昔々ある所に、おじいさんとおばあさんがおりました。
 ある日おばあさんはアレを拾ってきた。おじいさんと一緒にアレを割ってみると、中から人間の赤ん坊が!?
 おじいさんとおばあさんは赤ん坊を大切に育てました。
 赤ん坊が大きくなり、とても強くなったある日、それは起こった……

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投降の仕方とか編集の仕方とか練習用に書いたものです。
ルビの振り方とか難しいですね。練習あるのみですかね。
多機能フォームを使いこなせるようになった時……物語は始まる……。
使いこなせなくても、ある程度これでいいかと諦めた時……物語は始まる……。
結局はいつか始まる。


ヒトタロウ

 昔々ある所に、おじいさんとおばあさんがおりました。

 おじいさんは山にシヴァ狩りに、おばあさんは川に宣託に行きました。

 ある日おばあさんが愚民どもに宣託を告げていると、川上から大きな桃尻の妊婦がドンブラコドンブラコと流れてきました。おばあさんは信者に命じて妊婦を川から引き上げ、家まで運ばせました。

 そして、帰ってきたおじいさんと一緒に妊婦を割ってみると、……なんと中から人間の赤ん坊がオギャーと出てきたのです。

 

 おじいさんとおばあさんは赤ん坊を、人ら生まれたヒトタロウと名付けて大切に大切に育てました。

 

 ヒトタロウはスクスクと育ち、とても強くなったある日のこと。

 おじいさんとおばあさんの元に、息子夫婦が住む隣の島で賊が暴れまわっているという報が届きました。

 しかし、おじいさんもおばあさんも日課の異国の神狩りや宣託があり、息子夫婦を助けに行くことも無事を確認することさえ出来ません。

 困っているおじいさんとおばあさんを見かねて、ヒトタロウは自らが隣の島へ行ってくると志願しました。

 大急ぎでヒトタロウの装備が用意され、おばあさんからは冥府の神の加護の宿る鎧を、おじいさんからは妖刀[鬼一文字]を、それぞれ渡しました。

 ヒトタロウはおじいさんとおばあさんにお礼を言うと、早速隣の島への旅に出発しました。

 

 ヒトタロウがしばらく道を行くと、ふいにヒトタロウを呼ぶ声がしました。ヒトタロウが振り返るとそこには破王が立っていました。

 破王はヒトタロウに、汝、力を欲するか? 力が欲しくばその刀を我に捧げよと、申し出ました。

 ヒトタロウはコクリと頷き、おじいさんから貰った[鬼一文字]を破王に捧げました。

 破王は大変満足し、ヒトタロウの歯に破王の力を宿しました。

 ヒトタロウが破王から得た力は、万物を砕く無敵の歯でした。

 丸腰になったヒトタロウは旅を続けます。

 

 ヒトタロウがさらにしばらく進むと、またふいにヒトタロウを呼ぶ声がしました。ヒトタロウが振り返るとそこには冥王がたゆたっていました。

 冥王はヒトタロウに、汝、力を欲するか? 力が欲しくばその鎧を我に捧げよと、申し出ました。

 ヒトタロウはコクリと頷き、おばあさんから貰った冥府の神の加護が宿る鎧を冥王に捧げました。

 冥王は大変満足し、ヒトタロウの目に冥王の力を宿しました。

 ヒトタロウが冥王から得た力は、万物の死の可能性を予見する無敗の目でした。

 全裸になったヒトタロウは旅を続けます。

 

 こうして歯には破王、目には冥王の力を宿したヒトタロウは船着き場にたどり着き、船で海を渡り、義理の兄弟の住む隣の島へとたどり着いたのです。

 しかし、ヒトタロウが着いた時には、島はすでに死屍累々の有様でした。目玉を潰され、臓腑を引き裂かれ、四肢を千切られた死体がそこらじゅうに転がっていました。ヒトタロウは使えそうな刀と鎧を身につけ、島の中央をめざしました。

 ヒトタロウが島の中央までたどり着くと、ちょうど最後の島民が賊の刀で刺されて殺されたところでした。

 賊は男一人と、犬と猿と雉でした。

 男は桃から生まれたモモタロウと名乗りました。

 ヒトタロウは人から生まれたヒトタロウだと名乗りました。

 数瞬の沈黙の後、最初に動いたのはモモタロウの連れの動物たちでした。

 雉がヒュウッとヒトタロウの目玉に向かって飛んできます。ヒトタロウは難なく見切ると、刀で振り払うように雉の首をを切り捨てました。

 猿がヒトタロウのハラワタを引き裂こうと爪を立てて飛びかかってきます。ヒトタロウは猿の爪が届く前に刀を返して下から切り上げるように真っ二つにしました。

 犬が絶妙なタイミングでヒトタロウの首に牙を立てようと飛びついてきます。ヒトタロウはヒョイと避け、避けざまに破王の力の宿る歯で犬の胴を噛み千切りました。

 どれも冥王の力の宿る目で予見した死の可能性を再現した動きでした。

 そして旅のお供を殺されたモモタロウがスキのない動きで切りかかってきました。

 一合。二合。

 ヒトタロウは死の可能性を再現しますが必殺の剣閃がなぜかヒラリヒラリと避けられ、刀で流されてしまいます。モモタロウのそれは、運命すらも見通した達人の剣技でした。

 三合。四合。

 ヒトタロウが押されます。腕から、脚から、血の飛沫が舞います。

 五合。六合。

 ヒトタロウは学習し、自らの刀で受け、流します。

 七合。八合。

 ヒトタロウの太刀筋は、モモタロウのそれに成ります。今度はモモタロウが押され、腕から、脚から、血の飛沫が舞います。

 九合。

 モモタロウの太刀筋が大きく弾かれます。

 十合。

 ついにモモタロウの手から刀が弾き飛ばされ、モモタロウは尻もちを付きます。

 ヒトタロウはすかさずモモタロウの首を落としにかかりますが、モモタロウは自らの腕で受けます。腕の半ばで刀は止まり血が飛びます。

 

「最後に聞かせてくれ、ソナタのその力は何だ。冥王の力でも、破王の力でもない。その能力は何の力だ」

 

 死を覚悟したモモタロウは最後に問いました。

 

「これは、人の力だ」

 

 ヒトタロウは答えました。

 腕に刺さった刀を引き抜き、今度こそモモタロウの首を落としました。

 

 モモタロウを倒したヒトタロウは、島民たちが残した遺品を回収し、おじいさんとおばあさんの元に帰りました。

 おじいさんとおばあさんは、ヒトタロウの帰還をたいそう悦びましたとさ。

 めでたし、めでたし。




はて、あとがきとは何を書くべきか……。
書くべきことはまえがきで書いちゃいましたからね。
とりあえず何か書いとかないとテストにならないので、テチテチとキーを叩くしかないですかね。

こういう形のあとがきだと、出版されてる本のあとがきみたいに近況報告をするよりも「べ、別に面白く書きたかったわけじゃないんだからねっ! 勘違いしないでよね! ただの練習なんだからっ!」という言い訳を書きたくなりますよね。

さて、連載用の原稿を進めるとしますか~。

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