美龍飛と龍華の二人に死んだ場合に自動発動する神姫呪印を施している頃、理世はある症状を患っていたのであった。
「う‼ なんで急に頭が‼」
「理世‼」
急に頭痛を訴えてしまったのだ。
バイトが休みの理世はそのままフラクシナスのソファー付近で頭痛で蹲ってしまったのだが幸いにも医者である親友の龍美が近くに居たので症状を診ることにしたのだが、
「ゲーム病‼ 取り敢えず‼ 沖田‼」
「どうなされました? って‼ 理世様‼」
「あう‼」
なんとそれはバグスターウイルスに感染して発症する「ゲーム病」と呼ばれる病気だったのであった。
こんなことでは驚かないのは流石医者にして神姫なのだろうと感心させられるのだがこのままでは理世がバグスターによって消滅しかねないので龍美は召喚したというよりバグスターウイルスとして現界させた新選組の分け合って女性の「沖田総司」を呼び出したのであった。
「これで「変身」して‼ 手伝って」
「何ですか‼ これは‼ っ変身て言いました(゚Д゚)ノ‼」
「行くよ‼」
龍美&沖田「変身‼」
≪ガシャット‼ サムライ‼ ズバッと‼ レッツゲーム‼ メッチャゲーム‼ ムッチャゲーム‼ ワッチャネーム‼アイム ア カメンライダー‼≫
龍美はどっからともなく黄緑とピンクのレバーが付いたバックル「ゲーマドライバー」とヴェスタWSCゲーム部門で開発されたのであろう「サムライガシャット」を取り出してゲーマドライバーを腰に巻き、沖田は人間型バグスターウイルスなのでガチャコンバグヴァイザーと自分と同じガシャットを渡して、龍美はいつものように回転納刀の要領でゲーマドライバーのスロットに差し込んで、沖田はガチャコンバグヴァイザーを腰に巻き差し込み口にガシャットを差し込んで仮面ライダー共通の掛け声で仮面ライダーブレイドのようなオリハルコンエレメントに似た龍美達は畳と呼んでいるゲートを通過したのであった。
そして変身したのだが、
「マスター‼ なんですか‼ そのゆるきゃらは‼」
「これで変身したらまず この姿に変身するんだよ~‼」
沖田は至って両目がある鉢金がデザインされた刀を装備したスーツのライダーゲージが表示された仮面ライダーに変身したのだが、龍美はゲーマドライバーでレバーを操作しなかったので二頭身のずんくりむっくりの姿で現したのであった。
「うふふふ、悪いですが、置き引き取りしてもらいましょうか?」
「あれ? 痛みが無くなりました? って誰ですか(゚Д゚)ノ‼?」
「嘘でしょうΣ(゚Д゚)‼」
「ボクも不老不死とはいえ」
「申し遅れました。わたくしは清姫と申します‼」
理世から粒子が出てきたと思ったらすぐにどう言うわけか怪人の姿ではなく水色の長い髪に白と水色の着に白い角のような物が頭にある龍音達と同年代くらいの少女が姿を現したことで理世のゲーム病の症状が収まったのであった。