天夏達は魔装学園の世界での仕事のきっかけになる話をアタラクシア高等部の校長である飛騨怜悧の口から語られることになったのであった。
天夏達はまだ学生ということもあって、保護者としてもう一人の仮面ライダーディケイドである門矢士も同席していたのであった。
「なるほどな。だいたいわかった‼(海東が言っていたのはこういうことだったのか)」
「校長。ボク達にそれ話して良かったんですか?」
「ああ。もうあの女の娘として生きるのは疲れた。だから、異世界から来たであろう、おまえ達に話すことにした」
「この世界は異世界と繋がってるらしい」
「さっきのロボットの事」
「明日には愛音さんが戻って来るから」
「そうか。気を見計らって弟と一緒に出ることにしよう。茶熊学園か」
天夏達は事前に次元武偵本部から魔装学園の世界についての資料を貰っていたので大方は理解していたが改めて飛騨那由多の存在に驚くしかなかったのであった。
門矢士も異世界を渡り歩いて仮面ライダー達と共闘あるいは仮面ライダー達とのライダーバトルなどを戦い抜いた経歴を持っているが流石に意気消沈していつものセリフを述べたのであった。
弥生は自分達に飛騨那由多のことを話してしまったが問題なかったのかと問いかけると飛騨怜悧は問題ないと答えたのであった。
幸いにも魔装学園の世界は異世界との繋がりがるためか異世界人である天夏達を見ても気にしなかったのであった。
飛騨怜悧はそんな母の娘として生きていることと弟の傷無に命令を下すことに対する自分の立場に苦しんだのだ。
そしてそれを天夏達に話してすっきりしたのか、茶熊学園へ行ってみたいと述べたのであった。
だが、流石に今はその時ではないと、気を見計らって一緒に天夏達に同行することで手を打ったのであった。
話が終わったので天夏達は部屋を後にしたのであった。
それから翌日、
「ただいま」
「愛音。大丈夫そうで」
「うん」
千鳥ヶ淵愛音が戻ってきたので、傷無達が出迎えていたのであった。
傷無達は愛音が元気そうだったのでほっとしていたのであった。
天夏達はその様子を見ていたのであった。
だが、そんな喜ばしい出来事を楽しんでいる時間が終わりを迎えるのはそう掛からなかった。
「う~‼ う~‼」
「どうやら、敵襲らしいな」
「行くぞ‼」
敵襲を知らせるサイレンが鳴り響き、天夏達とアタラクシア高等部のメンバー全員が出撃することになったのであった。
この時、この世界に仮面ライダーとしての資格を得たものが側にいたことに天夏達以外が気づくのはまだ先の話であった。