というわけで、久しぶりに復活したいと思います。
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〜一週間後〜
IS学園の体育館に、その意思を持った生徒が集められ、整列していた。彼らの前に立った千冬が厳しい顔で口をひらく。
「この場に集まってくれた生徒諸君、まずは礼を言う。とはいえ、専用機持ちと少数の整備科の生徒のみではこちらが不利なのは言うまでも無い」
何を聞かされるのかと集まった生徒たちの顔つきが、より一層厳しくなる。
「だが、相手は待ってはくれない。このIS学園の設備を想定し、戦略IS部隊が使われることが予想される。消耗戦だけは絶対に避けるようにすることを忘れるな。以上だ」
同時刻、この事件の当事者である男、枯野狂也は手元のタブレット端末に送られてくる意見を見ていた。そして、その最終結果を見て、不満げな視線を向けた。
「賛成100%、反対0%・・・か。所詮民間人なんてこの程度ってことかな。さてと、善は急げとも言うし、早速実行に移すとしますか」
枯野は苦々しい顔つきのまま、部隊に作戦開始を命令を下した。彼にしてみれば、この作戦自体がいわゆる脅しだったが、現実は理想とは違ったようだ。考えている以上にこの世界は歪んでしまったことを枯野自身が痛感していた。
「今度こそ討って終わらせる・・・・・必ずッ!」
普段とは違い、その言葉には決意が宿っていた。枯野自身に拒絶反応が出てしまっていたとしても、誰にも止めることは出来ないだろう。それは、枯野が持つ力の意味を知る者なら尚更だった。
「お姉ちゃん、ISはどうしたの?」
整備室にて“フリーダム”の最終調整を終えた簪は、同伴していた楯無に聞いた。突然の質問に楯無は凍りついたように立ちすくむ。
一瞬の閃光が蘇る。運命の体を貫いたはずの閃光が。
楯無はぎくしゃくと首を振る。
「何を・・・言ってるのかしら!?」
「ごめん、さっき見ちゃったの。お姉ちゃんのIS、ダメージレベルがCを超えてた。それに運命の死と朝のお姉ちゃんの様子。何かあったんでしょ?」
その言葉が楯無を刺しつらぬく。もう知られてしまったのだ。最愛の者を手にかけた事を、最愛の妹に。
だが、唐突に簪は柔らかく微笑んだ。
「大丈夫だよ、お姉ちゃん。私も一緒だから」
突然の告白に、楯無もその言葉の意味を理解することに時間がかかった。
私も一緒?
自分の受けた苦しみを、妹の簪もまた受けたということか?
「私ね、何度も運命に甘えてた。でも、それが最悪の事態に追い込んでいたのを知ったのは最近なの。笑っちゃうよね?自分の甘さが運命を殺したの。二度もね」
楯無はまた、簪の言っていることの意味を図り兼ねて目を見開く。
「だからさ、お姉ちゃんも私と同じだよ。たとえ自分の手で殺したとしても、他人が殺したとしても。思いは同じ、でしょ?」
簪の言葉に楯無は驚愕した。彼女自身がそうであったように、楯無の罪を許すというのだ。
簪は憎しみの連鎖を断ち切る覚悟をした上で、この話をしていたのだ。そんな簪を見て、楯無は自分の非力さと不甲斐なさを恥じる。自分よりも何倍も苦しいはずなのに、憎くてたまらないはずなのに、それでも楯無を許すというのだ。
「そう・・・ね。はぁ・・・妹の簪ちゃんに論破されちゃったかぁ。これじゃ、お姉ちゃん失格だね。分かったわ、せめてもの償いよ。運命くんの為にも、このIS学園を守り抜くわ!!」
姉の復活を遂げた簪自身も、思いを同じくする。自分たち姉妹を苦しめ、さらには学園を狙う本当の黒幕を討つために。
「そうだね・・・・・私たちが終わらせる。運命のために、全てを!」
こうして、枯野率いる戦略IS部隊とIS学園の防衛部隊による第一次IS大戦が始まるのであった。
第一次IS大戦編に突入です。
名前は適当ですが、第一次ってことは・・・・・。
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