……それで1万行かないとかウッソだろ、俺?
この休みで4話位イケるか?とか思ってました。
人の夢と書いて儚い、とは良くいったモノです。
「Fairly Tail」の作者の様な、早さが欲しい……!
この話を書いてる時、とあるごちうさの音MADを思い出しました。
トリビアって懐かしいなぁ……。
次の試合に向け俺達はイナビカリ修練場で特訓している、そろそろ帝国の初戦が終わる頃だ。
帝国の相手は例の世宇子だったよな……鬼道には念のため釘を差しておいたが……嫌な予感が拭いきれない。
そんな事を考えていると、音無が酷く焦った様子で修練場へ飛び込んで来た。
「て、帝国学園が……!」
音無は行き絶え絶えに伝えてくるその声には悲痛の感情が乗せられている。
それに気付かず、帝国が勝ったものと考えている円堂達を止め
「先ずは息を整えろ。
単刀直入に聞く………帝国は負けたのか。」
「何言ってんだ、アイツらが初戦で負けるハズ無ぇだろ。」
暗い顔をした音無は、やがて口を開き
「帝国は………10対0で、世宇子中に完敗しました……。」
それを聞いた途端、場が水を打ったように静まる。
「嘘だろ………?」
「10対0って、帝国が1点も取れないなんて……!」
「音無、どんな試合だったのか分かるか。」
「見た事も無い技が次々決まって……帝国は手も足も出なかったそうです。」
円堂がうわ言の様に
「……そんな訳ない、帝国と戦った俺達だからこそその強さは知ってる……!
鬼道だっているんだぞ!」
その発言に、音無はより一層顔を暗くする。
「お兄ちゃん、出なかったんです。
私達との試合で負担の大きい技を乱発して足を痛めたのと、ノーマークの学校だった事もあって、大事を取って控えに回ったんです。
そしたら相手が圧倒的で……!お兄ちゃんが出ようとした時には……。」
それを聞いて呆然としていた円堂は、取り乱した後に飛び出して行ってしまった。
世宇子……当たるなら決勝、つまりはラスボスだ。
そして、かつての帝国の様な圧倒的な勝利……影山の隠していたというプロジェクトZは世宇子と見ていいだろう。
しかし、鬼道がいなかったとはいえ、帝国相手にこの点差……もっと強くなる必要があるな。
「皆!次の俺達の対戦相手は千羽山中だ!」
「千羽山は山々に囲まれ、大自然に鍛えられた選手達が特徴です。」
「きっと自然に恵まれた環境なんすね~。」
「のんびりしてそう~。」
壁山と少林はそんなイメージを持ったみたいだが、大自然って聞いた時点で野生中が浮かんでくる。
校名から推察しようにも千羽山って何がモチーフなんだ?
「彼らは無限の壁と呼ばれる鉄壁のDFで未だ得点を許していません。」
「全国大会まで!?」
「シュート力が難点ですが、そのDFでここまで勝ち抜いてきたみたいです。」
戦績を見る限り、全て一点取っての勝ち逃げってスタイルか……強いシュートがあるなら一点じゃ終わらないだろうし、ここのシュートは『土だるま』の様な初見殺し系を警戒した方が良いか?
「わかった!その無限の壁とかいう鉄壁のDFを破れば良いんだな!」
「簡単に破れないからこその、鉄壁なんじゃ……?」
円堂の発言に皆呆れ顔だ。
「鉄壁って鉄の壁だろ?
なら此方はダイヤモンドの攻めをすれば良いんだよ!」
ダイヤモンドが鉄壁にぶつかっていくイメージが浮かぶが、衝撃に弱いダイヤが砕け散っていく光景が……ダイヤって、ハンマーで割れるのよ………。
「鉄壁の守りを崩せるまで攻め続ける、これがダイヤモンドの攻めだ!
