ポケモンの世界に転生したと思ったら元の世界に帰って来た! 作:みかん@
「やって来ました運動場!」
「…ホントにテンションが高いですね」
教室から外に出ることに、テンションを上げる必要はない。けど私は上げる。
気分で上げるのだ。
ぞろぞろと、クラスの皆は外に出てきたね。
気になるのか他のクラスは、教室の窓から覗いているのが見える。
「みんな集合したね?じゃあポケモンの危険な力を見せていくね」
イオリさんは頭に乗っけてたイーブイに命令をします。
こっからはいつもやっている特訓風景を見せるつもりです。
「イーブイ!《シャドーボール》!」
「ブゥゥイィィィ!!」
イオリさんはイーブイに技を指示します。
頭の上にいるので、そこから地面に向かって《シャドーボール》を放ちました。
放たれた《シャドーボール》は、地面に当たるとボンッ!と爆発して砂煙を立ち上げます。
「「「…………」」」
どうやら《シャドーボール》の威力を見て、皆驚いているみたいだね。
でもまだ序の口なんだけども。
「これがイーブイの《シャドーボール》だよ。ゴーストタイプの特殊技の一つ。これでも威力は低い方だよ」
「まだ低い方なんですか!?」
一緒に来た先生方も驚いているね。確かにイーブイの《シャドーボール》は、レベルから見ても強い方だけど、タイプ一致じゃないからそこまで火力出ないし、何よりもこの子は攻めより受け身が得意だからね。
「何ならもっと強い方を見てみる?」
「い、いえ結構です!」
ありゃ拒否られちった。
まあ、ゴーストタイプのポケモンは今日連れてきてないけどね。
「この子は可愛くても小さくても、人を倒せるくらいには強いからね。甘く見てはいけないよ」
ポケモンは人間と同じで、生まれたてだと弱いけどそれは赤ちゃんだからだ。
大きくなれば色々と覚えて経験して強くなる。
違う点と言えば、成長スピードが違う所かな?
「ポケモンは頭がいいから、下手に危害を加えたり縄張りに入ったりしなければ、一部を覗いて襲ってくることはないからね」
「あの、その一部って……」
「気性が荒い奴とかケンカっぱやい奴とか?」
「たとえばどんなポケモンが?」
「そうだねーあの子とかかな」
そう言いながら指をある方向にさす。
その先には黒いポケモンがいた。
「うそ!ポケモンがいる!」
「マジかよ!」
「いやー!」
ポケモンを見て、騒ぎだした。
このくらいで騒ぐなんて……。
まあ、今日び平和に生きているなら、脅威には怖いよね。
「イオリさん!」
「あの子はダークポケモンのデルビルだね。群れからはぐれたのかな?」
「何を呑気に!?」
ダークポケモンのデルビル。進化後のヘルガーをリーダーに群れを組んでいる。
悪タイプは気性が荒い子が多いから危ないかな?
一匹で校内に侵入しているのは、はぐれているだけではないかな?
「まあいいや。イーブイ、戦うよ」
「ブイ!」