「お久しぶりでございます。桜野銀河です。またまた案内役を務めさせていただきます。もう言わなくても分かっているかと思いますが、確認のため言わさせていただきます。
はい、番外編です。いい加減にこの枠の存在意義を真剣に考える必要がありそうですが、それは誰かがやってくれるでしょう。では、今月最後の一発ネタをかましてみましょう」
“生徒会”それは生徒と教師の間に入り、互いの利益を実現するための組織。よって、選出されるメンバーは並外れた能力を持つ生徒ばかりだ。毎年のごとく変人が選ばれる一方で、生徒たちから尊敬の眼差しを受けている一教師 織斑千冬(自身の性格のせいで婚期を逃しつつある)は、困惑した様子で今年も苦しんでいた。
「何故この学校には変人しか集まらないんだ・・・」
彼女は今年こそ真面目で平穏な生活を手に入れるため、あの男を起用することを決意するのであった。
「フッ・・・。今日から生徒会が始動するのか。だが何故だ、何故こんな事になったぁァァァ!!!」
織斑千冬は心の底から一人、そう叫んだ。彼女は一人本格的に思考に突入する。
(いやいや、おかしいって!?何なんだあの面子は。見事なまでにテンプレすぎるじゃないか!)
彼女は一体何を目撃したのか?
ここからは、織斑千冬が体験した数時間前の惨劇を振り返ってみるとしよう。
放課後の生徒会室。織斑千冬はそこで、とんでもないものを目撃する。
「うぃーっス、織斑センセ」
そこに居たのは、自分が推薦した男子生徒の金森運命だけだった。彼女はすぐに他の役員について聞いた。
「他の人は来ませんよ。というより今回は来ないでって追い出しました」
初回から役員不足という問題が発生。更に、それだけでは終わらなかった。
「とりあえず、今回は顔合わせって事で、分かっている範囲で自己紹介しときますね」
運命は大きな模造紙を取り出し、相関図形式でまとめていく。
・生徒会長 更識(姉)…変な人。スタイル抜群。扇子持ってる。卍解とか使えそう。
・副会長 金森運命…運命と書いてウンメイ。元仮面ライダーの知り合い。元モビルスーツパイロットの友達。過去に殴ってしまった。
・その他諸々…説明省略。
「うん、完璧だ」
(えぇー…)
ここまでが今日起こった惨劇の一部だ。正直もっと書き記したいところだが、内容が内容なもんで。とりあえず織斑千冬は、何か決心したみたいだよ。
「よし、転職しよう!」
彼女の再就職が決まったのだった。
めでたし、めだたし?
二度とやらねぇ。
もう言い残す事はありません。番外編の意味って何?