そのために特訓だ!」
皆、一瞬は乗ったが、イメージが固まってないのか乗り切れていなかった。
そして練習を始めたは良いが……パスミス・タイミングが取れていない・合体技が不発と悪い部分が目立つ。
調子が悪い訳じゃない、寧ろ各々の動き自体は格段に良くなっている……注意深く観察してみると、全員の動きがうまく噛み合っていないようだ。
それもそうだ、イナビカリ修練場で個々の身体能力は大きく上がっている、それを勘定に入れず今まで通りの動きや力の入れ方をしていれば、連携が機能しないだろう。
そのことを説明するも、意識するとかえって難しくなった様でさっき以上に連携が酷くなっていく。
パスが通らないのはまだいい、いや良くないけど、しかしDFの強い千羽山相手に合体技が機能しないのは不味いな…。
休憩が終わり、響監督と夏美が隠れて話している所に行く。
「響監督、世宇子についてどう思いますか。」
「天願?練習はどうした、それに世宇子がどうかしたか?」
今俺が懸念している事の全てを話してしまおう。
どうせ1人で抱え込んでいたって何も変わらないし、響監督はあの時の刑事と関わりがあるから何か変わるかもしれん。
「帝国との試合の件で、選手達が立ち上がれない程の状況、あれが影山が支配していた頃の帝国の噂に似通っている様に感じて……影山はプロジェクトZという計画を残している、と聞きました。
もしかするとZとは、世宇子の事かと思いまして。」
それを聞いて、少し硬直したものの
「……考えて過ぎだろう、ヤツは警察に捕まった、仮に計画があったとしても何を出来る筈もない。
早く練習に戻れ、他の事に気を割いて千羽山のDFを破れるか?」
これは、俺がサッカーに集中出来る様に気をつかった対応だな……実際、俺の考えて過ぎかもしれないし、最終的には戦う事になるのだ。
なら目の前の相手に集中するべきか。
「そうですね……練習に戻ります、失礼しました。」
そう言って難しい顔をしている監督と夏美から離れた。
練習に戻ろうとすると、外に出ていく豪炎寺の姿が。
気になって後をつけると、豪炎寺の前に音無と鬼道が見える。
豪炎寺に声を掛け、共に二人で尾行、河川敷で止まった兄妹が話しこんでいる。
ん?……豪炎寺、お前何やって、えええええ!?!?
どんな発想に至ったのか、豪炎寺は鬼道へファイアトルネードを放った、お前風丸と同じ常識人ポジじゃねぇのかよ!?
全く見えない位置から飛んで来た筈の、不意の一撃を鬼道は見事に蹴り返してきた。
そこへ躊躇いなく近付いていく豪炎寺に俺も続く。
「豪炎寺先輩、天願さん!お兄ちゃんはスパイをしてた訳じゃないんです!」
「う、うん、それは分かってるが……」
「お兄ちゃん、か。」
豪炎寺は鬼道を連れて下へ降り、ボールの蹴り合いを始める。
「何がどうなってこうなったんだ……?」
「え?………あの、天願さん?」
アレか、「一流同士の戦いなら、拳を交えただけで互いの心の内がわかる」とかいうヤツのサッカー版なのだろうか。
……隣に居る音無が「当事者なのに状況を把握出来てないんですか?」と目で語ってくる……。
それを気にしない様にしていたら、再び豪炎寺がファイアトルネードを放った……それは鬼道を通り過ぎ、堤防へクレーターを作った、ボールも破裂している……ボールって壊れるんだな……。
アレを蹴る豪炎寺もだが、それを受け止める奴等も凄すぎない?
そして、あの威力を受け止め微動だにしないゴールと、破れないネット……サッカーが超次元ならゴールも超次元なのか。
豪炎寺の説得を受け、鬼道は立ち直ったみたいだ、そして円堂に背中を任せるというあの会話……成る程、此処から鬼道が仲間入りすんのか!
……それってルール上アリなの?
~試合当日~
「監督、なぜ試合を始めないんです!?」
響監督試合を始めない事に事情を知っている豪炎寺・夏美・音無に加え、何故か落ち着いている円堂以外の全員は困惑の声をあげている。
にしても後30秒、知ってるとはいえここまで落ち着いているその胆力には脱帽せざるを得ない、俺なんか知ってるのに皆と同じく動揺しっぱなしだぜ?
そしてついに雷門のユニフォームを着た鬼道がその姿を現す……やっぱりマントは着けるのか……。
当然、その姿に
ま、そうなるよなぁ…大変だったぜ、流石にパンフレットに載って無かったから、あの分厚い大会規則から例の一文を探し出すのは。
<ああ!有りました!
大会規定第64条第2項、プレイヤーは試合前に転入手続きを完了すれば、大会中でのチーム移籍が可能である!>
探しておいてなんだが、本当にあるとは思わんかった、ルールすらも超次元だったとは……。
「あのままでは引き下がれない、世宇子には必ずリベンジする!」
「鬼道!俺には分かってたぜ、お前が諦める筈無いってな!」
鬼道が入る代わりに宍戸が抜ける様だ……より勝利に近付く為とはいえ、今まで一緒に苦難を乗り越えてきた仲間が……これは辛いな。
<FF全国大会、2回戦第1試合は、鉄壁のDFで無失点を誇る千羽山中と、あの全国伊賀島中を脅威的な攻めで下した雷門中!
