事の始まりは中国・
以降、世界各地で超常能力を持った者が発見され、その原因も不明なまま時は流れる。
いつしか「超常」は「日常」に変わり、日本では「個性」、海外の一部では「
そして現代。
混乱渦巻く世の中で!
かつて誰もが空想し、憧れた一つの職業が脚光を浴びていた!
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大都市・シュテルンビルトには、スポンサー各社と契約の下、その超常を駆使して街の平和を守るNEXTによって構成されたスーパーヒーロー達が存在する。
ヒーロー達の活躍は専用の特別番組「HERO TV」で中継され、その年の「キングオブヒーロー」の座を巡るランキング争いを続けていた。
「私はHERO TVの新たなイベントを提案します」
発言したのは、アニエス・ジュベール、「HERO TV」の敏腕プロデューサーである。今彼女は、自分の番組の視聴率が更に伸びる為の計画案を会社内でプレゼンしている所である。
「新たなイベントと言ってもねぇ、最近二部ヒーローを立ち上げたばかりじゃないか。そんな余裕はあるのかね?」
アニエスの提案に対して、会社の上層部の者達は今そんな事が出来る状況なのか怪しい所なので良い顔はしていない。
「大丈夫です。問題ありません。もし何かあれば、責任は全て私が」
「うーむ」
かつて低迷していた「HERO TV」を盛り返した実績を持つ彼女にそう言われると、流石の上層部達も何も言い返せずに押し黙ってしまう。
沈黙を了解と捉えた彼女は、そのまま自身が持ち込んだ企画を自身満々に発表する。
「私が計画する新たなイベントとは、日本のヒーローの卵達をこの「HERO TV」に呼び、我らのヒーロー達と一時的にタッグを組んで貰うというものです!」
「なんだって!?」
「日本だと?」
「それって、まさか!」
アニエスの企画の内容が上層部の誰もが予想だにしていなかった為、皆驚き、ざわつき始める。
アニエスはそんな状況を確認し、場はまだ騒然としていたが、お構い無しに発言を続けていく。
「既にお気付きの方もいらっしゃる様ですが、その通りです。呼ぶのは、雄英高校の生徒達です!」
このアニエスの発言により、会議場は更に騒然としていく。
「やはり、雄英高校か!」
「じゃあもしかして、オールマイトも?」
「雄英高校って、何だ?」
「お前知らないのか?この間テレビでやっていただろう」
「ああ!爆発のNEXTのクソガキが優勝していたやつか!」
「そうそう、日本のヒーロー育成のエリート学校だっけか?」
「確かにあの少年少女達ならば話題性は充分ではあるな」
「しかも、あれだけ能力を使いこなせているならば、足を引っ張ることはそうもあるまい」
「雄英高校の説明等を代わりにしてもらい、ありがとうございます。見たところ、皆さんも乗り気であるように思われます。どうか実行の許可をお願いします」
アニエスは、周りが自分の企画に対して好印象を持っていることで、内心笑みを浮かべながら、計画の実行を促す。
「確かに企画としては面白そうだ。どうだろうか?反対の意見の者はおるか?」
と、この会議のリーダーが皆に聞くが誰も反対の意見を言うものは出ず、皆がその計画に対して賛成なのがうかがえる。
「ふむ、満場一致だな。良いだろうアニエス、君のやりたいようにしたまえ」
「ありがとうございます」
アニエスは、この結果は当たり前だと言わんばかりに、不敵な笑みを浮かべながらお辞儀をする。
「段取りの方は、ある程度決まっているのか?」
「それは、勿論既に招待する生徒をピックアップし、雄英高校には了承を得ています」
「相変わらず手際が良いな君は」
「ありがとうございます。そして、これがその資料でどのヒーローとパートナーを組むかを書いています」
そう言うと、彼女から資料が皆に配られ、そこにはこう書かれていた。
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ブルーローズ ー 麗日お茶子(無重力)
ロックバイソン ー 切島鋭児朗(硬化)
ドラゴンキッド ー 上鳴電気(帯電)
折紙サイクロン ー 八百万百(創造)
ファイヤーエンブレム ー 轟焦凍(半冷半燃)
スカイハイ ー 爆豪勝己(爆破)
バーナビー・ブルックスJr. ー 緑谷出久(肉体強化)
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「さあ、これから忙しくなるわね」
話の土台としては、タイバニの映画ライジングとなります。