幻想入りしたので普通に生活してみることにした   作:masakage

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その3

 紆余曲折あったが人里に到着、すると門には魔理沙と不思議な帽子をかぶった銀髪の女性が待っていた。

 あの人は誰だったか…でもそれ以上にあの帽子はどうかぶっているのかが気になる。

 あれはどう見ても乗っけているだけだろう…

 まあそれよりもまずは魔理沙だ。 

 

「魔理沙に対する評価が青天井だったのにこの仕打ち、下方修正せざるを得ない」

 

「お前が変なこと叫ぶからだろうが!」

 

「俺は思ったことを口にするタイプなんだ、自分に正直に生きていきたい」

 

「何いいこと言ったみたいな顔してんだよ」

 

「何があったかは知らないが彼の今後を話しに来たんじゃなかったのか?」

 

 帽子さんの言う通りなので従うことに

 

「Exactly(その通りでございます)俺の名前は斎藤蓮です」

 

「私の名前は上白沢慧音、この人里で寺小屋の教師をやっている。早速だが村を案内しよう」

 

「よろしくお願いします、慧音さん」

 

「ああちょっと待った、慧音に聞いたらお前が暮らせる民家は余っているらしいから私はもう帰るぜ」

 

「おう、今日はありがとな!今度魔理沙のとこに遊びに行くから〜」

 

 「瘴気があるからあまり無理するんじゃねえぞ〜」と笑いながら魔理沙は帰って行った

 瘴気対策にガスマスクを着けて遊びに行くことにしよう。

 

「さて、お別れも済んだようだし行こうか」

 

 というわけで慧音さんについて行く、さあ!見してもらおうか、幻想郷の村とやらを!

 

 

 

 

  〜獣人案内中〜

 

 

 

「…これで一通り回ったな、どうだ?村の感想は」

 

「これほどまでに普通の村とは思わなかったです、幻想郷という名から期待してたのに落胆を隠せない」

 

「君は結構失礼なやつだな」

 

 慧音さんは少し顔が引きつっていて、一方俺は幻想をぶち壊された気分だ

 まずはそのふざけた幻想を(ry

 

「まあ皆さん生き生きしていて良い村ですけど、俺がいたトコと比べると活気が違う」

 

「そういう感想を言え…さて最後だな、ここが君の家だ」

 

 これから我が家となる家に到着、普通の家だったが…フフフ、俺の能力で魔改造してやるぜ!

 我が家のプランを練っていると慧音さんに

 

「ところで君、勉学に自信はあるかい?」

 

 と聞かれた、まあこう見えて高校生の時ではあるが上のグループに食い込んでいた俺である

 「少しぐらいなら」と返すと「本当か!」と少し嬉しそうな返事が返ってきた。

 学力を聞かれる、慧音は寺小屋の先生、そしてこの反応…これらが導く答えは一つ!!

 

「ではレン君、寺子屋で先生をしてみる気はないかい?」

 

 予想通りの答えが来たっ!!

 

「バーローwwwwww」

 

「え、駄目なのか?」

 

「いやいやいや、むしろ教師をやらせてください!ニートは嫌でござる!働きたいでござる!」

 

 とニート侍の逆のようなことを言うと喜んでOKをくれた

 流石にニートは困る、俺には世間の白い目に耐える精神力はない

 ねんがんのしょくをてにいれたぞ! 

 

 

 

 

 

 慧音さんが帰った後、お楽しみの能力実験タイム!

 俺の能力は野菜や肉(生きた牛は無理だった)なども具現可能で、そしてちゃんと食べることができた。

 自分のカロリーを使って具現するのではなく魔力とかそういうのを使っているのか腹も膨れた

 あれ?俺働かなくても生きていけるんじゃね?

 そして漫画、ゲーム、テレビにコタツといった自分の部屋を彷彿させるアイテムをどんどん具現

 気が付いたら外の世界の俺の部屋みたいになっていた。

 外も暗くなっていたし能力使いすぎて疲れたしもう寝ることにした

 

 

 

 魔改造なんて最初からなかったんや!

 


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