次の日、俺は楯無さんに案内されて第二アリーナの管制室に来ていた。周りをみると、何かの準備をしているようだ。とりあえず俺は千冬さんに挨拶した。
「千冬さん、おはようございます」
「あぁ、おはよう。もう体は大丈夫か?」
「はい、それはもう。ところで、これは一体?」
「なに、お前のISのデータを各国が知りたがっていてな。ちなみに、模擬戦闘の様子はそのまま各国に流すからな」
「あっ、やっぱりですか。まぁ、世界に二人目って発表するんですもんね」
そんな会話をしていると、一人の女性が千冬さんに話しかけた。
「織斑先生、おはようございます。彼は?」
「おはよう、山田先生。そうだ、彼が二人目だ。金森、挨拶しろ」
そう言われて俺は挨拶した。
「はじめまして、金森運命です。一応、二人目って事になってます」
「私はこの学園で教師をしている山田真耶です。よろしくね」
そう言ってお互いに挨拶し終わると、千冬さんが話しかけた。
「金森、時間だ。ピットに行って準備しろ」
「分かりました」
そう言って俺はピットに向かった。
ピットに着いた俺は千冬さんから指示を受けていた。
「まずは、ISを展開してみろ」
「了解!来い、インパルス!!」
俺は瞬時にインパルスを展開した。VPS装甲が機能してないため灰色になっている。ちなみに全身装甲だからマスクを被っている。
「よし。次は歩いてみろ」
そう言われて俺は歩き始める。なんとかぶれることなく歩く事が出来た。
「出来たな。そしたらアリーナに出ろ。既に相手が待っている」
「了解!金森運命、インパルス!行きます!!」
俺はそう告げて、アリーナに機体を駆った。
「まさか相手があなただったとは思いませんでした・・・」
俺がアリーナに出て言った一言だ。なぜこんな事を言ったのかというと、俺の相手が問題だった。
「待ってたわよ、イケメン君。ってあなたのIS、全身装甲じゃない!」
そこに居たのは、訓練機の打鉄を展開した楯無さんだった。
「何であなたが相手なんですか?」
「んー?私も昨日言われたばかりだし。ま、イケメン君のためのサプライズって事ね」
全くこの人は!余計な事ばかり協力するんだから・・・
「いい加減、イケメン君ってやめてくださいよ」
「そうねぇ、この模擬戦闘で勝ったらやめてあげてもいいわよ。ただし、私が勝ったらあなたは生徒会に入ってもらうけど。これでいいかしら?」
「いいですよ。そういう事なら勝たせてもらいます」
そう言いながら、俺はビームライフルとビームシールドを展開した。楯無さんもサブマシンガンを展開すると、開始のブザーがなった。
「そこだ、貰った!」
同時に俺はビームライフルを連射する。先手必勝を狙った攻撃を楯無さんはギリギリでガードしたが、少しずつのSE(シールドエネルギー)を削っていく。だが、楯無さんもサブマシンガンで反撃してくる。俺は攻撃を受けながらも後退する。
「流石に見切られてるなぁ。そういう事なら・・・」
俺はナイフを展開すると、楯無さんめがけて投げる。楯無さんは防御態勢になったが「俺の狙い」はそこじゃないぜ。俺はビームライフルを発射し、当たる直前のナイフに命中する。
「っ!!そういう事!?」
その直後ナイフは爆発し、ダメージを与える。同時に俺はビームライフルを連射する。ビームは正確に直撃し、楯無さんのSEを30%まで減らす事に成功した。
「そろそろきついんじゃないんですか?」
「くっ!!そんな事は!」
しかしその直後、状況は変わった。俺のビームライフルがエネルギー切れを起こしてしまった!
(くそっ!!こんな時にかよ!!)
俺のエネルギー切れに気付いた楯無さんはサブマシンガンとブレードを入り混ぜた攻撃を仕掛けてくる。ビームシールドだけでは守り切る事はできず、SEを残り20%まで減らされてしまった。
「ふふふ、形勢逆転ね」
(くそっ!俺は負けるのか!?・・・嫌だ!俺はもう負けられないんだ!!)
「こんな事で・・・こんな事で俺はぁぁぁぁっ!!!」
その時頭の中で、なにかが弾ける音がした。とたんに、視界が急激にクリアになり、相手の斬撃や銃弾が全て見える。同時に、インパルスにも変化があった。一次移行(ファーストシフト)だ。
次の瞬間、そこには一人の戦士がいた。
DESTINYからネタを少しいれてみました。