一時間目の授業は山田先生がISについて説明していた。俺は配られたテキストを見ながら授業を受けている。あんまり詳しく読んで無いのに理解できるぞ・・・何でだ?
その時頭の中に声が響いた。
『それは私のおかげなんだよねぇ』
(っ!?誰だ!ってどこかで聞いたことあるような・・・)
『お!覚えててくれたんだね。そうだよ、神だよ。実体が無いから頭に直接話しかけるけどあんまり気にしないで』
(ふ〜ん。でなんか用か?)
『君の疑問に答えてあげようと思ってね。さっきも言ったとおり、この全能神(自称)の力のおかげなんだよ。この世界では女尊男卑が激しいみたいだったから、君のスペックをいじったわけ。まぁ実際、頭脳と髪型しか弄って無いけどね』
(そうだったのか。それは助かった、ありがとう)
『気にしないで。今はそれだけを伝えに来ただけだから。あ!言い忘れてた。近々君のところに支援者が来ると思うから仲良くしてあげてね。じゃバイバイ!』
そう言って神は頭の中から消えた。支援者ねぇ・・・一体誰が来るんだか?
気がつくといつの間にか授業が終わっていた。俺は一人になりたかったので、屋上にいく事にした。
屋上に来た俺は一人で椅子に座った。
(やっと落ち着いたわ〜やっぱり一人は最高〜♪しかし俺があの馬鹿にあれ程の敵対心を抱いていたとは・・・自分でも驚いたぞ)
すると、何かが俺の視界を遮った。
「だ〜れだ?」
あっ、楯無さんか・・・そう言おうとしたがそれじゃ面白くないなぁ。あ!そうだ。
「その声は・・・俺の未来の妻ですね!」
「なななな何言ってるのよ!?もう!」
そう言って手を離してしまった。あれ?予想外の反応だな。てっきりもっと普通に返して来ると思ったのに・・・楯無さんも意外と初心だな。
「すみません。サボリのお仕置きも含めて、からかいたくなってしまって。でも楯無さんにしてみれば、意外と可愛い反応でしたね」
「お姉さんをからかわないで頂戴っ!」
そう言いながらも楯無さんは頬を赤く染めていた。
「ところでどうしたんですか?」
「ちょっと考え事をね・・・運命君は?」
「奇遇ですね、俺もですよ。何を考えていたんですか?」
「うん、実はーーーー」
話を聞き終えたその時、チャイムが鳴ってしまった。
「っと、じゃこの話はまた今度しましょうね」
「そうですね、失礼します」
こうして俺は教室に戻るのであった。
二時間目は千冬さんが教卓に立っていた。何か大事な話でもするのだろうか?
「あぁ、その前に再来週行われるクラス対抗戦の代表をきめなくてはな。」
クラス代表者・・・要はクラス長ってことだな。俺はパスだな。なんでかって?そんなの生徒会の仕事が多いからに決まってるだろ。ここは黙って聞いていよう。
「はい、織斑君が良いと思います」
「わたしも織斑君を推薦します」
「えっ!お、俺!?」
お馬鹿が騒いでやがる。もういいや、どうせセシリアが出てくるんだし。俺はもう寝ちゃお。
俺が起きた時には、クラス代表候補に何故か俺の名前が・・・何故だ!とりあえず千冬さんに聞いてみよう。
「あの〜千冬さん?何故俺の名前があるんでしょうか?」
「私の授業を放棄して寝るとは、いい度胸をしていると思ってな。何、心配しなくともお前をクラス代表にはしない」
「何故ですか?」
「お前は生徒会所属だから掛け持ちはきついだろう。それに、お前が出ると他のクラスが勝てなくなる」
「なるほど。納得が行きました。あと話は変わるんですけど、今日使えるアリーナってどこかありますか?」
「それなら第4アリーナが使えるからそこに行くといい」
「分かりました。じゃあ、放課後に行ってみます。ありがとうございます」
そう言って俺は放課後、第4アリーナ向かうことにした。
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