魔王代理の演劇物語   作:雪亜

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予定よりも二倍近くの情報量になったので前後に分けました。


リザードウーマンの一週間(前編)

朝の日差しがカーテンの隙間から差し込むなか、もう少し寝ようと布団をひっぱ…なんだ?妙に布団が重いな…。

 

振り向くとそこにはアホ面晒しながら寝ている魔王が居た。

 

「どうやって入ってきた…オセロは廊下に置いてたし、鍵も閉めてた…え?」

 

ドアは丁度クリューの形をした穴が空いていた、となると…。

 

「こいつに壁と言う概念が無いのか?」

 

取り敢えず起こさないようにベッドから降りてコフィンさんの元に行く。

 

「ここのはず…コフィンさーん、居ますかー?」

「あら、魔王様…何か用ですか?」

 

まるで伝説の傭兵みたいな目をしながらタバコを吹かし、鉈を研いでいた。

 

「ちょっとクリュー案件で…ドアに穴が開いたからどうにかして欲しいんだけど…。」

「…お嬢様はどちらに?」

「俺の部屋で寝てます。」

「成る程…あ、魔王様も吸います?」

「あ、どうも…。」

 

ライターとタバコ一本を貰い火を付ける。

 

「…ふぅ、それにしてもコフィンさんもタバコを吸うんですね。」

「ええ、ストレスのかかる仕事なので。」

「出来るだけ負担は増やさないようにするから…ホントごめん。」

「いえいえ、気にしないで下さい…一人メイドが辞めちゃったのでその穴埋めをお嬢様にやらせましょうか。」

「完全に転職しそう。」

「ふふっ、確かにそうですね…そろそろ着替えて朝食を作りますからこれでお嬢様を起こして来てくれますか?」

 

さっきまで研いでいた綺麗な鉈を手渡される。

 

「…え?」

「ああ…急所は駄目ですよ、それには魔族特攻50倍の呪いが掛かっているので一撃死になってしまいます。」

「普通に起こしてくる!」

 

割りと目がマジだった、本当にストレスが溜まってるんだろうなぁ。

 

 

 

 

 

部屋に入り適当に借りてきたシンバルを手に持ち、耳栓を付ける。

 

「さて、これで…!」

 

思いっきりシンバルを叩くとクリューが目を覚ました。

 

「キャァァァァ!」

「おはよう、さっさと服を着て顔を洗ってこい。」

「…キャァァァァ!日加那=サン!?何でここに!?」

「ここは俺の部屋だ、そしてこの風穴に見覚えは有るか?」

「えっと…確かトイレに行って…何かドアが空かないからこの間文献で見たマッスル何とかみたいな穴を開けた記憶が有ります。」

 

駄目だこいつ…早くなんとかしないと…。

 

「…次から魔族特攻50倍の鉈を借りようかな。」

「え!?」

「じゃあ俺は先に行ってるから遺書でも書いとけ。」

「何か凄い不吉な事を言ってるんですが!?」

 

クリューをほったらかし執務室向かい、溜まっているこの国の問題を一纏めにしてもらった資料に手を付ける。

 

「働く鉱山の不足…か、働き手が居ても働く場所が無いなら意味がないよな、それに海の領土が結構広いから密漁者も増えてきている…監視区域を少し広め、残りの部分は他の領土と交換…広めると同時に給料を増やし少数精鋭の交替で行こう。」

 

後はスラム街の活用法と治安を乱す者達の徹底的な排除を考えなければ。

 

「スラム…か、働き手になるやつが居るはずだから果実酒量産をさせよう、給料は…果実酒の売上四割で、チラシを作成しなきゃ。」

 

残りは…。

 

「…最問題だな、この国はならず者か多すぎる。」

 

以前は前任者と面識が有ったらしい…本当に屑野郎だな。

 

