ギャル視点
ギャル「は…?異動?」
うちは、キモ教師から聞かされた事実に驚きを隠せなかった。朝に登校して机を片付けてるキモ教師に理由を尋ねると、異動だと聞いた。あまりにも突然の話だった。
ギャル「ど、どうしよう…真面目女ちゃん…キモ教師が異動だって…」
真面目女
真面目過ぎる生徒。親からの虐待により、死にそうになっていたのをキモ教師に助けられ更に親からの呪縛を解いてくれた。今は、キモ教師と養子縁組を組み家に住んでいる。(キモ教師は投資で儲けている為、経済力はある。マンションの一室を買ってあげた。)
真面目女「うん…それにしても異動なんて急過ぎない?どうして突然…」
ギャル「そんなの決まってんじゃん!金持ち女が何かやったんだよ!」
金持ち女
日本のみならず海外にも幅広く手を伸ばす大企業の令嬢だ。彼女もまたキモ教師を嫌い、日頃のストレスをキモ教師に当たる事で解消していた。
生徒会長「その話…私も入れてくれ」
真面目女、ギャル「生徒会長!?」
生徒会長「実は…キモ教師の突然過ぎる異動は生徒会でも噂になっている。何でも金持ち女が学校に圧力を掛けた…らしい」
ギャル「やっぱり!」
真面目女「やっぱり…殺す」
生徒会長「真面目女が暴言を吐く所…初めて見た…」
金持ち女「ふふん。庶民よ、その通りよ。キモ教師を異動にしたのは紛れも無くこのワタシよ!」
うちは教室のドアを見ると腕を組んだ金持ち女が得意気にうち達を見ていた。
金持ち女「ワタシがどんな手を使っても居なくならなかったキモ教師がついに居なくなる!ここまで嬉しい日は無いわ!」
真面目女「殺す」
生徒会長「やめろ!気持ちは分かるが落ち着け!」
ギャル「あんた…なんでそこまで」
金持ち女「決まってますわ。あんな醜い容姿の人間がワタシの近くに居ることが耐えられないの」
ギャル「そ、そんな事で!」
うちは、金持ち女のあまりにくだらない理由に衝撃を受けた。たったそれだけの理由で…
生徒会長「それだけの理由でキモ教師を!恥ずかしく無いのか!」
金持ち女「あら?恥ずかしく無いわよ。それより貴女はこの前まで追放に賛成してたじゃない。」
生徒会長「っ…それは…」
金持ち女「まあ、決まった事ですし」
うちは鼻歌を歌いながら教室を出ていく金持ち女をただ静かに見ていた。
タクシー
運転手「はい。どこまで?」
キモ教師「ああ、西桜…「プルルっ」ん?もしもし…何だって?分かった…すぐ行く。すまない運転手」
運転手「はいはい。分かってますよ。何年乗せてると思ってるんですか。この生徒大好き人間め」
キモ教師「すまないな。今度、酒でも飲みに行こう」
運転手「もちろん、お前の奢りでな」
キモ教師「ふっ…じゃあ行ってくる」
運転手「何で…お前はあんな奴らを助けるんだろうな」
ある倉庫にて
男a「金持ち女…無事に捕獲しました。」
男b「交渉が上手くいかんな…」
男4人は倉庫にて話し合っていた。それを怯えた目で見るのは金持ち女だった。金持ち女は縄で縛られていた。
男b「くっ…流石は金持ち会社社長か。良し、カメラ持って来い」
男c「分かった」
男a「久しぶりの女だな…しかも大事に育てられた極上の女だ。おい、最初は俺だからな」
男d「おいおい、俺が」
男b「流石に娘が犯される映像を見れば従うだろ。おい、もうやって良いぞ」
金持ち女「いや…いや…助けて」
男c「ぐふっ」
そこに落ちて来たのはボロ雑巾のようにボコボコにされた男cだった。
男b「ぐえっ」
ゴキっと何かが折れる音と共に男bは倒れた。続いて男dが殴られる音と、共に男dが倒れた。
男a「おい!?お前ら!?誰だ!姿を現せ!」
キモ教師「間に合ったか」
金持ち女「キモ教師!?」
男a「金持ち女の護衛か…?まあ良い、こっちには銃が…」
キモ教師「ご丁寧にホルスターに入ってる銃ならここだぞ」
男a「!?いつの間に」
ドンッと言う殴る音と共に男aは倒れた。
キモ教師「まあ、お前の銃じゃないけどな。ハッタリも見抜けない素人め」
パトカーのサイレンの音が外から聞こえて来る。
キモ教師「やっと来たか。じゃあ帰るか」
金持ち女「ま、待って!」
キモ教師「なんだ。」
金持ち女「何故ワタシを助けたの?ワタシは酷いこといっぱいしたのに」
キモ教師「お前が金持ち女なら見捨ててた。」
金持ち女「じゃあ…なんで」
キモ教師「お前が東桜高校の生徒だからだ。教師が生徒を守るのは義務だからな。」
金持ち女「生徒?」
キモ教師「そうだ。金持ち女では無く、生徒だ。俺に強く当たって居たのは、金持ち女として振る舞わなければいけないお前がストレスを解消する為なんだろう。だがな、その時だけお前は金持ち女では無く1人の生徒として振舞っていた。これからはそんな事をせずに、学校で1人の生徒として楽しく友人と遊んだらどうだ?」
金持ち女「1人の生徒…」
3日後
「キモ教師の異動無しだって!」「えー!」「何で取り消しになったの?」
ギャル「え?…て事は?」
ギャルは金持ち女を見ると、金持ち女はぷいっと顔を背けた。
真面目女「また先生は…はあ…」