幻想入りしたので普通に生活してみることにした 作:masakage
「魔理沙ー俺だー遊びに来たぞ」
今回は嫌な予感もしないので普通に魔理沙の家に遊びに来た
しかし返事が無い、どうしたものか
「あーん?居ないのか?
…なるほどSUNDAYじゃねーの」
「という訳で博麗神社にやってきました」
「どういう訳かさっぱり分からないわ」
ちょっと待ってみたけど突っ込んでくれる人居なかったので移動することに
一人でボケるって予想以上に寂しいものだった
「まあまあ、俺が暇だしいいじゃん、お茶うめぇ」
「アンタが来て私が損するわけじゃないからいいけどね
お煎餅だしてくれない?」
「あいよー」
最近ちょっと刺激がありすぎたのでのんびりするのもいいもんだ
神社のこのいかにも和な空間が素晴らしい
俺の家は漫画とかガンプラとか幻想郷に来た事を忘れそうな部屋となっているからな
「そういや霊夢、俺ついに無限の魔力の所持者になったんだぜ!
エリクサー(笑)が作れるようになったから死者は蘇らないけど魔力ぐらいは回復する
つまり能力→エリクサーの無限コンボが実現に…」
「(笑)のせいで感覚狂うけど凄いモノ作れるようになったわね…
ところでオチは?」
「エリクサー(笑)を作るのに俺の魔力の5分の4ぐらい必要でな?
残りの魔力は飛行に欲しいから弾幕張れないんだ…
というかそもそも弾幕を一発も打てないのだよ」
「…もうアンタが強くなれないのは周知の事実だから諦めなさい」
「意地があるだろうが!男の子にはよぉ!」
ってカズマの兄ちゃんが言ってた!
「しかしどうにかしてスぺカぐらいは作れないものか
EASYでもいいからカッコいい名前付けて技名叫びたい」
「どうせ語尾に(笑)が付くのがオチよ」
「絶望したッ!!突きつけられた現実に絶望した!!」
フフフ…メタルジェノサイダー(笑)
フフフ…デットエンドシュート(笑)
想像するだけで悲しくなってきた
「斎藤蓮は心に大ダメージを受けた!
霊夢、お前なりに励ましてくれ」
「お腹空いたからお昼御飯作ってくれない?
暑くなってきたから冷たいのがいいわ」
「畜生!霊夢の結構綺麗好きー!」
「はいはい、ありがとう」
男にも涙を流していい時はある
俺は泣きながら台所へ走って行った。
「さて、お腹も膨れたしそろそろ帰るが…人里まで帰るのめんどいな
瞬間移動でもできたらいいんだけど」
「じゃあスキマでも作ってみたら?」
「なるほど、その手があったか!
…おお、できたぞ!」
「え、嘘でしょ?」
「じゃあな〜良いアドバイスありがとよ!」
呆然としている霊夢をよそに俺はスキマに入って行った。
フハハハ、これで俺の行動範囲がさらに大きくなるぜ!!
「…出口が作れねぇorz」
紫さんに救出されたのは三日後の事だった