ポケモンの世界に転生したと思ったら元の世界に帰って来た!   作:みかん@

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初めまして、山人さん

「だ、誰か!!助けて!」

「はいよー」

「へ?」

 

なんか目の前で、スピアーの群れに襲われている第一村人?山だから山人発見。助けを求めているので、助けるイオリさんです。

 

腰のベルトに着いてる、ピンポン玉サイズのハイパーボールを一つ持ち、ボールに着いているボタンを押すとテニスボールサイズに大きくなった。

私はそのボールを投げた。

 

「頑張って、サザンドラ」

「ザァァァァ!」

「えぇぇぇ!サザンドラ!?」

 

出てきたポケモンは、サザンドラ。特殊フルアタッカーなドラゴンちゃん。苦手なタイプは水Zで吹きどばします。

とまあ、ゲームから連れてきた子だけどゲームと違って沢山技を覚えてくれるから、もっと器用になりました。まあ、虫タイプのスピアーには相性悪いけど、そこはLv差でごり押す。

 

「サザンドラ、《ハイパーボイス》!」

「ザァ!ザァァァァァァ!」

 

タイプ一致じゃあないけど、威力90の全体技だ。まとめてさようなら。

 

「「「スピ!?」」」

「うぉぉぉぉ!耳がぁぁぁぁ!?」

「おっと、しまった」

 

うっかり逃げてた山人まで巻き込んでしまった。仕方なし。

《ハイパーボイス》を喰らったスピアー達は、ボロボロながら急いで逃げていった。一匹捕まえたかったが、まあいい。

私は、走り回って疲れたのか地面に座っている山人の方へ向かった。情報が知りたいしね。

 

「おい、そこのお前」

「へ?」

「へ?じゃない。お前だお前。聞きたいことがあるんだ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ど、どうしてこんなことに!!」

「「「スピ!!」」」

「うわぁぁぁぁ!!」

 

私は、泉理夏。絶賛スピアーの群れに教われています。手持ちのアチャモは、既にひんし状態なので戦う事が出来ません。

ゲームみたいに手持ちが全滅しても、目の前が真っ暗になったり、ポケモンセンターにワープしたりは現実では起こらない。

つまり、スピアー達に攻撃をされることになる。最悪死ぬ。

 

もう一度言おう。どうしてこんなことに...。

 

それは、1週間前に遡ります。夢の中での出来事です。真っ白な空間に、私以外に多種多様な人が大勢いました。私もそうですが、その空間に集まった人達は混乱してました。そのときです。

人達のその中心に、天使のような姿をした女性が現れました。

 

「私は、ラミリスです。皆さん話を落ち着いて聞いてください」

 

話を聴くと、

一つ、ある神様の隠していた重大なミスが揺らぎを生み、私達の世界とポケモンの世界が混ざった事。

 

二つ、私達の世界からポケモンの記憶は消えてしまっている。ここにいる私達は覚えている。

 

三つ、完全に元に戻すのは難しく、その間を選ばれた私達のサポートをする事に。

 

とまあこんな感じ。だけど中には、ポケモンは知っていてもゲーム内容を知らない、またはアニメ内容を知らない人がいた。それは当然かもしれない。子供の頃は知っていても大人になったら忘れてしまう人だっているだろうし、友人は好きでも本人は興味無かったかも知れない。

選ばれた私達は、人によって知識の差が広かった。

 

ラミリスはそれを知って、マルチナビで対処するとのこと。内容としては、図鑑アプリやボックスアプリ等を入れるそうだ。

説明書も渡すそうで、頑張ってくれとのこと。他にも能力も渡すので活用してとも言っていた。

 

もう少し聞きたいことがあったけど、気がついたらベッドの上、つまり起きました。

最初は夢だと思ったけど、聞きなれない鳴き声が外から聞こえたので、窓を開けて外を見てみるとポケモンだらけだった。

 

また、枕元にはモンスターボールと私の物ではない箱が置いてあり、中身を確認してみることに。

モンスターボールにはアチャモ。箱の中には、ラミリスが言っていたマルチナビやリュック、その他様々な道具が入ってました。

 

中身を確認した後、自分の部屋を出てリビングに向かい父や母に会いました。テレビではニュースになっており、大騒ぎです。その時のニュースでポケモントレーナーについて話していた時に、家族に私の事を伝えました。

 

それから色々あって1週間。アチャモだけでは、心もとないので近くの山にて仲間探しに出かけている最中、スピアーの群れに襲われてしまったのです。ニュースでも、ポケモンに襲われて死亡した人がいると言っていました。

死にたくない。その思いで走っていたけど、足を引っ掻けって転んでしまい、急いで起き上がろうとしましたが、既に囲まれてました。

 

「だ、誰か!!助けて」

 

誰もいないのに助けを求めました。その時です。

 

「はいよー」

「へ?」

 

ものすっごく軽いかけ声の人物が、私を助けてくれたのです。

 

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