幻想入りしたので普通に生活してみることにした   作:masakage

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その7

 ※前回のあらすじ 

 レン「そうだ紅魔館行こう」

 

 

 

 

 

 という訳で午後の予定は紅魔館に突撃することにした。

 まずは霊夢の言うとおり魔理沙の家へ向かう、すると

 

「お前も運がいいな、私も今からあっちに用事があるから送ってやるよ」

 

「ご都合主義だよ!やったね たえちゃん!」

 

「…何でクマの人形に話しかけてるんだ?」

 

「良い能力を手にしたので元ネタを再現しようかと」

 

「そろそろお前の変人っぷりに慣れたな、じゃあさっさと行こうぜ」

 

「霊夢といい魔理沙といい…俺は一般人だと何度言わせれば」

 

「早く後ろに乗れ、置いてくぜ」

 

 俺はショボーンとしながら後ろに乗った。

 

 

 

 

 

 

 

 それにしても魔理沙は速い、あっという間に着いた。

 魔理沙は図書館の方に用があると言って先に行ってしまったが

 ……初見さんが紅魔館に入れるのだろうか?

 とりあえず門番がいたので話してみることに

 

 

 

 stage 1 門番

 

「もしも〜し、お邪魔して大丈夫ですかー?」

 

「……zzz」

 

「…よし、OK!」

 

 結構あっけなく入れた、さあ次は屋敷の中だ

 

 

 

 stage 2 妖精メイド

 

「しんにゅうしゃだー!」

 

「侵入者じゃないよ?本当だよ?」

 

「じゃあなになの?」

 

「ただ遊びに来ただけなんだ、お仕事お疲れ様、飴ちゃんをやろう」

 

 すると妖精メイドは喜んで戻って行った。

 なんだろう…心が暖かくなった。

 

 物理的法則を無視した広さを持つ屋敷を散策していると地下へ進める階段があった。

 何というかヤバい感じがする。

 俺の本能が警鐘を鳴らしている感じだ。

 

「何だ!?この階段は!?とにかく入ってみようぜ!」

 

 まあ入るんですけどね。

 

 

 

 stage EX フランドール・スカーレット

 

「…だれ?」

 

「わ た し で す」

 

「!?」

 

 地下深く降りて行くとなんとまあ可愛らしい少女がいた。

 背中についてるのは何だろうか?宝石くっついてるけどアクセサリー?

 ……まあいいや

 

「俺の名前は斎藤蓮、君は?」

 

「フラン、フランドール・スカーレットだよ。ねぇレン、私と遊ぼうよ!」

 

「私は一向に構わんッ!!…で何するんだ?」

 

「弾幕ごっこ!」

 

「……スマン、弾幕ごっこって何だ?」

 

「え、知らないの?」

 

 という訳でフランに弾幕ごっこについて教えてもらう。そういえば東方ってシューティングゲームだったな。

 当然魔力が微々たるものしかない俺には弾幕を作れず能力で作ったものを飛ばせばいいんじゃね?と思ったが飛ばすことが出来なかった。加えて空も飛べなかった。

 

「駄目だったねー」

 

「…正直そういう気はしてたんだよ、最強オリ主でないということはすぐ気がついたし。

 でも、でもッッッッッ!空ぐらいは飛びたかったなぁorz」

 

「ここに来たから強いと思ってたのに…どうしてレンは紅魔館に来たの?」

 

「暇だったので遊びに来た」

 

「…レンって変わってるね」

 

「よくそう言われるが…俺は認めない!

 ところでフランはどうして地下にいるん…ああ吸血鬼だから日の光が嫌なのか」

 

「…そうだから地下にいるわけじゃないよ」

 

 フランはポツポツと自分のことを話し始めた、そしてその中に見過ごせないことがあった

 

「495年間地下に閉じ込められていただと…つまりフランは学校に行ってないのか!」

 

「気になった点そこなんだ…私の能力怖くないの?」

 

「紙装甲の俺から見たら一撃必殺も弾幕一つも変わらんぜ!」

 

 HP5の俺にメラが来ようがザキを来ようが一緒である。

 

「…フフッ、やっぱりレンは変だよ」

 

「うるせぇやい、ところでフラン寺小屋に来ないか?

 俺教師やってるんだが外来人として義務教育受けてないのは見過ごせない」

 

「でも私が行ったら皆怖がるよ?それに吸血鬼は日の光に弱いから外に出れないし…」

 

「俺教育が進んでる我が教室でそれはないな、問題は日の光か…お?」

 

 この時レンに電流走る!!

 

「フラン、失敗したら痛いが実験につきあってくれないか?もしかしたらこの問題どうにかなるかも」

 

「本当に!?だったらちょっとぐらいは頑張るよ!」

 

 というわけで玄関に移動したのだが…

 

「暗いな」

 

「暗いね」

 

 外はすっかり暗くなっていた、こうなるともう実験できない。

 

「う〜む、これじゃあ無理だな…仕方ないフラン!明日また来て大丈夫か?」

 

「うん!じゃあバイバイ!」

 

「おう!また明日な」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「魔理沙ーー!俺だーーーー!家に送ってくれーー!」

 

 魔理沙はもう帰ったようだ、俺は一人とぼとぼと家路につき帰りが遅いと慧音に大目玉を喰らったのであった、まる。


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