「現在の大きめの集団は…フー盗賊団、レイゲア教団、バノデアダ海賊団の三つか…やっぱり最初に対処しなければいけないのはフー盗賊団だな、こいつらは人拐いから強盗も、更には小さな村を幾つも襲っている…規模のデカイ山賊じゃないか。」

 

アジトの場所は…まだ見つかってないのか。

 

「…誰か分かる奴さえ居たらな。」

 

そう言えば町に名うての情報屋が居るんだったかな、相当高額の値が張るがその情報は百発百中、何でも知ることが出きるらしい…のだが。

 

「神出鬼没過ぎる…頼るのは難しそうだ。」

 

…後は、奴隷制度…だな。

 

「…この世界に根強く張ってるし、かのリンカーンですら難しいだろうな。」

 

俺には良くわからない価値観だが…これでしか生きられない人間が居ると言うことだ、なら…。

 

「もっと生きられる国を作るしかないだろうな。」

 

全ては俺の手にかかる、それはとてつもなく重くて大きいものだが…魔王代理となった以上、やらなければいけない問題だ。

 

「魔王様、朝食が出来ましたが。」

「ありがとう、すぐ行くよ。」

 

…価値観の押し付けは良くはないと思うが、これだけでも変えなければいけない、絶対に…。

 

 

 

 

 

 

朝食を食べ初めるが色々と見慣れない食べ物が眼前に広がる。

 

「…これは?」

「プノセと呼ばれる豚みたいなものの肉です、豚肉よりもより柔らかく、カロリーも低いと一般にも愛用されている肉です。」

「へぇー…この果物は?」

「○ボンの実です、HPが満タンの状態で使うと上限が少し上がる代物です。」

「…マジで○ボンの実?」

「はい、農家のワーウルフが面白そうという事で作ったらしいです。」

「面白そうだけで作れるのか…。」

 

それにしても本当に美味いな。

 

「コフィンさん!おかわり!」

「三杯目ですよ?太っても良いんですか?」

「うぅ…じゃあ我慢します。」

 

後頭部に四段アイスクリームみたいなたんこぶを乗せてコルマの実を食べるクリューが居た。

 

「コフィンさんェ…。」

「ふふ、軽いお仕置きです。」

 

これを軽いと言うのか。

 

「そう言えば食事が終われば謁見の間に向かってくださいね。」

「え?何で?」

「魔王様に会いたいと言っている者が居ましてね、取り敢えず謁見の間の前に待機させています。」

「無断で通したの!?」

「ええ、多少面白そうな方だったので。」

 

この人(?)は面白さで通すのか…。

 

「何か問題が?」

「問題しかないと思うんだけど…まぁ良いや、俺の演劇衣装は?」

「こちらにございます。」

「どうも…って随分キレイになってるな。」

「ええ、魔法でちょちょいとキレイにしました。」

「ありがとう、さて…行くか。」

 

 

 

 

 

 

王座に急ぎ着き、演劇モードに入る。

 

「…入るが良い。」

 

扉がまたしても勢い良く開けられた、いい加減金具が壊れそうだ。

 

「し、失礼します!」

「金具が壊れそうだからもう少し加減して開けろ、して名はなんと申す。」

「あっ…す、すみません!私はリザードマン一族のゼナと申します!」

「そう畏まらんでも良い、それより用件は何だ。」

「わ、私を…私を!魔王様の側近にしてください!」

「ほう…面白いことを言うな、目的は何だ?」

「…女のリザードマンは弱いなんて言われたく無いからです…そんな偏見で仕事に就けなかったり、バカにされたりして…だから私はここで大きく名を馳せて男女平等に働ける様にしたいです!」

 

…志は上等だな、じゃあ少し実力を測るか。

 

「ふむ…では期限は一週間、その間に功績を上げよ、何も出来なければ立ち去る事だ。」

「あ…有難うございます!」

「部屋を用意しておく、まずは基本知識をメイド長から教わると良い。」

 

転移魔法で謁見の間から離脱し脱力する。

 

