とても短いですけどね。
そして短い割に話の展開が早いです。
夕方になるまで図書館で話し込んで私たちは帰路につく。
すずかちゃんは迎えがあり、それで帰っていった。立派な車だったのでどこかのお嬢様なのだろうか?
「今日の晩御飯は何食べたい?」
「え……にいちゃん作ってくれるん?」
「そうだね、最近忙しかったから今日は作ってあげたい気分だよ」
決して料理は得意ではないがはやてに教えてもらったので作れはする。兄としてはとても複雑だが所詮男の私の料理スキルは底辺だった。しょうがない。
でも一部の料理ははやてよりも上手かったりする。
いつもはやてが料理を作ってくれるのだが今日はそんな気分だった。
「ほんならオムライス作ってもらおうかな」
「数少ない私の得意料理か……喜んで作るよ」
「よっしゃー今日はいい事尽くめやー!」
朝の沈んだ気分なんてなかったようにはやては喜んでいた。車椅子の上で器用に腰を捻りながらガッツポーズを決めて踊るくらいに。
こんなに喜んでもらえるなら毎日でも言いたいところだった。
家に着いて最初にやることは、はやてを外出用の車椅子から家用の車椅子に乗り換えさせる。
そして二人で洗面所に向かって手洗い・うがいをする。
ただでさえ原因不明な病気で体の不自由なはやてだ、その作業は二人揃って入念に行われていた。
できることから。を基本に私たち二人は今もそうして過ごしている。
……ちなみに赤目騎士は部屋の掃除を、青目騎士は料理を基本に動いている。
しかも、私よりも家事のレベルが高いという……教えたのは私のはずなのに何故だ。
このあと私は多少失敗してケチャップを焦がしてしまったが、卵は半熟で仕上げ
なんとか完成させた。
どうでもいいかもしれないが青目騎士の作った(作らせたともいうが)オムライスがレストランに出るようなおしゃれなホワイトソースとブラウンソースで飾られていて味も美味しく完膚なきまでに心を折られたことも記載しておく。
今度教えてもらおう……私はそう心に誓うのだった。
たとえ、もしこのまま……。
このまま……足の病気が治らなくてもいつまでもこの平穏が続いてくれる事を祈った。
――が、そんなことを許してくれるほどこの世界は優しくなかった。
▼
はやての9歳の誕生日の日にそれは起こった。
そんなことも露知らず六月三日の夜はやてに先に風呂に入らせて部屋のベットに寝かせて私は風呂に入っていた。
「ふぅ……」
明日ははやての誕生日。
何を贈るかはもう決めている。
彼女ならきっと喜んでくれるだろう。
そんなことを考えて風呂から出た時だった。
二十四時が過ぎた頃。
はやての部屋から物音がした。
それも本を落とすような音。
髪を軽く乾かして、寝巻き姿に着替えてはやての部屋に向かった。
「はやて……まだおきていr」
起きているのか? そう言おうと思った。
私がそこで見たものは、はやてに頭を垂れる知らない人(不審人物)4人組がいた
。
え? なにこれ? そう思い視線をはやてに向けるが彼女は私よりも驚いた表情だった。はやても突然のことに驚いて涙目になるくらいに。
「にいちゃん……」
「……えっと、はやてこの人たちは?」
「主の家族の方ですか?」
「あるじ?」
現状が理解できない。
私がみた情報そのままでこれを判断するのであれば、
浮いた本から現れた4人組がはやてを主として片膝をついて忠誠を誓っている。
私自身常識を履き違えているのだけれどこれも相当おかしいよね。
ここは普通の世界ではなかったのか……?
亀更新(笑)
いやストックをちょっと修正して書いているだけなので本来はこうではないんです。
それに今日は……というだけなので流石に連続してはもうしません。
そんなお話。
―追記―
句読点、三点リーダーの追加、それに伴い文の改行。
2015/1/23 改行、空白、記号追加。文章の追加。