世界を旅する神 Ⅱ   作:天龍神

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二人の「聖母」

マリア・カデンツァヴナ・イヴは仮面ライダーナイトとして初めてのノイズ相手に弥生達のサポートをしながら戦い抜いたのであった。

 

「ねぇ、弥生達はなんで仮面ライダーになったの?」

 

「簡単に言えば、響達と一緒だよ」

 

「それに、わたしの場合は、産まれた時点で無自覚に仮面ライダーになっていたらしい」

 

「そうなのか?」

 

「だから、さっき、的確に反応して戦っていたのね」

 

特異災害対策機動部に帰還した弥生達は響達からあれこれ仮面ライダーに成った経緯を話していたのであった。

 

響の場合は龍美が面白半分で響の腰にカイザギアを巻きそのままカイザフォンに変身コード「913」を早業で入力しバックル部分に差し込んで横に倒して無理矢理変身させられたという経緯なので、弥生達が仮面ライダーになった経緯が気になったのであった。

 

弥生達の場合は人助けで、紗季は産まれた時点で仮面ライダーだったことを話したのであった。

 

もちろん嘘は言っていないのである。

 

こうして、楽しい一時は終えたのであった。

 

そして、

 

「えぇぇっぇ(゚Д゚)ノ‼」

 

「行っちゃうの(゚Д゚)ノ‼」

 

「ごめんね。卒業までいてあげたいのは山々なんだけど」

 

「悪いな」

 

「そう、これ」

 

「差し上げますよ」

 

翌日の朝を迎えた弥生達は次の仕事のために私立リディアン音楽院を出ることになったのであった。

 

それを慌てながら響と愉快なメンバー全員がやって来て弥生達を見送りに来たのであった。

 

確かに弥生達も卒業まで居てあげたいのは山々なのだが、まだ見ぬ異世界をまたにかける次元武偵である上に、茶熊学園系列ではない私立リディアン音楽院に在籍しながらは両立は出来ないのだ。

 

マリア・カデンツァヴナ・イヴも見送りに駆けつけてナイトのカードデッキを返そうとしたが、天馬がそれはもう既にマリア・カデンツァヴナ・イヴの物であると言って差し上げたのであった。

 

「‼」

 

「マリアさん(゚Д゚)ノ‼」

 

「あなたに会えて、良かったわ。まるで、あの時、助けられなかった。妹と一緒に戦えた気分でした」

 

「うふ。そうだったんですね」

 

「‼」

 

「弥生(゚Д゚)ノ‼」

 

「すいません。これも「朝宮弥生」ですから。では、そう、遠くない日に会えると信じて」

 

「弥生がマリアさんになった・・・(゚Д゚)ノ」

 

マリア・カデンツァヴナ・イヴはどうやら昨日から弥生と紗季のどちらかに六年前事故で無くなった実妹「セレナ」を重ね合わせていたようで、思わず弥生に抱きついてしまったのであった。

 

弥生は「凰沢美兎」の人格からもう一人の人格であり目の前にいる人物でもある「マリア・カデンツァヴナ・イヴ」に瓜二つの姿になって見せたのであった。

 

余りの変化ぶりに開いた口が塞がらなかった響達を尻目に、弥生はマリア・カデンツァヴナ・イヴと同じ口調でウィンクしながら、どうやって被ったのだと言いたいが、猫耳ヘアーになっているピンク色の髪をうまく整えてヘルメットを被って紗季と共にバイクで走り去っていったのであった。

 

「次の世界は天夏を連れて行くわよ‼」

 

「いい加減に、「美兎」か「コウ」に戻れないの(゚Д゚)ノ‼」

 

今度こそ次の世界には最愛の恋人にして天馬&瑛夏の兄で幼馴染みである天夏を連れて行きたいと「マリア・カデンツァヴナ・イヴ」の姿と人格のままバイクを運転しながらしゃべったので、後でヘルメットを被って乗っている天馬に「凰沢美兎」か「八神コウ」の人格に戻れないのかと言われてしまったのであった。

 

さて、弥生の異世界見聞録は始まったばかりなのだから。

 




弥生&紗季(箒)はマリア・カデンツァヴナ・イヴと同じですからね(´・ω・`)
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