私立リディアン音楽院に飛ばされた弥生達の始めての仕事がおわったのであった。
「ファイナルフォームライドは使わなかったな?」
「あれはわたしも困る‼」
弥生と紗季は同室になったようでディケイドのカードのファイナルフォームライド通称「FFR」のカードがあるのだが、一回だけここに来る前の仕事で仮面ライダーアギトに変身中の紗季に対して使ったことがあるので、紗季は専用ライダーマシンの「マシントルネイダー」に変形して、ディケイド弥生と仮面ライダーウィザードの天夏がサーフィン乗りして、ダブルライダーキックを繰り出して魔物を倒すという功績を上げたのだが、紗季が怒ったのであった。
閑話休題
「もう。いいじゃない‼」
「朱音にもやったけど」
「もう気にしてない。さてと、向こうのみんなはどうしてるんだ?」
「そうだね。多分こっちと同じ時間の流れだし」
FFRの一件は済んだようで、紗季は自分がいた世界の仲間達はちゃんとやっているか気になったので連絡してみることにしたのであった。
紗季は朝宮家に養子に入ってからもこうやって定期的に向こうの両親たちに連絡を取り合っているのである。
仮面ライダーアギトであることは血縁者には内緒だが。
「箒さんに、弥生さん‼」
「元気そうだな。わたしは箒じゃなくて、紗季だ。そっちはどうなってる?」
「鈴さん達は相変わらず元気に暴れまわってますわ」
「表現が可笑しいが・・・」
向こうの世界と通信が繋がって空中にスクリーンが現れて、スミレと従姉関係を結んだセシリアが出たので、紗季がそっちの世界はどうなっていると聞くと、セシリア曰く、鈴が元気が良すぎると言いたかったのだろう、暴れまわっていると表現してしまったので、流石の弥生も呆然としてしまったのであった。
「誰が‼ 暴れまわってるって‼ セシリア‼ アンタね‼ いい加減に、比喩を覚えなさい‼ ごめんなさいね‼」
「いや別に、そっちの様子が気になっただけだ。鈴、おまえ、少し全体的に成長したのか?」
「アタシだけじゃないわよ。簪も、鳴流神先生が残した資料のおかげで喜んでたけど。そうだわ‼ 一夏は相変わらずに元気になったわ、それと、紗季達に言っておかないと」
「ボク達に言っておかないといけないことって?」
どうやらセシリアの間違った表現を聞いていたようで、鈴が飛んできたので、紗季は鈴が少し心身ともに成長したことに気が付いて褒めたのであった。
鈴は紗季達に伝えたいことがあるのであった。
「臨海学校が終わってすぐに、へんな奴が現れたのよ」
「へんな奴って」
「それが中性的な男性でしたわ」
「それで?」
「教師達がIS部隊を編成して、攻撃しちゃったんだけど、その人無傷だった上に、右腕を伸ばしてきて、ISに触れずにコアを抜き取ったのよ。そしてコアをどこかに飛ばしたのよ」
「なるほど、その様子だと、セシリア達のISは無事らしいな」
「問題なかったですわ」
「わかった。こっちでも調べてみるよ」
「お願いするわ。偶には帰ってきなさいよ、それに可愛いわよ。その制服」
「そうか。今回の仕事は完全な女子高潜入らしい」
「では、この辺で」
「アンノウンかな?」
「多分そうだろ。さてと、わたし達も明日の準備をしないとな」
どうやら、弥生達が去って臨海学校が終わった頃に突然、中性的な男性がどっからともなくIS学園のアリーナに現れたので、IS部隊が攻撃したが全く傷一つ付かないで、ISのコアを抜き取り、そして、ISを完全に鉄屑と化した後、コアをどこかに飛ばしたというのだ。
それを聞いた弥生達は思い当たるのはアンノウンの類でしかないと考えていたのであった。
そして、私立リディアン音楽院の制服を褒められてセシリア達との通信を切って明日に備えることにしたのであった。