オリ主は空に舞う   作:自由の魔弾

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テンション上げて書くぜぇぇぇええ!!!



NO.23 たった一つの願い

簪side

 

今日は待ちに待った日曜日。

 

(フフフ♪今日は運命とお買い物///・・・服とか変じゃないよね?髪型もいつも通りのはず・・・よし!今日は絶対に成功させないと!)

 

今日の私は、いつになく機嫌が良かった。多分、運命と一緒にいられるからだと思う。しかも、今日は「アレ」を運命に・・・うぅ〜ちょっと恥ずかしいかも・・・

 

私はある計画を実行するため、運命の待つ校門へ急いだ

 

 

 

 

 

運命side

 

「〜〜〜♪♪♪」

 

今、俺は簪と待ち合わせの場所のIS学園の校門にいる。この数日間で体もちゃんと動くようになったので、リハビリも兼ねて外出の許可をもらったのだ。

 

(そろそろ時間か。う〜ん・・・簪、まだかな?)

 

時計を見ながら俺は静かに待つことにした。暇だったので、時々服装をチェックしてみたりしてみる。多分、大丈夫だろう!

と考えていると、後ろから名前を呼ぶ声が聞こえた。

 

「運命・・・お、お待たせ///」

 

「あ!簪。大丈夫、今来たとこ・・・ろーーー」

 

振り向いた先に居たのは、やはり簪だった。でも、いつもと違っていて思わず言葉を失った。えっ?何がって?服だよ、服!服装がめっちゃ可愛いんだよ!!服の種類とかいわれるとよく分からないけど、とにかく可愛いんだよ!!異論は認めん!!

 

「運命・・・この服、どうかな?」

 

簪がめっちゃ期待しながら、俺に聞いてくる。言わなくてもわかるくせに。可愛いに決まっているだろコンチクショー!

 

「う、うん・・・すごい似合ってると思うよ」

 

その答えを聞いた瞬間、簪は笑顔で「ありがとう」と言ってくれた。嬉しかったのか、頬が赤く染まっているように見えたのは、俺だけだろうか?そうだ!俺の服もどうか聞いてみよう。

 

「簪、俺の服はどうかな?」

 

一言で俺の服を言い表すとしたら、赤とか軍服だと思う。だって、今着てるの「ZAFT」の赤服だもん。もちろん、理由があるんだ。流石の俺でも、この服を着て出歩くほどの勇気も根性も無い。服が無いってつらい・・・

 

「う〜ん・・・格好いいけど、着るタイミングが違うかな・・・」

 

グサッ!!

 

思わずその場で倒れこんでしまった。俺の中で何かが貫かれた。とても大切な何かが・・・

センスが無いのは分かってたさ・・・でも、服が無いんだからしょうがないじゃないか!

なんか、泣けてきた・・・

俺が泣いていると、簪が手を差し出して、言った。

 

「ま、まぁ、運命の服も私が選んであげるから・・・ね?」

 

俺は簪が天使に見えた。あぁ、なんて優しい御方なんだ!こんな俺にも救いの手を差し伸べてくれるとは!

 

「・・・ふざけてないで、早く行こう」

 

簪に止められてしまった。さすがにふざけ過ぎたか・・・って、簪に心読まれてる?

 

「はいはい、じゃあ行こうか!」

 

「っ!うん・・・///」

 

俺は簪の手を引いて行くのだった・・・陰からそれを見つめる怪しい視線に気付かずに。

 

 

 

 

 

簪side

 

予定通り30分ほどでショッピング街に着いた・・・運命がずっと手を握っていてくれたけど。

 

「えっと・・・まずはどこから行こうか?」

 

(い、いけない!ずっと運命にリードされっぱなしだ。ちょっと幸せだったけど♪・・・ハッ!だ、駄目!計画通りに、落ち着いて・・・)

 

「う、うん。じゃあ、あの店・・・」

 

そう言って私が指さしたのは、ランジェリーショップだった。

 

(うわぁぁぁあ!!!な、何言っちゃってるんだろ!?運命も動揺しちゃってるし・・・顔赤くして、ちょっと可愛い///)

 

「えっと・・・よし、わかった。俺も男だから、覚悟を決めるよ。頑張って簪に合う下「駄目ぇぇぇええ!!!」ハッ!俺は一体何をしていたんだ!?」

 

良かった・・・暴走寸前だったけど、いつもの運命に戻った。私もしっかりしないと!

