『さぁ!今回も始まりました「魔弾の部屋」でございますけど、第二回ということでまたゲストの方が来ていますよ!それではどうぞ!』
「・・・篠ノ之箒だ」
『はい!どうもこんにちは!篠ノ之さん、最近どうですか?』
「・・・・・・・・・」
『なんか気まずいので、本編スタート!!』
NO.32 教師っていったら金八だよね?
千冬side
「ーーーーという訳なんですよ〜」
私は金森の元に現れた謎の少女から、話を聞いていた。なんでも、自分は金森運命を助けに来ただけらしい。だが、どこから来たかもわからない危険要素を無防備に置いておくほど、ここは抜けてない。よって、現在は縄で縛りつけた状態だ。
「金森、本当にこいつはお前の知り合いなのか?そこのところは、はっきりして貰おうか」
私が聞くと、金森は微妙な顔をしながら答えた。
「はぁ・・・おそらくは。えっと、織斑さんでしたっけ?」
私は思わず頭を抱えた。そういえば、こいつは記憶が無いんだったのかと。
「・・・まぁ、いい。そこのお前、たしか神原と言ったな?」
「はい、そうですけど」
「本来なら今すぐにでもこの学園を去ってもらうところだが、金森に免じてここに置いてやる。が、生活にある程度の制限が付くと思え。分かったな?」
神原は、妙に高いテンションのまま返事をする。
「は〜い☆運命くん!これからよろしくね♪」
金森は少し驚きながらも挨拶した。
「は、はい。よろしくお願いします、神原さん」
「んもう!神原さんなんて言わないで、ちゃんと“愛”って呼んでよ!」
「へ?・・・あぁ!す、すみません」
・・・こちらはこちらで大変そうだな。そうだ、言い忘れるところだった。
「金森、お前にやってもらいたいことがある」
「え?やってもらいたいこと・・・ですか?」
きょとんとしている金森に、私はあるものを差し出した。
「織斑さん、これって・・・」
「そうだ、主席簿だ。この学園の全クラスのな」
見れば分かるとでも言いたいようだ。もちろんこれには理由がある。
「もうすぐこの学園は夏休みに入る。夏休みの間に、そこに書いてある生徒とISについてを覚えてもらう必要がある」
まだ半分ほどしか理解出来てないようだ。しょうがない・・・。
「つまり、お前に教師になってもらうということだ」
・・・・・・・・・はい?
金森の心の声が聞こえたような気がした。
運命side
僕は織斑さんの言ってることがよくわからなかった。だって、一般人の僕に教師になれって言ってきたのだから。
「あの、織斑さん?一体どういうことなのですか?僕に教師をやれというのは」
僕が聞くと、織斑さんはちゃんと理由を説明してくれた。
「お前は記憶が無いとはいえ、学園で1、2を争うほどの頭脳と技量の持ち主だ。今から勉強すれば一ヶ月もしない内にマスターできるだろう。元々、覚えることに長けていたしな。それに、これは政府からの正式な辞令だ。拒否権は無いと思え」
いきなり随分と酷な話だなぁと思いながらも、自分の中でなんとか割り切ることにした。
「・・・わかりました。自分のできる限りやってみます。ところで、一つ質問いいですか?」
僕はさっきから疑問に思っていたことを質問した。
「なんだ?答えられるものならば、構わないが」
「えっとですね・・・・・・・・・ISってなんですか?」
この質問をした時に、思わず織斑さんがずっこけたことは言うまでもなかった。
時は過ぎ、IS学園の生徒たちは夏休みに入ったため、各々で休暇をとっていた。あの後すぐに銀河が来て、僕の記憶を取り戻す手伝いをしてくれることになった。生徒たちの中には実家に帰る者もいれば、自主的に訓練する者、買い物や遊びに出掛ける者もいるとか。でも、僕にはそんなことをしている余裕が無かった。何故ならば・・・
「ーーーであるからして、ISが他の兵器より優れている事が証明されている。分かったか、金森?」
「大体は理解しました。基礎理論も大丈夫でしょう」
