幻想入りしたので普通に生活してみることにした   作:masakage

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その1

 目が覚めるとそこは、樹海でした。

 

「ここは…どこだ?」

 

 

 

 今森の中をさまよっている僕は高校に通うごく一般の男の子

 強いて違うところをあげるとすれば友人に

 「お前は自分が一般人と思っていたのか?」って言われたことかナー 名前は斎藤蓮

 そんなわけで気が付いたら森の中にいたのだ

 ふと見ると箒に一人の若い女の子が座っていた

 ウホッ! いいコスプレイヤー…

 痛ッ そう思っていると突然その女の子は僕の見ている目の前で

 手の何かに光を集め始めたのだ…!

 

「マスタースパーク!」

                       アッー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 目覚めたら民家にいた「知らない天井だ」と言えた俺は偉いと思う

 

「目、覚ましたみたいだな…」

 

 言葉の聞こえる方向に向くと俺をレーザーで吹き飛ばしたの女の子がいた。

 黒白の魔法使いのような服を着た金髪の美少女である。これは…許せる!(服装が)

 とりあえず体を起そうとしたが体が異常に重い、筋肉痛でもないし何だこれ?

 

「あんまり無理に動かない方がいいぜ、今は安静にしてな」

 

「そうする…前に俺は斎藤蓮。お前は?」

 

「レンか、私は霧雨魔理沙。普通の魔法使いだぜ」

 

「魔法使い…だと…」

 

「ああ、お前あまり見かけない服装だけどもしかして外来人か?」

 

「外来人って何ぞ?」

 

「うーん…色々と説明が必要そうだな…」

 

 というわけでここは幻想郷という地名だとか魔法や妖怪が存在するトンデモ世界だとか

 外の世界に出ることは難しいなど色々なことを聞いた。

 俺の体が重いのはあの森が魔法の森を呼ばれる場所であり瘴気にやられたらしい。

 

「なるほど…テンション上がってきた」

 

「お前危険性とか全く理解してないだろ、そして何故そんなに首を振る、ていうか安静にしろ!」

 

「そりゃあこんなに面白そうな世界に来ることができるとか思わなかったし、人生何があるかわからんね」

 

「こんな外来人はお前だけだと思うぜ…」

 

 俺もそう思います。

 

「お前はどうして魔法の森にいたんだ?スキマ…不思議な穴にでも落ちたのか?」

 

「そんな穴があったら入りたい…じゃなくて夜ベットで寝て目が覚めたらあの樹海にいました」

 

「なら外の世界で忘れられたとか」

 

「そんな薄いキャラじゃあないつもりです」

 

「…だな」

 

 そういうと魔理沙は少し考える素振りを見せ

 

「とりあえず後で博麗神社に行くか、あいつなら色々知ってるだろ。送ってやるよ」

 

 と言った。何このいい人感動した、俺にレーザーを撃ったとは思えない

 

「何から何まですまないねぇ魔理沙さん」

 

「それは言わない約束だぜ」

 

 ノリのいい人でもあるようだ。  

 それにしても霧雨魔理沙、マリサか…どっかで聞いたことのあるような気がするんだが…

 まあそれよりも聞かなければならないことがある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところで魔理沙さんや」

 

「なんだ?」

 

「俺はどうしてレーザーを撃たれたのでしょう?」

 

「何か失礼なこと考えてそうだったからだぜ」

 

 何故ばれたし。


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