イナズマイレブン ~『必殺技』に憧れて~   作:@ドラゴン

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お久しぶりです。
先ずはご挨拶をば。

後れ馳せながら、明けましておめでとうございます


そして……







遅くなってすみませんでしたっ!!!

更新が止まっている中、お気に入りをしてくださった方、感想を頂いた方に感謝を。
ありがとうございます

待たせてしまった方に謝罪を。
本当に申し訳ありません

EDF5が楽し過ぎるのがイケナイ……
fgoもboxイベ連発でラフム化しちゃった……
この時期の会計職仕事多過ギィ!

気付けば1月も下旬、前回から1ヶ月以上経ち―――本当にごめんなさい……!


短い上に久々の執筆でアレかもですが、どうぞ!



第38話 それでも僕らはやってない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスに揺られて暫く、俺たちは例の襲撃現場に到着した。

総理が拐われたという近年類を見ない大事件、当然辺り一体は警察の手により完全に封鎖され、厳戒な警備体制が敷かれている。

 

つい先程、瞳子監督が中に入れて貰えるよう交渉に向かったのだが――――どんな説明をするつもりなんかね?

 

冷静に考えてこの件と何の関係もない集団―――しかも大多数が子供―――が関わる、なんてどうやりゃ承諾させられるのか。

俺達がエイリア学園と戦った事を話しても、事情聴取されるのが関の山だろう。

理事長の計画にしても、あの人の立場や権力って雷門中と全国サッカー協会の理事って位だろ?

……いや、ここで頓挫したら物語進まねぇから多分何かしらの方法で入れるんだろうけどさ。

 

さて、どんな理由で通して貰えるだろう?

 

本命は、やっぱ理事長のコネかな。

 

対抗で、たった今飛び出した円堂の説得が奇跡的に通じる(クリティカル)

 

………大穴は、鬼瓦刑事が近くに来て居て、実は階級が高いor上の人に顔が利く人でした、って所?

 

 

 

さてさてどうなる事や――――――――あっ、着く前に終わった。

 

円堂の飛び出してった意味ぃ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅー、入れてよかったっすねー」

 

「というか、良く通して貰えたものだな」

 

ホントにな。

この短期間であのバスを用意したり、警察の動きに干渉出来たり、何者なんだあの人。

そんでもって捜査官全員引き上げちゃってるよ。

 

 

宇宙人の手掛かりを見つけようって事で、皆は散策し始める。

 

俺はどうしよ……おっ?

近くに壁山と目金が歩いててその後ろに…………ちょっと面白そうだな。

 

あいつらに着いて行くとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エイリア学園は何処からやって来たと思います?」

 

「さあ?」

 

「急にどうしたよ?」

 

何か見付からないか探索して回ること暫くして――――探索といっても別に草の根を掻き分けたりなんて事はなく、殆ど散歩してる様なものだが―――――唐突に目金が口を開いた。

 

「相手の事が分かれば、それだけ何らかの対策を講じられます。

練習は勿論のこと、今ある情報を分析していくのも大事ですからね!

因みに僕は、彼らの重力を感じさせない脅威的な運動能力からするに、地球よりも遥かに重力が強い星から来たのでは?と考えています!」

 

現実は富士山なんだけどな、なんてロマンの無い。

 

「へぇ~、そんな所じゃ煎餅なんか粉々っすね。

食べるっすか?」

 

せんべいを差し出す壁山、完全に聞き流しているな。

……そろそろ仕掛けて来るか?

 

「壁山君!僕達は遠足に来たんじゃ……あれ?」

 

一瞬、二人の間を何かが通り抜けたかと思えば、壁山の手にあった煎餅が消えている。

 

俺は()()()が最初からずっと壁山の煎餅を狙って着いてきたのを知ってるが、どんな反応をするか見たくてわざと言っていない。

 

恐る恐るといった様子で何かが入り込んだ藪を覗き込んだ二人は

 

「「ひぃやぁぁぁ!!!!

宇宙人んんんーーー!!!!」」

 

目撃と同時にパニックを起こし、止める間もなく走り去って行った。

あいつらの視界には一体何が見えていたんだ…。

 

 

「お前も災難だったな、間近であんな大声上げられてビックリしたろ」

 

宇宙人と勘違いされてしまった鹿()に語りかける。

当の本人(本鹿?)は何事も無かった様に煎餅を食んでいた。

 

今更だが、壁山が食ってた鹿せんべい(アレ)、人が食っても大丈夫なのかね?

 

壁山が落としていった残りの鹿せんべいを与えると、匂いを嗅ぎ付けたのか偶然か、多数の鹿達が群がって来る。

 

こっ、コイツら!凄い勢いで食い付いて来やがる!

