幻想入りしたので普通に生活してみることにした   作:masakage

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その17

 授業が終わりフランが俺の家に寄って帰るとの事なので

 二人で家に向かっていたところ俺の家の前に見知らぬ女性がいた。

 緑色の髪をした美少女である。

 それにしてもデカイ、胸が

 

「ふむ、こんな女性に出会ったならば腕を振らざるを得ない」

 

 ( ゜∀゜)o彡゜オッパイ!オッパイ!

 

「ねえ、レン。何してるの?」

 

「うん?まあ男ってやつはみんな野獣なのさ。

 フランよ、変な男に話しかけられたら即逃げるか殺るようにな

 …あれ?俺アウトじゃね?」

 

「セーフに限りなく遠いアウトだね!」

 

「ナンテコッタイ、これは俺の教員免許剥奪フラグが立ってしまった」

 

「なんてこったい!」

 

「あの〜そろそろよろしいでしょうか?」

 

 待ち人を放置するもの失礼なので談笑は中断することに

 

「いやはやすまないすまない、えーと」

 

「私の名前は東風谷早苗です。守屋神社の巫女をしています

 この度は…えっと、私の神社が深刻な信仰不足でして…」

 

「つまり宗教の勧誘か、幻想郷にもこれがあるとは…

 今度子供たちにこういうのは断るよう教えねば

 フラン、こういうのは怖いからすぐに断るようにな

 すぐだぞ?早さは力なのだ!」

 

「うん、わかった!」

 

「いやいやいや!

 むしろ子供に守屋を信仰していただけるよう言っていただきたいのですが…」

 

「外の世界出身としてはそういうのはちょっとねえ」

 

「あなたが思っているような危ない宗教じゃありませんから!

 話ぐらい聞いてもらえませんか?」

 

 この手の人はしつこいと相場が決まっている。

 適当に妥協案とか出さねば駄目かと考えていたが閃いた。

 

「そうだ!俺を弾幕ごっこで倒すことができたら信仰してやろう」

 

「本当ですか!?でしたらお願いします!

 …霊力もあまり感じませんし楽勝ですね(ボソ)」

 

 ここは幻想郷である。

 困った時は「おい、デュエルしろよ」みたいな感覚で弾幕ごっこを挑めばよいのだ!

 

「さあやるか、来いぃぃぃぃぃ!フラァァァァァンウィィィィィング(真ゲッター風)」

 

「うぃーんガシャーン!」

 

 説明しよう!フランが俺に背後から羽交い締めのような感じでくっついてるだけである。以上!

 

「……何をしていらっしゃるのですか?」

 

「いやぁ俺弾幕とか出せないけど弾幕ごっこ体験してみたくてよう

 それでこの前フランと一緒に考えてたんだわ」

 

「思いついたのだこれだよ!」

 

「これって私とフランさんが戦ってるだけでは?」

 

「細けぇこたぁいいんだよ!フランが翼でフランが牙なんだから

 俺は…オプション?」

 

「役割を持たないオプションって一体…まあ始めましょうか」

 

「よしきた、フラン!最初から全力で飛ばしてくれぃ」

 

「わかった、いくよーっ!」

 

 

 禁忌「レーヴァティン」

 

 

「んな!?」

 

「おお!レバ剣きた!これで勝つる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「凄い迫力だった、ブライトさんも大満足の弾幕の濃さだったな」

 

「ハァハァ……凌ぎ、ました…ハァ

 …これほどのスペカ、ならば…妖力もあまり残って無いでしょう…ハァ」

 

「何勘違いしてるんだ

 まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ!

 フラン、これを飲めぃ!」

 

 フランに渡したのはもちろんエリクサー(笑)

 何故なら彼女もまた、特別な存在d(ry

 

「んぐんぐ…すごいすごーい!力が漲ってきたよ!」

 

「なっなんですかそれは!?チートです!ずるいです!

 そんな魔法薬使っちゃダメですー!!」

 

「そういう台詞を言いたければ若本ボイスで出直してきな!

 確か『アイテムなんぞ使ってんじゃねえ!』って

 バルバトスが怯んでいたら発動しなかったなあ…

 ところで早苗さん、まだやるかい?」

 

「…ギブアップします」

 

「左様か、フランお疲れ。そしてありがとな!

 ところでフランってどれぐらい強いんだ?」

 

「EXのボスぐらいだよ」

 

「……? まあボスだったら強いだろうな、うん」

 

 正直良く分からない回答だったが早苗さんのリアクション的に凄いんだろう

 …しかし、このままじゃ早苗さんがあまりに理不尽なので妥協案を出すことに

 

「早苗さん早苗さん、疲れただろうしウチに上がっていったら?

 お茶出すし、話ぐらいなら聞くよ?」

 

「本当ですか!頑張った甲斐がありました…では諏訪子様と神奈子様のお話を…」

 

「まあとりあえず中に入ろうか、フランはお話聞くか?」

 

「興味無いからいいや、じゃあねーレン!」

 

 まあ正直やり過ぎた感が否めないしお話ぐらい聞きましょうかねぇ

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな考えで早苗さんを家の中に入れたが思わぬ事態となった

 

「これはガンプラじゃないですか!

 うわぁウイングゼロ…ああ!フルバーニアンとサイサリs…あああ!デンドロまである!」

 

「えっと早苗さんや、お話はどした?」

 

「後でです!!」

 

「…左様か」

 

 結局早苗さんはありがたいお話も無く帰って行った

 いやまあ同じ趣味の会話ができるようになったのは良い事なんだけどね…うん


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