「そうか。よし、ならば今度は各世代のISのデータを使って、武器や機体の特性を学ぼう。今までやった基礎を交えながら、各機体の汎用性について意見などがあれば言ってくれ。後でレポートにまとめて、各国に送信する」
「なんかあまり関係ない気もしますが・・・・・・了解しました」
「金森くん、頑張って下さい!質問とかあったら迷わず私に言って下さいね?」
「ありがとうございます、山田先生」
「ほら金森。書くスピードが落ちてる。話してる暇があるならもっと書け」
「りょ、了解です!」
織斑さんと山田先生によるマンツーマン授業を受けているからです。
「織斑さん、出来ました!」
「やはり早いな。ふむ・・・」
やっとの思い(十分足らず)で書き終えたレポート用紙を途轍もない速さで読んでいく織斑さん。流石世界最強!・・・さっき聞いたことだけど。
そういえば、山田先生も元代表候補生だったとか。やっぱり凄いんだな、教師って。そんな実力を持つ人たちと肩を並べられる事は、少なからず嬉しい事だ。僕も金八くらいにはなりたいものだ。
「なるほど、よくこの短時間でここまで書けたな。やはりお前の実力は認めざるを得ないようだな」
レポートを読み終えた織斑さんが、僕の事を素直に褒めてくれた事に驚き、なんだかこそばゆい感じがした。
「・・・・・・ありがとうございます」
ヤバイ!顔がニヤニヤしちゃってる!今見た人は、僕のこと変な人だと思っちゃうよね!?
「よし、この調子でいくぞ。遅くてもあと二週間といったところか」
「はい!よろしくお願いします!」
こうして僕のIS講義が続いた。
「まさか、一週間で終わらせるとはな・・・」
「えへへ・・・すみません」
僕はあの後、二年生と三年生の分の授業も受けたのだが、それでも一週間という果てしなく短い期間で、この学園の授業課程を修了した。案外、詰めれば詰めるほどはやく終わるものなのかもしれない。
「織斑さん、今日はなにをするんですか?」
「今日は実際にISに乗って、感覚を掴んでもらう」
なるほど、だからこの広いアリーナに来た訳か。納得、納得。
そう考えていると、織斑さんがポケットから何かを取り出した。
「始める前に、お前に渡すものがあったんだ」
渡されたのは先端に小さな戦闘機があるネックレスだった。なんでだろうか?とても懐かしく思える。
「織斑さん、これは?」
僕の質問に、織斑さんはすかさず答えた。
「それはお前のISだ。覚えていないか?かつての愛機を」
そう言われて、思い出してみるも結果は失敗だった。
「・・・駄目ですね。全然思い出せません」
「そうか・・・まぁ、時間をかけてゆっくりと思い出せばいいさ」
そう言って、再び歩き出す。それにぼくもついて行く。どうやらピットに向かっているようだ。
「よし金森、ISを展開しろ。理論は授業で教えたから分かるな?」
「はい、たしか念じればいいんですよね?」
僕は先ほどもらったネックレスを握りながら、強く念じた。しかし、結果は驚くべきものだった。
「どうした金森?はやくISを展開しろ」
「織斑さん・・・・・・」
「金森?一体どうしたんだ?」
僕は衝撃の一言を言い放った。
「ISが・・・・・展開出来ません」
『後半戦突入ってことで質問タ〜イム!!』
「なんなのだ?それは」
『篠ノ之さん結構こういうコーナー好きでしょ?僕も人の傷口抉るの大好きなんですよ。それでは質問!いつになったら篠ノ之箒さんは織斑一夏(笑)に「夜の稽古」や「男の剣の勃て方」をする予定なのですか?との事ですが実際のところ、ここだけの話どうですか?』
「なっ!?そ、そんな破廉恥極まりないこと言うと思っているのか!?」
『なんか面倒くさそうだな〜。適当に「明日にでも♪」って事にしときますね』
「ば、馬鹿言うな!!私と一夏はそんな・・・」
『それでは今回はここまで!ゲストの篠ノ之箒さん、ありがとうございました!シーユー」
「なっ!?おい、巫山戯るな作者!!」 強制退場
『そのメタ発言、超ワロス(爆笑)
それでは次回にlet’sエスケープ!』