「さぁ、今日から始まりました「魔弾の部屋」。司会の作者こと自由の魔弾です。第一回ということで、ゲストをお呼びいたしました。こちらの方です、どうぞ!」
「どうも、織斑一夏です。よろしくお願いします」
「というわけで、ゲストの織斑一夏さんでした〜。それでは本編をどうぞ!」
「俺の出番少なくね!?」
楯無side
「ーーーという訳なんです」
私たちは、別室にて運命くんの容態を医師から詳しく聞いていた。とりあえず、運命くんに鎮静剤をうって、今は寝てもらっている。けど、医師の話を聞く限り事態は結構深刻らしい。
「・・・それはつまり、記憶喪失ってことなんでしょうか?」
簪ちゃんが静かに質問すると、医師が微妙な顔をしながら答えた。
「う〜ん・・・それが、そうとも言いきれないんだよ」
医師の言葉に、私は思わず反応してしまった。
「どういうことですか?検査はしたんですよね?」
そう言うと、医師は神妙な面持ちで話し始めた。
「つい先ほど、彼の精密検査をしたのですが、その・・・・・・脳波が異常なんです」
その言葉に、今度は織斑先生が反応する。
「脳波・・・と言いますと?」
「一瞬・・・本当に僅かなんですが、彼の脳波に通常時と酷似した反応が見られたのですよ!」
それを聞いた途端、私と簪ちゃんは身を乗り出して医師に問い詰めた。
「「そ、それって、もしかして!!!」」
「そ、そうです!?ま、まだ彼の記憶は完全には失われていないってことで・・・・・そ、れよりも、は、はやく離して・・・・ガクッ」
「「あ、ごめんなさい」」
いつの間にか、医師の襟首を持って掴み上げていたようだ。これは失敬、失敬♪簪ちゃんも同じことしてたから、割り勘ってことで。
「よし!そうと分かれば、話は違うわ!行くわよ、簪ちゃん!!」
「うん!お姉ちゃん!」
こうして私と簪ちゃんは運命くんの居る病室へ向かった。
しかし、残された織斑先生が一言。
「・・・これは私の責任になるのか?」
その後、医師が起きるまで、織斑先生が代わりに保健の先生をしていたそうです。また、ファンの子が増えちゃいますね♪・・・・・・!?どこからか殺気が!
「運命く〜ん♡ミルクの時間だよ〜。え!私のが良い?・・・もう、しょうがないなぁ☆運命くんだけにと・く・べ・つなんだからね♪」
ど、どういうことかしら?なんで、運命くんの病室にロリ美少女が!?そして何故にミルク!?
運命くん、なんか完全に上の空状態だし!そもそもあの子、どこから見てもうちの生徒じゃないわよね!?
「ほぉら♪はやく私の「初めて」を奪ってよ・・・ね♪」
ね♪じゃないわよ!!!あの女、よもや私の運命くんに手を出すなんて!!・・・そりゃあ、まだ告白もしてないし、完全な片想いだけど・・・で、でもやっぱり駄目だわ!!今すぐやめさせないと!え〜い、突撃!!
「こ、こら〜!!!運命くんに何してるのかしら!!」
「うぇ?う〜ん・・・あ!不純異性交遊?じゃなくて交尾かな?それとも「愛の営み」かな///」
返ってきた答えが、あまりにもどストレートだったため、私のほうが怯んでしまった。が、すかさず簪ちゃんが援護射撃に入る。
「あなた・・・運命の何?」
おりょ?なんか簪ちゃんの目から光彩が消えてるのは、私の気のせいかな?というか、気のせいよね?うん!絶対そうに違いないわ!
「何って・・・助っ人かな?」
助っ人って・・・どういうこと?
「えっ?あぁ、助っ人っていうのはね、運命くんのことだけをひたすら助けるってことだよ。あっ!そうだ。あの子も呼ばないと・・・」
ん?あの子って一体誰のことかしら?・・・簪ちゃん、いい加減その目はやめてあげて。話しづらいし、何よりも運命くんが怖がっているわ。
「あ、あの・・・僕、なにかしてしまったのでしょうか?」
「全っ然!もうなんにも気にしなくていいのよ!ていうか気にしたら負けよ!」
私は全力で運命くんを宥める。もしかして、この絵ってものすごくシュールなんじゃないかしら?一人は電話をして、一人はそれを睨み、それを見て一人は怯え、さらにそれを宥める私。うん!やっぱりシュールだわ!
「んじゃ、よろしくね〜・・・よし!じゃあ運命くん、今からお風呂に行こうか?もちろん私も一緒だよ♪」
この子はまたなんてことを・・・・・・ん、お風呂?一緒に?つまり・・・・・・混浴?待て待て待て待て待て待てぇぇぇええ!!!
「ち、ちょっと待ちなさい!一体なんの権限があって運命くんを?そもそも、あなた誰よ?名前言わないと、呼びにくいじゃない!」
私の言ったことに、テヘ♪っと舌を出してごまかす少女。クッ・・・可愛いわね。
「あ、そうです。僕もそれ、聞きたかったんですよ・・・あとこの子はどうしたのですか?」
運命くんが目線で訴えた先にいたのは、運命くんに頭を差し出した簪ちゃんだった。
「・・・とりあえず、頭撫でてあげて。そうすれば、元に戻るから」
そう言うと、運命くんが簪ちゃんの頭を撫でてあげていた・・・簪ちゃん、すごく気持ち良さそうだったなぁ。私も今度してもらおう♪
「あの・・・そろそろ話してもいい?」
声のするほうを見ると、さっきの少女がいた。しかも、スルーされ続けて、少し怒っているみたい。
「う、うん。ごめんなさい。それで、あなたの名前は?」
「名前ねぇ・・・・・う〜ん・・・あ、“神原 愛”よ!」
今の間は何だろう?ま、それはともかく、また運命くんの周りに女の子が・・・ライバル多いわねぇ・・・でも、負けないんだから!
「魔弾の部屋、後半戦突入〜!さぁ、というわけで、ゲストの織斑一夏さんに来てもらってま〜す!」
「・・・どうも」
「あんれ〜?テンションダウンですか〜?若いのに大変ですね」
「大変なのはあなたの頭の中じゃないんですか?」
「・・・さぁ!質問いきますよ!原作主人公(笑)の織斑さんですが、ぶっちゃけシスコンですか?」
「スルーした上になんて酷い質問だ!!」
「えっ?後書きくらいじゃ語れないぜ?・・・わかりました。正直引きましたが、それは僕の心に留めておきますので」
「もはや捏造し始めた!」
「えっ?時間足らない?はやく巻け?わかりました。織斑さん、本当に申し訳ありませんが、今日はこの辺で終わりにさせていただきます。ゲストの織斑一夏さんでした〜!」
「最後まで扱い酷かったな!!」
「それでは次回の魔弾の部屋にlet’sエスケープ!