 

鹿の群れと格闘する傍らで、エイリア学園の手掛かりとやらに思考を巡らせる。

正直、長時間ではないにしても捜査のプロたる警察が調査した後で、目ぼしい物が見つかるとは思えないんだよなぁ。

 

だから、少し位サボってても大丈「あったっすーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………あっちゃったかー――――――無能かな?

 

いやさ、こういう物語で警察が機能してたら展開が進まないとか、キャラクターが事件に絡めないとか、そんな事態に陥るのは分かってるんだけどさ……それでも言わせて欲しい―――――――警察仕事しろ、と。

 

 

とりあえず、せんべいを全部食わしてやってから向かうか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁山の大声が聞こえていたからか、皆が続々と集まり、最後に此方へ駆けて来る円堂が転がっているモノを見て驚きの顔を見せた。

 

「どうした壁山……ってそれは!?」

 

「あいつらが使っていた…」

 

「―――――黒い、サッカーボール!」

 

「これを何処で?」

 

壁山はすぐ近くの木橋を指差し

 

「あそこの壊れた木橋の下、そこに流れる川の中にあったっす!

ってキャプテン!それってすんごく重いっすよ!?」

 

壁山の注意を振り切り円堂がボールを持ち上げるも中々上がらず、終いには落としてしまう。

 

「お、重いっ!

あいつらこんなものを軽々と蹴っていたのか…」

 

僅かな落下からでも、ズシン…と周りの地面を揺らすボールに、改めて宇宙人の尋常ならざる膂力に戦慄する一同。

 

……それよりも俺は此方へ走って来る集団が気になっている。

足音からするに大人、エイリア学園じゃなさそうだが、ボールを見付けた俺達が集合したのを見計らったかの様なタイミングで動き出したっぽいんだよな。

 

ちら、と足音のする方向に目を向けると、スーツ姿の大人達が橋の上で止まり―――

 

 

 

 

「――――全員動くな!

 

もう逃がさんぞ、エイリア学園の宇宙人!」

 

 

 

ダニぃ!?

 

彼らから発せられた予想外の発言に、思わず硬直してしまう。

 

「えっ?」

 

「俺達の事?」

 

まさか自分達が宇宙人呼ばわりされるとは思わず、皆もきょとんとしている。

 

「我々は総理大臣警護のSPだ。

答えろ、財前総理を何処へ連れ去った!」

 

しかし、そんな俺達の様子など知った事かと言わんばかりに詰問してくる。

 

「あの、ちょっt「黙れ!その黒いサッカーボールが何よりの証拠だ!」

 

円堂の反論に被せて、俺達が宇宙人であると言い張ってくる。

 

「ちがっ、違います!これは池に落t「惚けても無駄だ!ここ一体は既に警察の手が入っている!

そんな重要証拠、残っている筈がないだろう!」

 

あー、それ言われちまうと分が悪いな……。

特に、見つからない様な所にあったのなら兎も角、丁度破壊痕のある地点で見付けちまったのが不味い。

常識的に考えて、そんな場所に手を入れない筈がないし。

 

「それでも、いきなり宇宙人呼ばわりなんて失礼じゃありませんか!」

 

風丸が反論をぶつけ、睨み合う。そこへ再び橋の方から鋭いの声が投げ掛けられた。

 

「宇宙人は何処だ!」

 

見ると、また一人SPが此方へ向かって来ている。

いや、SPの格好をしているだけか?やけに若く見えるが。

 

「だから!俺達は宇宙人じゃなくて、FFで優勝した雷門中サッカー部で、エイリア学園に勝つ為にここまでやって来たんだ!」

 

どれだけ言っても信じてくれないSPの態度に円堂の反論に険がこもりだす。

 

にしても妙だな。

どうして彼らは俺達を宇宙人と言い続けるのか。

後からやって来た赤髪の少女は円堂の言った「雷門中サッカー部」の辺りで合点のいった表情をしていた。

大人のSPの方も上手く隠してはいるがそれと似た様子がある。

 

俺達が宇宙人でないと知るも、敢えてそう決め付ける理由……駄目だ、情報が足りん。

 

そう考えている間にも、円堂とSPの喧嘩染みた口論はヒートアップしていき――――

 

「そこまで言うなら、証明してもらおうか!」

 

「ああ!望む所だ!」

 

売り言葉に買い言葉、止める間もなくSP少女の挑発に乗ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わって公園内のサッカーコート。

 

 

「――――――それがどうしてサッカーになるのか、コレガワカラナイ」

 

奈良鹿公園にサッカーコートある事もビックリだわ。

 

「急にどうしたんだ天願?」

 

「いや、何でもない」

 

考えいた事をそのまま口にしていたらしい、風丸にツッコまれる。

某カードゲーム世界における決闘(デュエル)みてぇなものと無理矢理納得して作戦会議に耳を傾ける。

 

「向こうが大人だからって怯むな!

