オリ主は空に舞う   作:自由の魔弾

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作者は今現在バトスピにハマっております。だから書く、ただそれだけ。


その3 〜刮目せよ!運命のブレイブ!〜

簪side

 

とある日のことです。その日は休日で、生徒たちは外出届を提出して街へ出掛けたり、自室でくつろいだりしていました。私もどちらかというと後者の方です。難航するとばかり思っていたIS作りも、運命に力を貸してもらったことで約一週間ほどで終了。おかげで暇な時間ができてしまって、正直苦痛です。

 

「はぁ・・・退屈だな。そういえば、運命のことってあんまり知らないかも・・・。ちょっと部屋に行ってみようかな?」

 

こうしてこの日は運命の部屋に出向いたのです。これがこれから話すことのことの発端です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋の前に来た私は、まず運命が居るかどうかを確認する。しかし、いくらノックしても返事が無い。私は鍵が掛かっていない事を確認すると、恐る恐るドアを開けた。

 

「運命?入るよ・・・」

 

案の定、部屋の中には誰もいなかった。いつも通りの中々殺風景な部屋のままだった。

 

「時間的にもお昼ご飯ではないし、何処かに出かけるとも言ってなかった。なら、運命はどこに・・・・・・これは?」

 

しばらく推理していると、床に置いてあったあるものに注目した。

 

「“バトルスピリッツ ブレイブ”?聞いたこと無いやつだ・・・・・」

 

手にとって見たものは、そう書かれたアニメのDVDのパッケージだった。この部屋は運命しか使ってないから、恐らくこれは運命のものなのだろう。しかし、今までに一度も見たことのないものがあったことが私には不思議で仕方がなかった。まるで、これが別の世界のものだと物語っているみたいに。

 

「とにかく、運命はこれを観ることができる場所に居るって事か・・・・・。手当たり次第探そう」

 

私は自分の推測を頼りに学園中を探し回るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここにも・・・・・居ないか」

 

探し始めて既に一時間が過ぎたが、まるで見つかる気配が無い。気づけば既にお昼の時間になっていた。私はここで一旦捜索を区切り、午後に希望を持つことにした。正直、お腹がすいて限界だっただけなんだけど・・・。

 

私は食堂に着くと、いつも通りのメニューを注文して素早く食す。同じものしか頼まない所為か、魔法の一言「いつもの」というだけで、すぐに食べ物が出てくるようになっていた。これぞ努力の賜物だと思います。

そんなことを考えていると、いつの間にか全て食べ終わっていた。考え事をしているといつもこうだ。私の悪い癖。

私は食器をトレイの上に乗せると、食堂のおばちゃんのところまで歩いて運ぶ。すると、私の少し前から聞き慣れた声が聞こえてきた。

 

「おばちゃん、ごちそうさま!今日も美味しかったよ」

 

「はいはい。あなたここのところ毎日のようにカレーしか頼まないわね」

 

「今カレーがマイブームなんですよ。じゃあ俺は戻りますね」

 

結果として居ました。けど、このままでは見失うので、すぐさまおばちゃんのところに向かいます。

 

「ごちそうさまでした・・・・・・あの、運命がどこに行くか知りませんか?」

 

「運命君かい?確か生徒会室でやることがあるって言ってたかね」

 

「そうですか・・・。ありがとうございます」

 

情報を得た私はすぐさま生徒会室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒会室前にた辿り着いた私は、恐らく部屋の中に居るであろう運命に会うためドアを開けようとした瞬間、中から衝撃的な言葉が聞こえてきた。

 

 

 

《あなたの事が好きなの・・・!愛してる!!》

 

「・・・ッ!?」

 

私は内心ドキッとしていた。いや、これ修羅場ですよね?状況的に運命が誰かに告白されているんですよね?

私はその相手を確認するため、扉を少しだけ開いて、その隙間から様子を伺うことにした。

 

《あなたを最後の戦いに・・・引き金を引きに・・・行かせたくない・・・!だから私に・・・!負けてよぉぉッ!!》

 

(えっ?どういうこと?最後の戦い?引き金?これって告白じゃないの?)

 

わたしが話の内容について考えていると、部屋の中から運命の声が聞こえてきた。

 

「誰かいるのか?入って構わないぞ?」

 

そう言われて、私は恐る恐るドアを開けた。しかし、そこには運命以外に誰も居なかった。確かに声は聞こえていたのに。

 

「あぁ、簪か。どうしたんだ?」

 

「い、いや、さっきまで誰かと話してなかった?」

 

私がそう聞くと、運命はよく分からないといった表情をしていた。

 

「いや、見ての通り俺一人だけど・・・・・あっ、もしかしてこれ?」

 

原因に気づいた運命は、すぐそばに置いてあったテレビを指差した。そこにはさっき見たパッケージと同じものが映っていた。

 

「あ、これは・・・」

 

すると、運命は私がこれに興味を持ったことが嬉しかったのか、私の手を握って感動していた。運命の手、ちょっと大きいな・・・。

 

「そっか!簪は知らないよね!よかったら俺が詳しく説明するよ!!」

 

「そう・・・?じゃあ、お願いしようかな」

 

こうして運命によるバトルスピリッツ熱弁が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運命side

 

「かくかくしかじかなんだけど、分かったかな?」

 

「それだけで分かるのは漫画だけだよ・・・」

 

見事なご指摘ありがとう簪さんや。でも、熱弁をまとめるにはこうするしかなかったんだ。だから許してくれ。

 

「要するに、バトルスピリッツはカードゲームで、さっきのはそのアニメなんだ」

 

「平たく言うと、そんな感じだね。さっきのはその中でも特に好きな話のやつだよ」

 

それを聞いて、ふむふむなるほどと理解したご様子の簪。機会があれば、簪もカードバトラーにしてやろう。

 

俺がそんな野望を企てていると、簪が「でも・・・」と言葉を濁す。

俺はその真意を聞くことに。

 

「でも・・・なんだよ?」

 

「いや、この告白した子、結局相手の・・・えっと、ダン?は帰って来ないんだよね。それって報われないなぁって思って・・・」

 

それについては同意する。いや、してたってのが正しいな。今は違う。

 

「でもさ、裏を返せば最後まで相思相愛だったってことでしょ?ある意味理想の恋愛だと思うけどな。あぁ〜・・・俺もこんな人になりたいなぁ!」

 

俺がそう言うと、簪はクスリと笑った。湿っぽいのは苦手だからね。

 

「フフッ・・・やっぱり運命は運命だね。あ、私これからお姉ちゃんのところに行かないと行けないんだ。じゃあまた明日ね」

 

「おう、また明日!」

 

俺は簪に向けて、手を振った。結局、簪がなんで俺のところに来たのかは知らないけど、楽しい一日が過ごせたから良いかな。

さて、次のシリーズに移るとするかな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

簪side

 

さっきの話を聞いているうちに、一つ分かったことがある。運命はさっきの・・・ダンって人にすごい似ている。生き様っていうか、雰囲気っていうか。だからすごく怖い。いつの間にか一人で何処かに行ってしまうんじゃないかって思って。私の考え過ぎかな。

 

 

 

 

 

 

 

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