いていい!泣いていいんだ…)

 

(……うわぁあああ)

 

 俺は声を殺して泣いた。

 下を向いていたから気のせいかもしれないが早乙女も泣いてくれていたような気がした。

 




復活、ではありません。
マイページにあった投稿していないSSを出すだけだそうと思っただけなんです。
申し訳ない。

東方のSSも気が向いたら蔵出しするかもしれません

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