「…疲れた、朝食吐きそう。」

「魔王様、お疲れ様です。」

「あ、コフィンさん…勝手に決めてしまってごめんね。」

「いえ、今は貴方が魔王なのですから気にしなくても大丈夫です。」

「…正直、どう思います?」

「あのリザードマンの事ですか?大して怪しくは無いと思いますが。」

「差別の事です、やっぱりこの世界にもそんな下らない事があるんですね。」

 

はぁ…とため息をつき、口を開く。

 

「…部族というのはバカみたいに誇りが高いんですよ、そんな誇りのために同族を貶めるなんてしょっちゅうです。」

「…一つ、俺に良い考えが有ります。」

「コン○イ司令官ですか?」

「茶化さないで下さい。」

「冗談です、で、良い考えとは?」

「それは…。」

 

クリューに聞こえないように少し小声で提案すると小さい笑みを浮かべた。

 

「…成る程、それは面白い提案ですね。」

「あとは彼女がどうするかですね…。」

「…楽しそうですね、混ざって良いですか?」

「おう、じゃあどんないじられ方が良い?」

「え?」

「どうやってお嬢様をいじってやろうかと思ってたんですが…既望は有りますか?」

「あの…ちょっ…。」

「取り敢えずメイド服でも着せるか、もし駄目だった時のために…な?」

「ふ、不吉な事を言わないで下さいよ…コフィンさんもなんか…。」

「ビスチェでも着せて婦館にでも構いませんよ?」

「ひっ…ひぃぃぃやぁぁぁぁ!」

 

孟ダッシュで逃げていった、これで良し。

 

「コフィンさんのそのノリ好きだよ。」

「恐縮です。」

 

さて、そろそろ仕事に戻るかと思ったが変な音が近づいてくる。

 

「む?何だ?」

 

テラスの方を見てみたら飛行機みたいな物が近…白いドラゴン!?え!?ちょっ…。

 

「はっ!」

 

コフィンさんは飛んできたドラゴンを…何処から出したか分からないハリセンで叩き落とし、追撃に蹴りを一撃入れてクルリと戻ってきた。

 

「ほっ…と、全く…うるさいハエですね。」

「え?何が起きた?」

「ハエを叩き落としただけです、気にしないで下さい。」

「ちょいー!いきなり叩き落とすなんて酷いじゃないですか!」

 

あ、また羽ばたいて戻ってきた。

 

「あら、まだ生きてたんですね…止めを刺しますか。」

 

さっき渡しかけた鉈を引き抜き、迅速に斬りかかった。

 

「死ぬ!それ死んじゃいますからー!」

「ならば帰りなさい!素早く!」

「帰る!帰るからこれを魔王様に!」

 

首元にくくりつけてるポーチから巻物らしきものが出てきた。

 

「…これは?」

「コフィンさんの似顔絵ー。」

 

ズバッと軽く羽に斬りつけた。

 

「っだぁぁぁぁぁぁ!!?」

「二度と飛べない体にされたいようね…後悔なさい。」

「嘘ですから!神様からの書状です!」

「…ふぅん、あの糞神も分かってるものですね。」

「どしたん?」

「魔王様の代理の承認です、もしダメ人間が代理をしてしまったら…この国が消滅してしまいましたから。」

「えぇ?!」

「クソゴミカスSEKAI NO OBUTUである前任の魔王がアレ過ぎたせいですね、全く…死んでくれて大助かりですよ。」

「ボロクソ言ってるけど俺もそう思うわ。」

「…?、何故まだ居るのかしら、死にたいの?」

「えぇと…その書状の最後を見てもらうと分かるんですが…。」

「………ふん!」

 

宙に放り投げたかと思った瞬間に強力なミニ竜巻がき起こり、微塵になってしまった。

 

