テンプレチートオリ主のテンプレな物語   作:masakage

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テンプレその8

 今日もフェイトの家でご飯を作りにやって来ました。

 え?通い夫?よせやいw照れるww

 ゴホンゴホン…して、フェイトが俺に相談があるとの事、なんぞ?

 

 

「何?お母さんに会ってほしいって?」

 

「うん、私の怪我が治った理由を話したら是非会いたいって」

 

「私としては合わしたくないね

 あの鬼ババア…初対面の子供にも何するかわかったもんじゃない」

 

 とりあえず俺はプレシアさんに利用されるようだ。

 クレイジーダイヤモンドのせいだな…後悔はしていないぃ!

 しかしまだまだ日常編がまだまだ続くと思っていたのにもうラスボスとご対面ですか。

 嘘みたいだろ…まだ皆と温泉旅行にも行ってないんだぜ…

 

「まあ要件が俺の能力を調べたいとかだったら長居するかもしれんしね

 一旦親に話してくるわー、ちょっと家に戻る」

 

「あ、うん、行ってらっしゃい」

 

 

 

 

 スーパーシリアスタイムはーじまーるよー

 

「お父さん、お母さん…大事な話があるんだ」

 

「あら?どうしたのカズ、改まっちゃって」

 

「俺さ…大切な用ができちまってさ…しばらく学校休むことになると思う」

 

「な…駄目です!学校を勝手な理由で休んでいいわけないでしょ!」

 

 そりゃあ当然の返事だわな、息子が学校休みたいと言って、うん、いいよと答える親なんざいないだろう。

 ここで黙って話を聞いていた父さんが口を開いた。

 

「……和也」

 

「なんだ?お父さん」

 

「全てを聞くつもりはない、大まかにでいい、訳を話せ」

 

「…友達の為」

 

「フッ…行って来い、学校には俺が話をつけておいてやる」

 

「いいの!?」

「あなた!?」

 

「男に二言は無い、友達の為なんだろう?さっさと行ってこい」

 

「ありがとうお父さん!じゃあ俺行ってくる!」

 

 話がわかるお父さんで良かった!

 俺は即座に身支度を済ませフェイトのもとへ向かった。

 

 

 

 

 

「…母さん!聞いたか今のやりとり!

 ドラマでもこんなベタな展開は無いぞ!」

 

「そうねえ、まるで自分が役者になった気分だったわ」

 

「うおー…今の俺の台詞カッコ良かったよなー

 家にビデオでも仕込んでおくんだった…」

 

「ふふふ、こんなこともあろうかと録画済みよ!」

 

「流石だ母さん!」

 

「もちろんブルーレイだから高画質!我ながら完璧だわ!」

 

 それにしてもこの親子、実は良く似ている

 

 

 

 

 

「と言う訳でフェイトの実家に行くのOKだぜ」

 

「何だいその茶番」

 

「茶番言うなし」

 

 アニメとかだと胸熱の展開だぞ!

 この一件が落ち着いたらアルフに色々仕込まざるを得ないと心に誓った。

 

 

 

 

 フェイトが暗証番号っぽいものをブツブツ呟いて転移、やってきました時の箱庭(ラストダンジョン)

 このお城の雰囲気、邪悪っぽい空、なんて素晴らしい趣味をしていらっしゃる!

 

「っべーよ…まじっべーよ、何この魔界にあるボスの城みたいなのは…

 でももう少しアクセントが欲しいな…フェイト~ちょっと雷起こしてくれない?」

 

「そんな軽いノリで言われても駄目だよ!?

 それに母さんに迷惑かけちゃうし…」

 

「さよか、それは残念…

 …なあフェイト、全く関係ないけど思ったこと言っていい?」

 

「??…うん、いいよ」

 

「フェイトってさ、『ガビーン』って擬音がよく似合いそうだよね」

 

「ええ!?そ、そうなのかな?アルフ」

 

「…ごめん、今のフェイト見てると同意せざるを得ないよ」

 

 gdgd喋りながら玉座の間へ、ラスダン来てもいつもと同じノリだな、オイ

 そしてボス…じゃなくてプレシアさんの命令でフェイトはジュエルシード探しに戻り俺はプレシアさんとタイマンでお話することになってしまった。…オーラパネェ、プレシアさんマジラスボス

 

「あなたが遠藤和也君ね、フェイトから色々聞かせてもらったわ。

 フェイトの友達で珍しい能力をたくさん使えるって」

 

「いかにも、いっぱい能力ありすぎて100から先は数えていないぜ!

 …で、面倒くさいから単刀直入に言うよ、俺に何をさせたいの?」

 

「…あなたの傷を治す能力について調べたいの

 フェイトの傷があった場所からは魔力の感知がしなかったわ

 魔法を使わずあそこまで綺麗に直す力…つまり私の知らない別次元の能力

 それが解析できれば私の目的を一歩前進させることができるかもしれない」

 

「ふむふむ、してその目的とは?」

 

「魔法を使った医療にも限界があってね、治せない病気もあるの

 だからあなたの能力で使えることがないかを調べたいのよ

 そうすれば多くの命が救われるかもしれな…」

 

「ザ・ワールド!」

 

 時を止める→プレシアさんの後ろに回り込む→頬っぺたペロペロ(^ω^)

 

「これは嘘をついている味だぜ…!プレシア・テスタロッサ!」

 

「キャッ!…って何をするのよ!」

 

「ぶるあああ!」

 

 もちろん思いっきり殴られました。そりゃそうだ俺だってそーする。

 

「異性にやるのはセクハラだって分かっていたよ…でも、でもな!

 このネタはやるにしても野郎の顔舐めるとかしたくないじゃありませんかー!」

 

「…ネタだとか瞬間移動した事とかとりあえず置いておくわ

 嘘、とはどういう意味かしら?」

 

「そのまんまの意味です、能力で他人が嘘ついてるか分かるから、俺」

 

 正しくはYESかNOでしか分からないけれども

 そんなことを考えているとプレシアさんが口を開いた。

 

「…本当のことを言えば、手を貸してくれるのかしら?」

 

「とりあえず言えることは嘘だったら手伝わないです、ハイ」

 

「…私の娘を生き返らしたいの、だからあなたの治癒の力、見してもらえないかしら」

 

「蘇生と来ましたか、流石の俺でもこいつは…うん?」

 

 今ちょっと思いついた、もしかしたらイケるかもしれん!…他力本願だが

 

「プレシアさん!ちょっと行ってくるぜ、D4C!」

 

「え?ちょっと、待ちなさい!」

 

 思いついたら即行動!俺はこの世界から姿を消した。


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