随分とまあファンタジーな世界じゃないか(仮)   作:倒錯した愛

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淫魔ニキの活躍ぶり、見とけよ見とけよ〜(ないです)


第4話

この世界の話をしよう。

 

この世界には数百から数千以上の種族が生きて生活を営んでおり、主に人間界にいいる人間、ヒトと、魔界にいる魔族にわかれる。

 

人間界の人間たちは高度な文明と知恵という生産的な一方、言語による会話を行い、国を作り他の国と殺し合いをするという非生産性な面も見受けられる、愚かな行いを繰り返すのが得意のようだ。

 

魔界の魔族は種族によりそこそこの文明と種族によりまちまちの知恵を持ち、複数の種族によって形成されるひとつの巨大国家を、魔王が治めている、魔族は総じて家族の意識はあるが仲間意識は薄い特徴を持つ。

 

魔王が復活、または代替わりすると、人間界への侵攻を計画し始める、世界全土を魔族の領地にし、内世界の神々への反逆を行うようである、しかしどのような経緯でそう思うのかは不明だ。

 

魔族の復活と時を同じくして人間界の人間から1人が勇者として内世界の神に選ばれ、魔王を倒すために━━━━と、まるでファンタジーのゲームの世界観そのものである。

 

魔界の常識等は、ファンタジーなゲームなどと大きな相違点はないと思われる。

 

魔界についてだが、魔王城を中心としヒエラルキーの高いものから低いものにかけてより魔界の端に近い場所に住みわけられている。

 

私は魔界の端なので、ヒエラルキーは低い、つまり下級層だ。

 

下級層にはあまり立派な建造物はなく、高くても2階建て程度の建造物しかなく、もっとも高い建造物は非常時に鳴る鐘の塔くらいのものだ。

 

中級層になれば3〜4階建ての建物が2階建てに混じってポツポツと並びだし、上級層は3階建ての建物しかないそうだ。

 

私自身、上級層についてはわからんことが多い、せいぜい上級層から下級層までを往復する商人に聞いた程度だ、だが信じても良いと思う、ヒトであれ魔族であれ商人に重要なのは信頼だからだ。

 

魔界については以上だ、次は世界に視線を戻そう。

 

現在、人間と魔族の間に戦争は起きていない、魔王はいるのだから戦争を行えばいいのに、と思うかもしれない。

 

だが今の魔王は400歳を超える高齢魔族、淫魔出ない限り200歳を超えるとたいてい劣化するのだ、なぜかは知らないが後継を作ろと考えたのはほんの60年程度前で、私や私の兄・姉を産めたのは奇跡に近い、事実、兄と姉は私と20も違わないらしい。

 

魔族において、不老不死にもっとも近いのが私のような淫魔と森の民エルフである、魔王はそのどちらでもないため、同じ年齢の淫魔と並ぶと曾祖父とひ孫くらいの見た目の差が出てしまっている。

 

なぜ今の今まで後継を作らなかったのか?それは魔王がほんの100年と少し前に代替わりして今の魔王がいるからだ。

 

高齢で代替わりともなれば、自身が魔王としてやっていけるか疑問が出てくる、だがせっかくの代替わりで魔王になったのにすぐに後継者に明け渡すのか、などという葛藤があり、結果として後継を作るのが遅れたわけだ。

 

当時のことをよく知る人物がいるとすれば、薬草屋の店主だろう、彼は代替わり後も専属薬剤師を務め、最初の魔王の子、長女を何回か目にしたことがあるそうだ。

 

私の母は都合が悪くあったことがないようだが、噂は耳にしていたそうだが。

 

年を少しとって25になったが、別段、姉や兄とあってみたい、とは思わない。

 

さて、話は終わりだ。

 

冷えた麦茶を飲み干し、自室の炉に火を入れる。

 

金属のガラクタを掻き集め、あらかじめ作っておいた砂型を引っ張り出す。

 

今回は、少し大きめのものを作ってみようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━やばい。

 

やばい!やばいやばいやばいやばい!

 

「すっごい疼く!!!」

 

グスタフにそんな気は全くないんだろうけど、近くにいるだけでもうどうにかなっちゃいそう!

 

そばにいるだけで、手が触れてるだけでシタくなっちゃう…………うぅ、ちょっとくらい、襲ってもういいんじゃないかな?

 

いやいやいや!ダメだって!しっかりしなさい私!

 

だ、だいたい!淫魔のくせに、あんな優しいのは反則!甘えたい時に甘えさせてくれるのも鬼畜!勉強に付き合ってくれるなんてマジで彼氏みたいな…………彼氏?

 

グスタフと、彼氏………………うん、いいかも。

 

「じぃさー」

 

「お?なんだぁレティ、わかんねえことでもあったかぁ?」

 

「うん、ラブレターの書き方教えて」

 

「ほーラブレター、ラブレターねえ…………………………はあああああ!?ラブレター!?それって恋文のことかぁレティ!?」

 

「うん、グスタフに送ろうと思って」

 

「どこのクソガキ…………坊主か、なら問題ねえ、彼奴(あいつ)なら店任せられっしな」

 

(薬草学の勉強に加え、恋文を書く勉強を始めるレティであった………)

 

(なお、恋文のことを知った村人は、早めの春がきたもんだ、と湧き立ったという)

 

「若いっていいなぁ」




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