ピッチに立てば同じサッカー選手だ!」

 

「ああ!ガンガン得点してやらぁ!」

 

「問題は体力的差だな。

ペース配分に注意する必要しないと」

 

「それに身体能力もだ。

相手のスピードやパワーに対抗するだけでも、普段とは比べものにならない程消耗する筈」

 

「でも11人丁度だし、交代なんて出来ないぞ」

 

「大丈夫!負けてる所でも全員でカバーし合えば良い!」

 

「気になるのはどんなプレーをしてくるか、だな」

 

「SPフィクサーズ、それが彼らのチーム名みたいです」

 

鬼道の言葉に、すかさず音無が反応した。

 

「「「――――――SPフィクサーズ?」」」

 

 

皆の疑問の声に、パソコンの情報を読み上げていく。

 

「大のサッカーファンである財前総理のボディガードで結成されたチームですね」

 

「サッカーで体を鍛えてるって訳か」

 

サッカーである必要性を感じないんですがそれは。

上司の趣味に合わせてとか、世知辛い理由が真実だと思う。

 

つーか、あの人ら着替えんのな。

それとも、あのスーツがユニフォームなのか……?

 

休めだったり、気を付けだったり、妙に統制の取れていない姿勢で待機している相手を見ていると、監督が自由にやれ、との指示を出して離れて行くのが見えた。

 

俺達のプレーを見なければアドバイスのしようもない、そういう意味も含まれているんだろうが……もうちっと口数を増やしてくれればなぁ。

 

 

「―――――だとよ。

で、どうする?守りを固めるか?」

 

「いや、オフェンスを強化すべきだ」

 

「攻撃型の布陣に?」

 

「そうだ、こういう時こそ先取点が大事になる。

それに相手はSP、守備のスペシャリストである以上、守りの堅さは相当なものと見ていいだろう」

 

「半端な攻めじゃ崩せないかもしれない、か」

 

皆の疑問に答えていく鬼道だが、一端俺を見て

 

「―――――ただ、天願には守備に回って貰う」

 

そう言い放った。

 

「攻撃を重点にするのに、か?」

 

 

「ああ。

体力差が大きいこの試合、一点一点がより重くなる。

攻撃に重きを置いた結果、守りが疎かになっては意味がない。

そこで、限りなく少ない人数で守備を磐石に近付けるに打ってつけなのが――――」

 

「天願になる、そういう事か」

 

豪炎寺は納得したみたいだが、俺一人加わっただけでそんな変わるかね?

 

「確かに、思い返して見れば円堂が間に合わなかったり抜かれそうになった時、天願が止めてる事って多いな」

 

風丸もそう言ってくる。

そういや、そんな場面もあったような無かったような……。

 

「天願と並んでゴールを守る、か。

偶々DFラインまで下がってた時と違って、最初から守備に専念した天願と並べば……!

いける、いけるって!どんなシュートだって抑えられる!

 

よーし!頼むぜ皆!

俺達の力、見せ付けてやるんだ!」

 

「「「おおーーー!!!」」」

 

 

 

 

――――――さて、今回はイナズマイレブンのおじさん達とは違う、日頃から体を鍛えている万全な状態の大人達。

 

不安要素はあるが、俺達なら―――「フィアアアアア!!!」

 

 

………ゑ?

 

「間に合いましたね!

雷門イレブン在るところ、常に角馬の実況ありです!」

 

あの距離をチャリで来やがったのか……!?

 

「さあ、雷門イレブンに対するはSPフィクサーズ!

子供対大人、どんなプレーで立ち向かうのか、目が離せません!」

 

 

 

SPフィクサーズも急に乱入してきた角馬に呆然としている。

 

実況がプレーヤーを置いてけぼりに……キックオフを告げる笛の音が鳴るその時まで、場の空気を支配していたのは紛れもなく角馬だった。

 

 

 

 

 






締めが雑……久しぶり過ぎて試行錯誤しながらの執筆。
今までの何度も読み返して、かれこれ10回近く書き直した……やっぱ難しいわ………

前書きにもありましたが

皆様、本当にすみません……
そして、ありがとうございます!

正月が終わってふと見たらお気に入りが10近く増えてたのにはビックリ
更新中にもそんなことは起きなかったのに……正月ぱぅわーってスゲー……



これからも、宜しくお願いします!


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