PSO2×SAO VR世界に入り込んだ守護輝士   作:のーん

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ようやく10層のボス戦です。
思ったよりも長くなったため分割したり直したりしていて時間がたってしまいました。


第24話 深遠の予兆

アインクラッド第10層、そのダンジョン最深部で待ち構えていたのは《Premonition of The Abysmal darkness》(プレモニシオン・オブ・ザ・アビスマル・ダークネス)。

深淵なる闇の予兆を意味する異形の人型に一瞬気圧されたディアベルだが、剣を抜くと自分を奮い立たせるように号令をかける。

「総員、戦闘開始!」

『うぉーっ!』

ディアベルの号令でボス戦参加者が正面から突っ込んでいき、ディアもその中の一人として走り出す。それに対して迎え撃とうとプレモニションが弓を曳くような独特の構えをとる。

「総員回避、斬撃が飛んでくるぞ!」

斬撃が飛んでくる訳がないと注意に従わなかった何人かのプレイヤーは構わず突き進むが、プレモニションから剣の軌跡に合わせて三つの斬撃が飛んでくる。

「マジか!」

「ヤベェ!」

注意を無視していたこともあり、完全に意表を突かれた二人はもろにその攻撃を食らってHPを一気に2割ほど減らされる。ディアはその斬撃を跳んで躱すと空中で反転する勢いを載せて《シングルシュート》でプレモニシオンの気を引く。

「ボマーがあれば楽なんだがな」

回避と一体でそれなりにダメージを稼げるバレットボウのPAを恋しく思いつつ、着地すると間合いを詰めてテッセン擬きを放つがあっさりとガードされて弾き飛ばされる。

「大丈夫!?」

「問題無い、ただ吹き飛ばされただけだ」

弱体化しているが動きはほぼディーオ・ヒューナルか、ニフタやプロイも使ってこないで基本技だけだが威力は変わらずなのは恐ろしいな。

HP自体はさほど減っていないが、ガードの上からそれなりの重量がある俺を簡単に吹き飛ばす威力、軽装プレイヤーに直撃なら重症か瀕死だ。

「ノエル、冗談抜きで死にかねんぞ」

「直撃したら、でしょ?」

真剣な顔で武器を構えるノエルは幾分か頼もしく見える。

「とは言っても、あれですからね。お二人だけじゃあ無理なんじゃないですか?」

「そうだぜ、俺達だっているんだから少しは頼ってくれよな」

「俺達って、私もそれに入ってるの?」

エリスとキリトが後ろから声を掛け、不満げながら嫌ではないアスナもそれに合わせる。

「そうだな、頼らせてもらうか」

ディアも武器を構える、というよりは刀を抜けるように備える。すぅ、と息を軽く吸うと他のプレイヤー達が殺到しては翻弄されるプレミシオンの攻撃をギリギリで避けて大剣の攻撃に合わせるようにして腰の捻りと腕の振りを最大限活用する抜撃、単発重攻撃スキル【孤月】を放って迎え撃つ。

「キリト君、合わせて!!」

「任せろ!」

どうにか攻撃を押し留めて作った隙をアスナとキリトの同時攻撃が広げ、エリスとディアベルの号令で一斉にプレイヤー達が攻撃を放つ。

「グルゥアアッ!!」

態勢を立て直したプレミシオンが苛立ちを露わにするよう大剣を薙ぎ払い、多くのプレイヤーが防御する中でノエルは持ち前の身軽さでそれを跳んで躱すと攻撃後の隙に一撃入れてすぐに離脱する。

「危なっかしいことしますね」

「けど、避ける自信はあったから」

それでヘイトをとったらしく、プレミシオンがノエルに向かってくるがそれをタンクが阻む。そうして彼らが小技を防ぐ横からノエル・アスナを筆頭にしたAGI型プレイヤーが入れ代わり立ち代わりで攻撃を仕掛け、痺れを切らして大技を放ってきたところをエギルやクラインを筆頭とする両手武器使いが単独、もしくはディアやキリト・エリス達STR型の片手武器使いが複数でそれを迎撃して攻撃の隙を作る。

