しばらくして、俺と簪は部屋に着いた。
「今用意するからちょっと待ってて」
そう言って俺はすぐに部屋に入る。そしてテーブル、お菓子、飲み物を用意して簪のところに戻る。その間約3秒。
「お待たせ、じゃ入って」
「う、うん・・・お邪魔します・・・」
まだ少し緊張しているみたいだ。男の部屋に入るのは初めてなのか?
既にお気づきかと思うが、俺は非常にワクワクしている。それは男なら分かる「物作り」の楽しさを知っているからだ。俺から言わせてもらえば、ISなんてのは各国の趣味の塊だ。だが、そこが良い!そうだなぁ、ガンプラなんかがいい例だ。初めてガンプラを作った時なんか、最高にテンション上がったなぁ!苦戦しながらも、自力で作り上げた力作!スミ入れや塗装でさらに高まる完成度!増える事で迫力が増すコレクション!さらには、フレームだけでは飽き足らず、武装まで改造するオリジナルティ!男の夢が丸ごと入っているガンプラは最高だ!!ISもフレームも武装まだ決まってないから、何でもありってことだよな?テンション上がってきたぁ!
「で、簪はどんなIS作りたいんだ?意見があれば、大体その通りに作れると思うど・・・」
簪は少し恥ずかしそうにしながら言った。
「運命のIS・・・カッコ良かった・・ああいうのが良いんだけど・・ダメかな・・・?」
「もしかして、ロボットアニメとか好き?俺は好きだからこういう感じだけど・・・」
「うん、私もなんだ。だから一緒だよ。私たち気が合いそうだね・・・」
そう言って簪は俺に笑いかけてくれた。
ハゥ!!グッ、中々の破壊力だな、これは。あぁ、簪を妹にしたい・・・
「わ、分かった。俺のと同じタイプで良いんだね?完成が代表決定戦の後になっちゃうけど良いかな?」
「うん・・構わないよ・・手伝ってくれてありがと・・・!」
そう言うと簪は俺に笑顔を向けた。
チュドォォォン!!!!
俺のなかで核ミサイル並みの衝撃が起き、その場で倒れこんでしまった。
「どうしたの!?・・運命!?」
「いや、簪がすっごく可愛くて、つい ・・・ハハハハ・・・」
そう言うと簪はまた顔を真っ赤にしていた。口をパクパクさせて「か、可愛い・・・」などとぶつぶつ言っていた。だいぶ恥ずかしかったようだ。そんな簪を俺は膝の上に乗せて頭を撫でてあげる。簪は少し戸惑ったがすぐにおちついたようだ。
「あっ、そうだ。簪、一つ頼みがあるんだけど聞いてくれるかな?」
「うん・・・どうしたの?」
「俺さ、自分のISのことはわかるんだけど、他のはほとんどさっぱりなんだ。だから代表決定戦までの間俺のパートナーとして色々教えてくれないか?代表決定戦までの間でいいんだ。どうかな?」
「パートナー・・・うん、良いよ。頑張ろうね・・!」
「おう!」
そう言ってお互いに握手をした。この時一つの友情が芽生えた。
そして俺は代表決定戦の前日まで簪と勉強会をし、代表決定戦当日を迎えるのであった。
(そういえば、簪のIS考えてなかったな・・・う〜ん、あっ!銀河からもらったプレゼントがあったな。あれを使おう! じゃあやっぱり簪のISはこれに決定だな)
俺はすぐにメールで設計図を送った。そこに映っていたのは自由の翼ーーフリーダムだった。
簪は打鉄弐式には乗らないで「自由の翼」に乗ります。オリジナル展開ですね。今後もこういうのを出したいと思います。次回はオリ主対セシリアです。お楽しみに!