 

「で、簪はどこの店に行きたいの?」

 

「うん、あの店・・・」

 

「あの店って・・・水着売り場だよね?どっか行く予定あったっけ?」

 

あ、そうか・・・運命はあの時から時間が止まって・・・

 

「今度、臨海学校があるの。だから、その時に着る水着を選んで欲しくて・・・運命もさっきの様子だと水着、持ってないんでしょ?」

 

「ぐっ!な、なにも言い返せない・・・」

 

「だから、今日は運命もお買い物・・・ほら、早く行こう♪」

 

私は運命の手を引いて行くのだった。

 

 

 

 

 

運命side

 

水着か・・・季節はもう夏だなぁ〜。俺のいないうちに、時間はどんどん過ぎて行くようだ。あれから、もう一ヶ月くらいか・・・

 

そんなことを考えていると、いつの間にか簪がいなくなっていた。女の子ってこういう時は行動早いよな。とりあえず、簪を捜すか。

 

「簪〜!どこにいるんだ〜?だめだ、全然見つからない・・・あと、どこからか視線を感じるのは、気のせいか?」

 

すると、後ろから簪の声が聞こえた。最近、後ろ取られまくりだな、俺。

 

「運命・・・聞き忘れたけど、運命はどんな水着が好き?」

 

「どんな水着か・・・う〜ん、あっ!あそこにある白のやつとかいいんじゃないかな?フリルのついたやつとか、可愛いと思うけど」

 

「わかった・・・」

 

それだけ聞いて、またどこかに行ってしまった。忙しいな、簪も。

しばらく待ったら、簪が帰ってきたのでふたたびショッピング街を練り歩くのだった。

 

 

 

 

 

時間は既に2時を過ぎている。あれから俺の服も買ったし、水着も買ったし、昼飯も食べたから今はちょっとした散策タイムだ。

 

(こういうところは普段来ないから、今のうちに色々知っておかないと・・・それにしても、ここめっちゃ人いるな。今日なんかイベントでもあるのかな?)

 

そう考えながら先に向かった俺たちは、周囲を見回して足を止めた。

 

「なんか、今日は人がいっぱいいるね」

 

「うん・・・なんでだろうね?」

 

先に見えるステージのまわりに、客がひしめき合い、落ち着かない様子でざわめいていた。みんな、なぜかきたいの表情を浮かべて待っていた。

しかし、周りの会話からその謎はすぐにとけた。

 

「生のアイドルが来てるってよ!」

 

「マジで!?早く行こうぜ!!」

 

という事らしい。

 

「運命は、アイドルとか興味あるの?」

 

簪が無邪気に問いかける。

 

「アイドルか・・・あんまり興味ないかな?」

 

曖昧に言葉を返した俺だが、簪は不審に思うことなく一人で合点している。よく見ると、ちょっと嬉しそうだ。なんでだろう?

 

その時、簪がよろけ、小さく悲鳴を上げて俺の腕にしがみついてきた。簪の胸が思いきり体に押しつけられ、俺は驚いてとっさに身を引いた。

 

「ご、ごめん/// 誰かがぶつかってきて・・・」

 

簪が頬を赤らめてわびた。

(か、可愛いぃぃぃぃい!!!嬉しいハプニング、ご馳走様でした!・・・ってそんなこと言ってる場合じゃない!)