それを何度か繰り返し、3段あるHPバー内の1段を削りきったところで両手を大の字に広げ、周囲を紫の衝撃波で吹き飛ばすと今度は砲を構える。

「形態移行だ、遠距離主体に変わるぞ!」

ディアベルの声に素早く反応したタンクが回復中のプレイヤーたちに向けて放たれた幾つかの光弾を防ぐ。

が、よほどの衝撃らしくノックバックで体が揺れ、後ろに押されているのが遠目でも分かる。ひとしきり光弾を放ち終えたのか、今度は急にタゲを反対方向にいたディアたちの方に向けて砲を鈍器のように扱って攻撃してくる。

「動きが読めんな」

「遠距離主体でタゲをランダムに切り替えるようです。うまく誘導しつつ、ほかの人が当てるしかありませんね」

「ディア君、エリス君、俺と一緒に誘導を頼む。ノエル君たちAGI型のプレイヤーだと被弾したときが怖いし、タンクだとさっきのように釘づけにされる。キリト君も頼む!」

「了解!」

近づいてきたプレミシオンの砲による打撃を回避し、或いは防ぎ、再び距離をとってディアたちに向けて光弾を連射し始めた瞬間にそれを避けながらディアたち4人は突き進む。流れ弾はタンクたちが防いでいるので他のプレイヤーへの影響は少ないが、近づくたびに次の攻撃への間隔が短くなっていくそれに対処する4人の負担は大きい。

「少し、無茶をするか」

「ちょ、ディアさん!?」

残りの距離を一息で詰めたディアはほぼゼロ距離まで迫ると放たれる光弾をすさまじい勢いでパリングしていく。

「イィィッヤアァッ!!!!!!!」

連続して放たれた光弾がディアの連続パリングによって霧散し、紫の光がその場に何度も現れては消える。が、スキル値不足のせいかそのたびにディアのHPはじわじわと削られていく。

だが、それに足止めされたプレミシオンに対して態勢を整えたプレイヤーたちが殺到する。慣れない遠距離攻撃も一人に集中して一か所に足を止めていれば他のプレイヤーはその間ノーリスクで攻撃できる。

「スマンが限界だ」

「ディア君が抜けるぞ!タンクは離脱のサポート、アタッカーはヘイトを取れ」

「よっしゃあ、俺もいいとこ見せてやるぜ! おりゃあっ!!」

ディアベルの号令で太刀を大上段に構えたクラインが真横から気合と共に《ウォークライト》と単発スキル《閃空》でヘイトを取りにかかる。それに合わせて最後のパリングを決めたディアも後退し、そのカバーに二名のタンクが入って残りの光弾とクライン狙いの流れ弾からディアをガードする。

「武器防御スキルはまだまだだな。ジャスガとカウンターのスキルをとればだいぶ使い心地も変わるだろうが、今は肉を切らせてか」

ポーションを飲み干したディアがやれやれといった風に独り言を言う。ガード自体はアンガの爆発のような多重攻撃に比べて楽だが隙を作るのに手いっぱいで反撃する暇はなかった。それでも周りのプレイヤーたちが十分攻撃のチャンスを生かして離脱のサポートまでこなしているおかげで全体としては上手く立ち回れている。