「書状は微塵と化してしまったので分からなかったです、もし間違えてしまったなら…新しいのを取ってきなさい。」

「ひぃ…!」

「何て書いてあったんだ?」

「…御礼の品としてこいつを寄越すとのことです、どうせ間違えでしたので…きびきび動く!」

「そんなぁ! それじゃ私帰るとこ無くなりますよ!」

「あら、お似合いじゃない。」

 

コフィンさんが珍しく感情を大きく表に出してる…。

 

「でも残念だな…せっかくドラゴンに乗れるチャンスだったのに…。」

「!!、それって…!」

「魔王様、ドラゴンだったらもっと格のある黒龍がございますが。」

「マジで?じゃあ黒龍で。」

「私人にも竜にもなれる2way機能付いてます!」

「…黒龍の方が良いかも、だって文字も竜じゃなくて龍だし。」

「そこは我慢してください!」

「…コフィンさん、こいつ飼って良い?」

「…………はぁ、魔王様が良いなら構いませんよ。」

「凄く渋ったね。」

「そりゃそうですよ、全く…。」

「どうしたんです…あっ…。」

 

クリューが異変に気付き、戻ってきたところで白竜を目を合わせ…倒れた。

 

「クリュー!?」

「し、しりょい…トカゲ…。」

 

カクンと項垂れた、気絶してしまったようだ。

 

「と、トカゲって…。」

「ねぇ今どんな気持ちですか?神の使いとして降りてきたのにトカゲと間違われたとかどんな気持ちですか?」

「う、うわぁぁぁん!コフィンさんがい"ぢめ"る"ー"」

「うるせぇぇぇぇ!」

 

 

結局朝から相当疲れる羽目になった。

 

 

 

 

 

 

 

クリューを医務室まで運び、庭で騒ぎの張本人と対峙する。

 

「はぁー…おいトカゲ。」

「魔王様もトカゲ呼ばわりっ!?」

「名前わかんねぇんだもん。」

「私の名前はカメイア・フォイアです!決してトカゲではないです!」

「そうか、じゃあ亀で。」

「亀!?簡略化し過ぎじゃないですか!?」

「じゃあトカゲで決定な。」

「うぅ…亀で良いっすよぉ…。」

 

項垂れてシュンとしてる、このまま黙っててくれると助かるのだが…。

 

「さて…邪魔だからさっさと人になってくれ」

「えぇー、いきなりっすかー?」

「死にたいか?」

 

コフィンさんを呼ぶ呼び鈴を軽く手で摘まむ。

 

「ちょ、それはマジで冗談にならないので!」

「なら早くしてくれ、予定が詰まってるんだ。」

「うう…変身。」

 

ボフン!と煙幕を立てて大きな影が消え…ちんちくりんなマイクロビキニの女の子が立っていた。

 

「……。」

「……キャァァァァ!変っ身!。」

 

またもや巨大な竜に変化し、速攻で飛び立った。

 

「…執務の続きだ。」

 

執務室にそそくさと逃げる、それにしても残念な体だったな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~一日目~

 

朝食後に書類を纏める為、執務室に向かったところ、あのリザードウーマンがメイド姿で佇んで居た。

 

「あ…魔王様!御待ちしておりました!」

「ゼナ…だったか?業務はもう少し後だと伝えた筈だが…。」

「はっ、メイド長から通常運転の魔王様の姿を覚えておけと命じられ、現在に至ります!」

「そうか…じゃあ気を張る必要は無いな。」

 

ふっと体の力を抜き、緊張させないように微笑みかける。

 

「今日から一週間よろしくな、手は抜かないから覚悟しとけよ。」

「あ…は、はいっ!」

 

元気の良い返事と共に執務室に戻り、分厚い資料をや書類片付けを始めるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

それから三時間位が経つか経たないか位の時間が過ぎた頃、ある程度纏めた書類を片付け、コフィンさんを呼ぶ鈴を鳴らした。

 

「魔王様、何かご用でしょうか?」

 

直後に転送魔法で飛んできたであろうコフィンさんが現れた。

 

