放課後、俺は千冬さんに言われ第4アリーナに向かっていた。インパルスの調整をするためだ。
(結局、馬鹿とセシリアは原作通りに決闘するみたいだし・・・ま、俺も無理矢理候補に入れられてたんだけど。しかし、これは丁度いい機会だ。セシリアはともかく、あの馬鹿をボコボコにできる理由を得られたんだからな。千冬さんには悪いが、あの馬鹿に一役買ってもらおうか)
などと考えながら歩いていたら、いつの間にかアリーナの入り口に着いていた。アリーナを一言でいうと、『やはりでかい』だ。全長1kmはある・・・いや、それは言い過ぎか。ともかくデカかった。
俺はすぐにでもインパルスを調整したかったので、入り口にある案内板を見た後、それっぽい「整備室」なるものに向かった。
整備室に着くとそこは広々としていて、戦艦の格納庫を思わせるようなつくりだった。見た瞬間俺は一瞬で「ここで当たりだな」と悟った。
早速俺は隅っこでインパルスの調整を始めた。何で隅っこでやるかって?そんなの目立つのが嫌だからに決まってるだろ。元々、インドアな俺は人と話すことすら満足にできないんだから。
その時誰かが俺に話しかけた。
「やぁ、君が金森君だね」
話しかけたのは、俺と同年代と思われる「男」だった。ふむ、顔はイケメンだな。
「あぁ、そうだけど。君は?学園に男が入ってくるなんて聞いてないけど・・・」
「僕は桜野銀河って言うんだ。僕は君の専属技術サポーターだよ。わかりやすく言う所の「支援者」かな」
「って事は君も・・・」
「うん、転生者なんだ。でも良かったよ、僕の力が役にたつ世界で」
やっぱりか。同時に気になった事があったので聞いた。
「君の力って?」
「この世界にISってあるでしょ。主にそれの武装を作る事だよ。もちろん武器だけじゃなく、ISのフレームやバックパックも作れるよ。あ!作るものの設計図は送ってね。そうしないと作れないから。でも、この力が君を助ける事になるって神様がいってたよ」
神様ってあれの事だよなぁ。たまにはいい事してくれるじゃないか。
「君とは気が合いそうだ。これからよろしく、銀河」
そう言って手を差し出す。銀河は握り返して言った。
「こちらこそ、運命君。あっ、設計図はメールで送ってね。・・・はい、これで良しっと!」
「? 何をしたんだ。インパルスに何かのデータを送っていた感じだけど」
「記念って事で、プレゼントをね。後で見てみるといいよ。使い道は君が決めていいよ。じゃもう行くね」
そう言って銀河は整備室から出て行った。俺は再び調整を始めるのであった。
ちなみにプレゼントはSEEDのフリーダムの翼をIS化したものだった。一応、全てのISに使えるようになっている。もちろんこのインパルスにも。どうやって規格を合わせたのか知りたかったが、俺は悟った。これは俺が知ってはいけない領域だという事を。
フリーダムの翼をIS化してインパルスに使えるようにする。普通ではあり得ない事ですが素敵ですよね。今後もこの力を使って色々な物を作っていきたいと思います。