果たして鬼道を加えた雷門オフェンス陣は、千羽山のDFを崩す事が出来るのかぁーーー!
雷門ボールで試合開始!>
此方の攻撃で始まったが、タイミングが合っていない。
皆は注意、調節しているが、それもまた噛み合わない原因になってしまっている。
先程、鬼道に話をすると、どうやら響監督とこの件についての対策をしていると聞いた、しかしそれが機能する迄の間、守りも脆くなっている雷門の守備を固める為、俺は後ろに下がっておく。
いくら、千羽山のシュート力が弱いとはいえ、ここまでパスが通らない今、攻撃のチャンスを与え過ぎて防戦一方の状況で得点を許すのは時間の問題だからな。
<おおっと!アレは千羽山の必殺技『ラン・ボール・ラン』だぁ!>
「オラんとこの牛より遅いっぺぇ!」
そんな事を言いながら味方をかわしてどんどん上がってくる……お前んとこの牛、速過ぎね?闘牛か何かか?
土門の『キラースライド』をかわす為に『ラン・ボール・ラン』を解除したかと思えば、それはそのままゴールへ、ドリブル兼シュート技だったのか。
それは壁山が『ザ・ウォール』で弾くが、それは千羽山中へ渡り
「『シャインドライブ』!」
うおっ、眩しっ!なんてやってる場合じゃねぇな、さっきのといい、予想通り初見殺しのシュートが来たか。
円堂は目を瞑って対応出来そうにない、後ろに下がってて良かった。
シュートの軌道が分からず、狙いが読めない?だったら全体を守れば良い!
「『SISTEMA C.A.I.』」
俺の周囲に骨を模したパーツで構成された円環の中央に透明な障壁が張られているシールドが複数浮かび上がる。
それらでゴールを覆い尽くす様に展開させてシュートを止める。
さて、鬼道の方は……!あの自信に満ちた表情から察するに……ボールを鬼道に渡す。
さて、お手並み拝見といこうか……!
味方がパスをする直前、鬼道が指示を出す、それに従うとさっきまでのが嘘の様に鮮やかに繋がっていく、この僅かな時間で全員の身体能力を見切ったのか……!
あっという間にゴール前まで辿り着き、染岡がシュートを放つも止められてしまう、狙いは良かったんだが、あのGK結構動けるな。
試合が再開され、千羽山がボールを持ったマックスを3人で囲み、必殺技『かごめ かごめ』で奪われる、しかしその直後鬼道が奪い返し染岡へパス、ファイアトルネードを撃つが……
<出たぁーー!!未だ無失点を誇る千羽山の必殺技『無限の壁』!
そして前半終了、まだどちらも得点が無い以上、後半がどうなるか見物です!>
無限の壁ってのはDFの動きじゃなく3人で使うKP技だったのか、さぁて、どう攻略するかね?
「後半は染岡の1トップで行く。
それと天願、もう遠慮する必要は無い、存分に暴れてこい。」
やっぱ気付かれてたか。
「じゃ、遠慮なくそうさせて貰うぜ。」
「ちょっと待て、1トップで?」
「ああ、確かに無限の壁は脅威だが、あれは3人の連携技、なら誰か1人を引き剥がせば容易く崩れる。
染岡には4番のDFを5番から遠ざけて欲しい。」
「なあ、本当にそれで良いのかよ!豪炎寺を下げるなんて、そんなの俺達のサッカーじゃない!」
半田?
「分かってないな、良いか?ここはFF、多くの強豪が雌雄を決する全国大会、そしてお前達は今そのピッチに立っている。
もうお仲間サッカーなぞしてる場合じゃない、お前達は全国レベルなんだ!」
「鬼道、少し言い方キツイぜ。
その言い方だと帝国はお前の言うお仲間サッカーに負けたって事になるがそうじゃねぇだろ?
