魔法少女リリカルなのは~絆紡ぎし神王となりしもの~   作:Aura

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お気に入り登録ありがとうございます。

プロローグは1と2に分けて投稿させて頂きます。
また、プロローグからは台本形式で書いて行きますのでよろしくお願いします。

投稿後になるべく早く一部ネタバレも含まれていますが主人公の設定を投稿させて頂きますのでよろしければご覧ください。

修正いたしました。

×残っている同胞たち全ての其方に力を託し 〇残っている同胞たち全ての力を其方に託し


プロローグ1

~Side ジャンヌ~

 

私、ジャンヌ・D(ダルク)・ダルキアンは今日、5歳の誕生日を迎えました。

 

誕生日の3ヶ月程前に私の両親は突然の失踪事件に巻き込まれ、親しい親戚も居なかったことから施設に預けられそうになったり色々とありましたが私はどうしても両親が死んでしまっているとは思えずに一人家に残ることにしました。

 

当然幼い私一人で生活することは難しいという事で時々市の方から職員の人が見周りに来ます。

 

ジャ「去年のお誕生日はお父さんとお母さんと私の3人で凄く楽しかった。お父さんがプレゼントをうっかり忘れてお母さんに怒られたり、お母さんがうっかりで折角の手作りケーキを塩と砂糖を間違えて塩味になったりとか色々と残念だったけどとにかく楽しかった。」

 

去年の賑やかだった誕生日を思い出し、ぽつぽつと口から楽しかった思い出が漏れ出てくる。

 

ジャ「あれ...どうしてかな? 少し思い出してただけなのに...涙が...出てきちゃった。」

 

思い出すたびに一つまた一つと次々に涙が零れ、頬を伝う。

 

ジャ「そっか...うっ...私は...ひっく...お父さんとお母さんがとても大好きで大好きで仕方がないんだ。 幾ら強がっても...うぅ...お父さんもお母さんもここにいないもの」

 

そう、言葉に出してしまった瞬間に今まで心の奥にしまい込んでいたモノが一気にあふれ出してしまった様な気がした。

 

とても寂しくて、辛くて、苦しい事を今まで見ないふりして強がってきたけれど一度言葉にして自覚しまったらもう歯止めが効かない程にどんどんと決壊したダムの様に良心への想いが溢れだす。

 

ジャ「お父さん...ぅう...お母さん...っ..会いたい...会いたいよぉ!」

 

溢れだした想いに我慢できずに泣きだしてしまったジャンヌは一人うずくまりながら両親への想いを吐き出しながら一人泣き続ける。

 

それと同時に決して優しく、愛情一杯注いで育ててくれた両親を忘れないために泣きながらも涙で声が上手く出なくてもひたすら言葉にし続ける。

 

現実とは時に残酷なまでの真実を突きつけ、どんな人にも絶望と言う刃は襲い掛かる。

 

けれどそんな時に絶望せずに前を向き、歩きだそうとする者には必ず救いの手を差し伸べる者が現れる。

 

ジャ「わ、私...は...ひっく...ジャンヌ...ジャンヌ・D・ダルキアン。お父さんとお母さんがそれに夢の中の出来事だけれど夢の中で出てきた最後まで私の味方をしてくれた人だって諦めることなく私に声をかけてくれた。最後まで信じてくれた。だから私はお父さんとお母さんが居なくなっても諦めずに前を向いて、歩き続けて、信じなければ何も始まらない事を()()()は誰よりも大切なことだって知っているから。」

 

不思議と口から洩れでた()という言葉。それと同時に男性として最後の時を迎えた後の光景が脳裏をよぎる。

 

オ「すまぬ...本当にすまぬ。わしが()()()()()が言っていた人間の悪意にしっかりと注意しておればこんな事にはならずに済んだものを」

 

ト「お前だけのせいじゃないぜ。俺だって浮かれて人間たちが悪だくみしているのを気がつかなかったからな」

 

ロ「そうだねぇ...しいて言うならボクら神族と巨人族が無血で手を取り合ったからと言って人間も同じように手を取り合えると思ってしまったボクら全員の責任だと思うよ」

 

白いひげと腰まで届く長い髪が独眼が特徴のオーディン。

 

筋肉の塊のようで巨人族特有の大きさを誇るけれど優しい雰囲気のトール。

 

何処か胡散臭く、男性か女性かイマイチよく分からない中性的な見た目のロキ。

 

3柱とも神様なのに僕を家族として兄弟として受け入れてくれた変わり者。

 

特にオーディンさんなんて主神なのに本当に人間臭くていつも年寄りを労われだとか愚痴ってたりしてたりときっと戦乙女たちが知ったらガッカリするんじゃないかと何度ため息を吐いたことか。

 

トールさんもトールさんで筋肉さえあれば何でもできる筋肉万能論なんてものを持ちだすし、ロキさんはロキさんで悪戯の心得とか3分でわかる人をだます方法とか本当にくだらない事を教えてくれたりと無茶苦茶だったけれど最後まで僕の為に涙を流してくれる家族と巡りあえて本当に幸せで楽しかった。

 

ダ「み...皆...人間...は...確かにすぐに道を踏み外す。けれど...そこから這いあがる事が出来て...反省できるのも...人間..だ..から....しっかりと話し合って欲しい。」

 

胸を貫かれた事によって口から血が溢れ、声がかすれるけれど何とか言葉に変えてこればかりは伝えないといけない。

 

ダ「だから...一度だけ...機会..を...あ..げ..て」

 

段々と意識が薄れる中で皆が必死に僕の名前を呼んでくれている。

 

そして完全に視界が真っ暗になった時に皆の最後の言葉が耳に残った。

 

オ「しかと約束しよう我らが友にして家族、ダルキアンよ。其方の最後の願いは聞き届ける。だがもしも...もしも...人間が我らを裏切った時には我らは其方の弔いに戦いに出るだろう。そしてその時は我ら神々や巨人族は人間を滅ぼした後に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、其方だけでも其方が幸せになれる確率の高い世界へと()()させるであろう。」

 

オ・ト・ロ「「「願わくば彼女の未来に今度こそ幸があらんことを....」」」

 

最後の光景が脳裏をよぎると同時に私は懐かしさを覚える光に包まれた。

 




大体予想出来てた人もいると思いますが主人公は1度目の物語の際はジャンヌ・ダルクでした。


次回は前書きでかきました通り設定になりますのでよろしくお願いします。
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