「ちょっと息抜きにお茶を良いかな?あ、二人分頼む。」

「畏まりました、直ぐに御用意します。」

 

直ぐに姿が消え、ゼナがキョロキョロと辺りを見渡す。

 

「これから誰か来るんですか?」

「お前のだよ、適当にそこに座れ。」

「そんな恐れ多いこと…。」

「右腕目指すんだろ?だったらどしっと構えとけ、それとも只の秘書とか専属メイドになりたいのか?」

「…では失礼します。」

 

執務デスクの前にあるよく校長先生の部屋にある感じの机とソファーに腰掛け、こじんまりと座る。

 

「…あのなぁ、そんなにびびらなくても良くないか?」

「びびるって…。」

「それとも…このように気を張った方が良いか?」

 

少し演劇モードに入るとビクッとし、さらに縮み上がる。

 

「…ふぅ、明日辺りスラムの交渉に行くから付いてこいよ。」

「えっ…あの、私が付いていって良いんですか?」

「ああ、その代わり強気で居ろよ、俺の顔に泥塗らないために…そして何より、お前がやれると言う事を見せつけるためにな。」

「…はい!」

「お待たせ致しました、今日はアールグレイ茶と付け合わせにドーナツです。」

「ありがとう、あれ…三人分?」

「実は私も休憩中でしてね、ご一緒させて頂きます。」

「拒否権無しっすか。」

「ええ、あの厄介なトカゲをペットにしたのですもの、それなりの見返りを…期待しております。」

 

営業スマイル100%だがオーラがどす黒い、やめときゃ良かったと後悔する。

 

「ふぅ…ああ、明日からお嬢様も同行させてあげてください、今自室でいじけて一人チェスしてらっしゃるので。」

「ほんっとアイツ友達居ないのな。」

「ええ、本当に笑え…げふん、悲しい限りです。」

「あんた今笑えるって言ったか!?」

「幻聴です。」

「でも確かに…お?どうした?」

 

隣で話を聞いていたゼナは頬袋をパンパンに膨らませ、笑いを堪えてた

 

「…ちょいや。」

 

腋に一閃が如き突きを腋に御見舞いし、頬袋を決壊させる。

 

「だはーっ!何すんの魔王様!」

「お、それがお前の素か。」

「あ…ええと…これはなにかの…。」

「天破活…!」

「ぅ…これが私の素だよ、がさつで悪かったね!」

「それで良いんだよ、淑女なんて求めてもない演技を下手にされてたら落ち着かないからな。」

「下手って…じゃあ魔王様は演技が…。」

「ほぉ…我に楯突くか。」

「っ…!」

 

少しだけ演劇モードに入ると肩を小さくし、大人しくなる。

 

「どうよ、もしギャフンと言わせたいなら精進することだな。」

「むぅー…魔王様は怖くないの?」

「怖くは…無いな、俺が一番怖いと思ってるものは最近更新されたコフィンさんのあの笑顔だ。」

「加点50です。」

 

地雷踏んだか。

 

「…まぁこんな感じだ、ゆっくり慣れてくと良い。」

「あ…はい。」

「じゃあ今日はコフィンさんから色々教えて貰っとけ、明日から本格的にコキ使わせて貰うからな。」

「あ…分かりました。」

 

軽くお辞儀し、部屋を出ていく。

 

「…さぁて、夜までお仕事頑張るか。」

「じゃあ私は徹底的にしごかせて貰いますね。」

「…ほどほどに頼むよ。」

「ふふ、じゃあ私も失礼します。」

 

転送魔法で消えたかと思うと飲み終えた紅茶セットも消えていた、抜かりないなぁと思いつつもまた書類に向き合い直し、山のような書類を消化し始めるのであった。

 

 

 

 

 

 

次回 「リザードウーマンの一週間(後編)




楽しく書かせていただいております、次回の構想は完了してるので1ヶ月以内には更新します。

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