後、半田。俺達のサッカーってのはフォーメーションの変更位じゃ変わらねぇよ。」
「天願……じゃあお前の言う俺達のサッカーって……。」
んー、それ聞かれると弱いな。
「語っといて悪ぃが、上手く言葉に出来ねぇ。
だが、フォーメーションとかじゃない、目に見えない所にあるもんだ、そうだろ、円堂?」
一番
「あ、ああ!半田、やってみようぜ!」
後半が開始され、作戦通りに染岡が引き付けて、豪炎寺にシュートさせるが……アイツ中々速いな、あの距離をすぐ詰めやがった。
その後も何度かシュートを撃っているが、一向に破れそうにない。
アイツらPK戦に持ち込む気か?あの『シャインドライブ』の防ぎ方が分からん以上、そうされると困るな……。
うーん、なんかムズムズしてきた……ああいう絶対とかそんなワード聞くとどうにも破りたくなって仕方がない。
化身技なら破れるとは思ってやろうとしたんだが、化身を出そうとすると『かごめ かごめ』を使われてしまう……。
現にボールを持っている今、『かごめ かごめ』の面子が目を光らせている、これじゃ化身出すより先に阻止されるだろう……。
そういやアイツら、化身出そうとしなきゃ反応しないな……よし、アレやるか……!
右足に青白い光を纏わせ、腰を落として体を捻り、右足を左後ろに大きく寄せ、力を溜める。
「『月牙―――――――
力が溜まっていく程に青白い輝きが増し……全力で振るう!
――――――天衝』!!!」
三日月のような形をした巨大な斬撃が『無限の壁』にぶつかる、それは少しだが、確実に斬り込んでいき、やがて……
<―――――や、や、破ったぁぁぁーーー!!!
雷門中、あの『無限の壁』を破り、点をもぎ取ったぁぁぁ!!!>
よっしゃあ!爽快感パナイの!ウキウキ気分で自陣に戻って行くと、鬼道がすれ違い様に
「天を衝く、か。普段なら大それた名だと思ったかも知れんが、単独で『無限の壁』を崩すとは……相変わらず、お前は恐ろしい奴だよ。」
「そんな恐ろしい奴でも今じゃ味方だ。
知っての通り、まだまだ隠している技がある俺だが……お前は上手く使いこなせるか?」
「誰に物を言っている、お前の力も十全に活かしたゲームメイクをしてみせる……!」
「そうかい、なら楽しみにしてるさ。
あ、この試合中、月牙はもう
うん、この技やっぱ使い辛ぇわ。一気にスタミナ持ってかれたよ。
そう告げて過ぎ去っていく。
「……は?
本当に、敵でも味方でも面倒な奴だよ、お前は。」
背後から、一瞬愕然とした様子が、その後苦笑と共にそう溢したのが聞こえた。
さて、仲間達の様子だが……あれ?
「天願さんが1点決めたし、後は守るだけでやんす!」
「無理に無限の壁を破る必要も無くなったしね。」
「これなら今まで通りで良かったんじゃないか?」
なんか士気が上がる所か下がってるんですけど……。
戦略的には正しいんだが、今までのコイツらならそんな消極的な方法なんてしない……やはり鬼道や宍戸の件が引っ掛かってんのか?
「お前ら、気ぃ抜き過ぎだ。
点を入れられたらどうすんだ、俺はもうさっきの威力じゃ撃てねぇぞ。」
「だからその為に全力で守るん「お前達!」キャプテン?」
「お前達はそんなサッカーで良いのかよ!?
どんな状況でも一生懸命ぶつかっていく、それが俺達のサッカーだ、そうだろ!」
「でも天願じゃなきゃ『無限の壁』は破れないし、他に必殺技なんて……。」
「必殺技ならある!
今なら、ハーフタイムの時に天願が言いたかった事が解る。
俺達の必殺技は、『炎の風見鶏』でも『イナズマ1号』でもない、俺達の本当の必殺技は、最後まで諦めない気持ちなんだ!
帝国・尾刈斗・野生中・御影専農・秋葉名戸・戦国伊賀島、どんな時も諦めなかったから此処まで来れたんだろ!
俺は『無限の壁』を破るのを諦めない、諦めたらそこで終わりなんだ!
そんなの俺達のサッカーじゃない!
俺達のサッカーは、絶対に最後まで諦めない事、だろ?
ならやろうぜ!俺達のサッカーを!!!」
円堂の鼓舞を受け、皆の士気がどんどん上がっていく。
俺が全然言葉に出来なかった事を完璧に言ってくれた、だが俺が言った所でこんな空気に出来るとは到底思えん、アイツだからこそ、なのだろう。
「凄ぇだろ?あれが円堂、俺達のキャプテンなんだ。」
背後にいる鬼道にそう声を掛ける。
「ああ、凄いな。
円堂と一緒に戦うという事、お前達の強さとはコレにあったんだな。
………よし!残り5分、全力で行くぞ!」
「「「応!!!」」」
<なんと雷門、1点リードしているにも関わらずGKである円堂も加った全力攻撃を始めたぞ!?>
FW・MF・DF・GKポジションに関係なく全員がゴールを狙っていく。
目まぐるしい程にパスとシュート入り乱れる中、俺にボールが回ってきた。
豪炎寺・円堂・鬼道をマークしているのは……よし!