 

「う、うん。大丈夫だけど、ここは危ないね。向こうへ行こうか」

 

俺は簪をかばって、向かいの店へ歩き出す。やっとの事で人だかりから抜け出して、入った店はメガネ専門店だった。

 

「ここはメガネ専門店なのか・・・そうだ、簪!」

 

「どうしたの?」

 

「簪ってさ、結構コンピュータ使うよね?だったらそれ用に買ってあげるよ。ね♪」

 

「でも、そんなの悪いよ・・・」

 

頑なに拒否る簪。だが、ここで引き下がるわけにはいかない!!

 

「大丈夫!簪だって今日俺の服、選んでくれたでしょ?だから、それも兼ねてお礼がしたいんだ。ダメかな?」

 

必死でお願いしてみると、遂に簪が折れた。

 

「はぁ・・・わかった。運命がそこまで言うなら・・・ありがとう///」

 

笑顔来たぁぁぁあああ!!!照れてるところがまた可愛いぃぃぃぃい!!・・・ハッ!いけない、いけない!気をしっかり持つんだ、俺!

 

すぐに簪と相談し、割と高性能なメガネを簪にプレゼントしてあげた。一回かけてもらったが、可愛すぎて鼻血出た。あと、一つ気づいた事があって、簪ってメガネ外した時の顔も可愛かったんだ。失った代償より素晴らしい対価を得られたからいいや♪諭吉達、ごめん!

 

 

 

 

あれから時間は過ぎて、夕方になった。IS学園に帰ってきたので、簪とお別れだ。

 

「今日はありがとう。簪のおかげで楽しかったよ!服も買ったし♪」

 

俺は服を買った事で、終始機嫌が良かった。いや、マジで

 

「フフフ♪どういたしまして・・・ちょっと恥ずかしかったけど」

 

恥ずかしい?まぁ俺もだけど。改めて自分のセンスの無さを思い知らされたからな。あー、恥ずい///

 

「じゃあ、また明日ね☆」

 

「うん・・・運命!」

 

呼び止められた。あれ?これデジャヴかな?

 

「ん?どうした・・・っと」

 

いきなり簪が俺の胸に抱きついてきた。さすがにもう慣れたから動揺しないぞ!

 

「・・・どうした?簪らしくもない」

 

「ごめん・・・ちょっとこのままでいさせて・・・」

 

前も同じような事があったっけ。あの時もこんな感じだったよな。

 

「・・・了解」

 

そう言って、簪を優しく抱き返した。簪の不安を取り除くために・・・

 

 

 

 

「どう?少しは落ち着いた?」

 

「うん・・・ありがとう。いきなり抱きつかれて嫌だったよね・・・」

 

簪の率直な質問に対して、俺も率直な答えを言う。

 

「そんなことないよ。そういう簪も可愛いし♪もう慣れたし。でも、どうしたの?」

 

そう聞くと、また簪が俯いてしまった。がすぐに話始める。

 

「運命・・・一つだけ頼みごとしてもいい?」

 

「うん、いいけど・・・なにを?」

 

俺は不安を抱きながら、渋々了承した。

 

「もう、私やお姉ちゃんの前から居なくならないでね・・・」

 

「えっ・・・!」

 

それは今の俺にとって、一番聞きたくない言葉だった。正直に言ってその答えにはyesとは言えない状況になるからだ。

 

「運命・・・?」

 

不安そうな目で見てくる簪。それを見て俺は思った。

“俺ってダメな奴だなぁ” と

 

「だ、大丈夫!俺は居なくならないよ!」

 

それを聞いて、簪も安心してくれたようだ。でも、今の俺には罪悪感しか感じられない・・・それにしても、なんで楯無さんが出てきたんだ?

 

「簪、なんでさっき楯無さんが出てきたの?」

 

そう聞くと、簪は顔を真っ赤にしながら言った。

 

「そ、それは・・・内緒///」

 

可愛いぃぃぃぃい!!じゃなくて!

 

「なんだよ!ちゃんと教え・・・って逃げるなぁ!!」

 

「フフフ♪運命には教えない♪」

 

笑顔で逃げる簪。今は・・・せめて今だけはこの笑顔を守ろうと誓った。

 

 

 




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