幻想入りしたので普通に生活してみることにした   作:masakage

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その14

「幻想郷よ、私は帰ってきたぁ!!!」

 

「帰ってきたー!」

 

 地霊殿での宴会の翌日、俺はお空ではなくこいしに地上まで送ってもらった。

 帰り道は「妬ましい妬まs(ry」と言ってる妖怪以外インパクトある人いなかったので割愛

 まあという訳でこいしを連れて人里へ、いや慧音の家へ

 

「けーね〜、新しい生徒を連れてきた。オーバー」

 

「…レン、お前はよほど私の胃に穴を開けたいらしいな」

 

「大丈夫大丈夫、この子は発想がちょっと危険なだけだから問題無い」

 

「寺小屋がEX飛んでPh化しているんだが…」

 

「もう一人増えたらどうなるんだろうな、それはそれで面白そうだ

 フランやこいしより強い生徒に会いに行く」

 

「何か言ったか?」

 

「いえ、何でも無いです」

 

 慧音がアップを始めたのでこれ以上からかうのはやめることに。

 指の骨をポキポキ鳴らしているが絶対頭突きが来るな

 

「だいたいお前は私の了解もなく勝手な事をだな」

 

「まあまあ慧音、落ち着け。」

 

「ねえねえレン、早く寺子屋行こーよー」

 

「おお、スマンスマン。そういう訳で慧音、今日は俺に任せろー」

 

「待て!話はまだ終わって…」

 

 教室に入ってしまえば慧音も手は出せまい、後?どうにでもなるさ

 

 

 

 

 

「さて今日はまたまた転校生がいる!こいし、入ってこーい」

 

「うわぁ、子供がいっぱいだ!」

 

「さて、転校生が来たという事でこの時間は自由にしていいぞ」

 

 俺がそう言うとフランの時と同じくこいしの周りに生徒が殺到した

 流石にマイペースなこいしもこの状況には戸惑いを隠せないようだ、

 ちなみにフランを見てみると今回は押し寄せる側なのでこの状況を楽しんでいた

 

 

 

 

 

「ふぅ、疲れたーペットに揉みくちゃにされてるお姉ちゃんの気持ちがわかったよ」

 

「お疲れさん、どうだ?友達できたか?」

 

「うん!フランちゃんと気が合いそう。今日紅魔館って所に遊びに行くんだー」

 

「ふむふむ、ええ事やなぁ。でもちゃんと地霊殿に帰るんだぞ

 さとりが心配するだろうしな」

 

「うーん…わかった」

 

「こいし!一緒に帰ろ!」

 

「うん、フラン!じゃあねーレン」

 

「バイバーイ!」

 

 今日一日でフランとこいしは仲良くなったらしい、何か近いモノでもあったのだろう

 

「さて、今日も一日良い仕事をしたなぁ…さあ帰るか!」

 

「いいやレン、忘れていることがあるだろう?」

 

 振り向くとガイナ立ちをしている慧音がいた。

 

「慧音、言わせてもらうが…私は謝らないィィィ!」

 

「まずこれは私の頭痛の分だっ!」

 

 けいねのずつき!

 レンはひるんでうごけない!

 

 ……てか頭痛いんだったら頭突きするなよ

 

「次に私の胃の分だっ!」

 

 けいねのずつき!

 レンはたおれた

 

「そして!そして最後にっ!私の立場の分だーッ!」

 

 けいねのずつきが炸裂ゥ!

 レンはめのまえがまっかになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…はっ、やり過ぎた!大丈夫か!?」

 

「…うん、何かごめんな慧音。これからは自重することにするわ

 恩人なのに度が過ぎちまったな、うん。」

 

「そっそうか……私が言うのも難だが、いつもの覇気がないぞ」

 

「気のせいだろ、これが素だよ」

 

 最後の頭突きをするときの慧音の表情を見ると

 何というか不憫と感じてしまったとは言えんよ…

 イイハナシダッタノニナー


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