再度、足へ青白い光を纏わせ、鬼道に合図を送る。
「あの光……さっきの!」
「絶対に止めるぞー!」
「天願…?もう全力では……!そういう事か、円堂!豪炎寺!」
あの3人をマークしていた奴等が、俺を囲んだのを確認して、光を纏う足で勢いよく地面を踏みつける!
「同じ技だからって一つの使い方しか無い訳じゃねぇんだぜ?『月牙天衝』!」
月牙が全方位へ拡がり、俺を囲んでいた3人が吹き飛んだのを見て、鬼道へパス
「「「いっけぇぇぇ!!!」」」
鬼道を起点に豪炎寺と円堂の3人で放ったシュートは『無限の壁』を撃ち破り……
<雷門中、またも『無限の壁』を破ったぁぁぁ!!
ここでホイッスル、無限の壁を破り、雷門2対0で勝利だぁ!!!>
半田とも和解出来て、本当にの意味で鬼道は雷門に認められた様だ。
いつもの鉄塔広場で練習をしていると……
「円堂、それに天願も?」
「やっぱりここに来てたか。」
「お前達、いつもあんなトレーニングやってたのか。」
「ああ、KP力をつけるにはこれが一番なんだ、それに今日だって天願が居なけりゃ決められてたかも知んない、もっともっと力つけなきゃな!」
「何が起きるか分からねぇし、それにこの練習も悪くはねぇからな。」
「程々にしておけよ、試合前に怪我でもしたら事だ。」
「大丈夫だって、爺ちゃんみたいなKPに成りたくって、いつもやってんだからさ!」
「天願は……お前はKPじゃないだろう。」
「俺は……
「此処が……お前達の原点なのか。」
円堂と鬼道が暫く話合っている中
「お前がいきなり鬼道にシュートした時は驚いたよ。」
「ん?ああ、なんとなくあれが一番だと思ってな。」
「鬼道をここに連れて来たのは?」
「円堂と話をさせたら良い方向へ向かう、そう感じた。」
意外と世話焼きなのか……?あっちも話は終わりみたいだな。
「お前達、これから宜しく頼む。」
「ああ!こっちこそ!」 「頼りにさせてもらうぜ?」
無限の壁を独りで破るのはやり過ぎたかな?
でも月牙ならイケる気がした。
私のダメな所は、好きな技は破らせまいという意識が働く事
しかも出してる技の多くは基本気に入ってるので、主人公の技は大体破れない………。
相手からすると出す技全てが、初見技なので攻略しにくいってのもあるんですけど……言い訳ですね、すいません。
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『SISTEMA C.A.I.』
引用「家庭教師ヒットマンREBORN!」
使用者「獄寺 隼人」
空中に浮遊する骨を模した黒いパーツで構成された輪の中央に透明な障壁が張られている盾を展開させる。
複数存在するため、別々に展開して広範囲を守る事も、重ねて1つにする事で、範囲を狭める代わりに防御力を向上する事も出来る。
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『月牙天衝』
引用「BLEACH」
使用者「黒崎 一護」
腰を落とした姿勢で後ろを向く様に体を捻り、右足を左後ろへ大きく寄せ、力を溜め、一気に振り抜く。
(下から居合の様に振り抜いた時のイメージ)
発動から足に青白い光が集っていき、力を溜める程にその輝きが増していく。
青白く輝く三日月を象った巨大な斬撃となってゴールへ突き進む。
化身技で無いにも関わらず、それに匹敵、或いは凌駕する威力を持つ。
但し、その姿勢・溜めの時間から妨害され易く、消耗も激しい為、そうそう使えないのが難点。
ボールが無い時でも、ブロック技として使える。
但し動作が遅いのでボールを持っている相手からは簡単に避けれるし、シュートにぶつけるにも間に合わない可能性が高い。
シュートせずに、地面を踏みつける事で、全方位の敵を吹き飛ばせる。
発動までの時間は短いがこれも消耗が激しいので、基本的に使った後はパスへ移行する。
(地面か何かに突き刺したまま月牙を撃った時のイメージです。
ゲームかアニメかは忘れました。)