オリ主は空に舞う   作:自由の魔弾

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NO.10 決定!クラス代表!ーーそして・・・

クラス代表決定戦の夜、俺は自分の部屋のパソコンである作業をしていた。

 

「ーーーこれで良し!っと。はぁ〜終わった・・・」

 

画面に映っていたのは、自由の翼ーーフリーダムだった。

俺がしていた作業はこのISの補助OS作りだ。俺は神の補助があるから普通以上の反応速度で動かす事ができるのだが、簪はそこまでの力は無い。しかも、この機体が他のISより規格外のスペックを誇っているだけに、並の操縦者では扱えないISとなっている。そのためのOSだ。なるべく簪に負荷が掛からないように、簪が思った通りに動かせるような調整をしなければならないのだ。そうしないと、この機体の真の力を発揮する事が出来ないからだ。

 

その時、部屋のドアを叩く音が鳴った。

 

「・・・運命。今、大丈夫?」

 

「簪?まぁ、良いけど・・・とりあえず入りなよ」

 

「う、うん。お邪魔します・・・」

 

そう言って入ってきた簪をみて、俺は思わず魅入ってしまった。そこに居たのはいつもの制服姿ではなく、俗にいうパジャマ姿の簪だった。お風呂に入ったせいなのか、若干頬が紅潮しているように見えた。すると俺の視線に気づいた簪が少し恥ずかしそうにしながら言った。

 

「あ、あんまり見ないで・・・恥ずかしい・・・!」

 

「ご、ごめん!!」

 

正直、この時の簪はすっげ〜可愛かった。ヤバイ、頑張れ!俺の理性!

などと考えていると、ふいに簪がモニターを見ながら話しかけてきた。

 

「運命・・・これって何?」

 

「簪の専用機「フリーダム」だよ。俺のと同じタイプが良かったんだよね?だったら、これぐらいはしないといけないと思ってさ」

 

俺はデータを見せながら誇らしげに名称を告げると、簪が感嘆の息をつく。「フリーダム」は白いボディ、十枚の青い翼をした全身装甲のISだ。Nジャマーキャンセラーによる核エンジンを搭載しており、背部の翼に収納されている「バラエーナ・プラズマ収束ビーム砲」や腰部の「クスィフィアス・レール砲」、「ルプス・ビームライフル」などといった大火力の武装を同時に斉射する事が可能となり、多数の敵を一度に撃破することができる“マルチロックオンシステム”を搭載した機体となっている。さらに、腰部に高出力の「ラケルタ・ビームサーベル」を備えているため、近接戦闘もバッチリだ。

 

「っと、説明は以上かな。まぁ、それだけ高性能になってるから補助OSがあるんだけどね。あとはフレームを組み立てて、簪に合わせて最適化するだけだよ。」

 

「もうそこまで考えてたんだ・・・やっぱり運命はすごいね・・・」

 

「いや、ここまで出来たのは俺一人の力だけじゃないさ。皆そうだと思うよ。例えば・・・楯無さん。あの人も一人でISを組み立てたと聞いたけど、実際に組み立てた俺には分かる。あの人だって何でも一人で出来るわけじゃないよ」

 

「・・そう・・かな?」

 

「あぁ、そうさ。この世に完璧な人なんて存在しない。でも、完璧になろうと努力する事が面白いんじゃないの?」

 

「・・努力する事が・・面白いか・・」

 

「簪にフリーダムをあげるのは、そういう意味もあるんだよ。簪が何にも囚われることのなく、自由になれればいいなと思ってね」

 

「っ!!」

 

簪は驚きを隠せなかった。運命は自分の考えていた以上に、自分のことを考えていてくれていたんだという事を今さらながらに知った。

 

「けど、その名前の通りにこれをどう使うのか、それを決めるのは簪自身だよ。これはそのための力だよ」

 

簪は運命に対する気持ちが大きくなっていくのを感じた。溢れてしまいそうなこの気持ちは何なのか?同時に簪はこの力をどう使うのかを考える。そして簪は一つの答えを出した。

 

(私は・・・運命が好きだ。そして私は彼を支えていきたい!)

 

簪の瞳にはそんな決意が現れていた。運命はそれをみて・・・

 

「うん、いい目だね。これを作った甲斐があったよ。大丈夫、簪なら使いこなせるよ!」

 

こちらの考えは伝わっていないようだ。こういうずれている所が運命らしい。

 

(けど・・絶対に振り向かせて見せるんだから・・・!!)

 

その夜、簪は硬く決心したのだった。

 

 

 

 

翌日、俺は今HRの真っ最中だ。多分、クラス代表のことも話されるだろう。面白そうだから黙って聞いていよう。

 

「ーーというわけで、クラス代表は織斑で決定だ。異論はないな?」

 

「「「はい!!!!」」」

 

クラス中で満場一致だ。どう馬鹿は切り抜けるかな?

 

「ちょっと待ってくれ!だって俺は二人に負けたじゃないか!!」

 

「それはわたくしが辞退したからですわ!!それにーーー」

 

また、セシリアが長ったらしく話してるなぁ。でも馬鹿の事「一夏さん」って呼んでるから、仲直りは済んだみたいだな・・・おっ、終わったか。

 

「うっ、だ、だったら「ちなみに金森は元から数にはいってないぞ。こいつは生徒会だからな」そ、そんな〜・・・」

 

俺はその様子をみて笑いを堪えるのに必死だった。

 

「織斑、邪魔だ。席に戻れ」

 

そう言われて馬鹿は席に戻った。そして何事も無かったかのように一時間目が始まるのであった。

 

 

 

 

生徒会活動報告書ーーー悟りを開いた。神に一歩、近づいた気がする。by金森運命

 

 

 

 

 




クラス代表決定戦までなんとか終わらせる事が出来ました。はぁ〜良かった。
次回は忘れがちだった生徒会の活動をメインで書きたいと思います。
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