「少しは周りに声をかけるべきだったか」

死なない程度の自信があったとは言え無茶なことには変わりがないし、クラインやディアベルが砲撃を裁けているところを見ると、3人で回した方が楽そうだ。

「やるやらないと出来る出来ないの問題は別だが、変に気合を入れ過ぎたな」

「ディアさん、大丈夫ですか?」

少し反省気味にHPを回復しつつ、今の戦況を眺めているとディアにアスナが声をかけてきた。

「アスナか、お前も回復か?」

「それもありますけど、ついでにディアさんの様子を見てきてほしいって。今日は普段よりも無茶してる気がするって、エリスが心配してました」

「今回のボスは少しばかり俺の個人的な事情が噛んでるからな、張り切り過ぎただけだ。ここからは少し肩の力を抜いて、普段通りに行くさ」

「それならいいですけど、あんまり私に心配かけさせないでくださいね」

「ん、気を付けるとしよう」

HPを回復させたディアはそう言いながら再び戦闘に向かう。

先程同様に真剣な眼差しだが本人の言う通り、少し肩の力が抜けたのかアスナの眼からも先ほどより動きが滑らかになったというか、微妙に硬さが無くなったように見える。

「いよっと!」

「クソ、また砲撃か」

「タンク隊、ガードに入れ!」

距離を取ろうと砲撃をやめたプレミシオンを全員が追撃しようとするが機動力の差は如何ともできずに再び光弾がバラ撒かれる。

「ディアベル、キリト、クライン、エリス、少し俺の策の乗ってくれないか?」

タンク隊の影に隠れたところで光弾の炸裂音に負けぬように大声でディアが呼びかける。

「どんな策かに依りますけど、一人で無茶はしないでくださいね」

「いや、無茶するのは全員だ」

その顔には何やら意地の悪い笑みが浮かんでいた。

 

「タンク隊、俺たちに合わせて前進!」

ざっと打ち合わせを済ませたディアたち5人がディアベルの声で一列になって走り出す。

プレミシオンの砲はそちらに狙いをつけ、壁の間から出てきた彼らに狙いをつけて光弾を連射する。先頭にいたディアがそれを弾き、先程と同じように単独で対処するかと思われたが今度はその背後にいたエリスが2発目を弾いて残りの4人は前進する。

「ナイス!」

「次は、俺だ!」

その次はディアベル、キリト、クラインと代わる代わるパリングしながら前進し、流れ弾はタンク隊が防ぐ。ほかのプレイヤーたちはその意図に気が付いたのかタンク隊に守られながら前進し、その時に備える。

「うおりゃぁつ!」

クラインが最後の光弾を弾くと同時に重攻撃ソードスキルで砲を払い落とすと遠距離から近距離にモード移行し、スキル後の硬直状態を狙って攻撃を仕掛けようと左腕を振り下ろす。

「はっ!」

「ぬぅっ!」

それをディアベルの盾とディアのパリングが防ぐと先程とは異なりプレミシオンは姿勢を崩し、無防備な姿を晒す。これを好機とばかりにタンクの陰からプレイヤーたちが殺到し、思い思いに攻撃を繰り出す。

「総員後退! 残りは投擲で削るぞ!」

そうして2段目のHPを一気に削りきる寸前でディアベルが周囲のプレイヤーに後退の指示を出す。このまま2段目を削りきってもいいのだが、最後の1段に入ったタイミングでまた攻撃パターンが変わることを危惧して残りを投擲で削る。

様々な形状、色の閃光が無数にプレミシオンに飛翔し2段目の残りを一気に削り取る。

形態変化のモーションに全員が身構えた瞬間、ディアにとっては慣れた感覚が全身を駆け巡る。喰らったらヤバイ攻撃、次の一撃で床を舐めるとき、そんなときに感じるベットリとした嫌な予感。

「全員、逃げろ!」

ディアががこれまでないほど真剣な、鬼気迫る声でそう叫んだのと周囲に紫のオーラが先程以上の勢いで放たれるのはほぼ同時だった。幾人かのプレイヤーがその迫力に足がすくんみ、その一人に目掛けてプレミシオンが砲を放つ。タンクがその間に割って入り放たれた攻撃を防ぐが、その光は先程までのように一度で終わるでも何度も放たれることもなかった。

「は、早く逃げろ!」

先程までの光弾と違う《光線》、極太のビームとでも呼ぶべきそれはタンクが持つタワー・シールドの表面を青いポリゴン片に変えていくとともにプレイヤーのHPも削り取っていく。

「早よ立たんか、ワレ!」

「アアァッーーッ!!」

普段に以上に語気を荒げたキバオウがそのプレイヤーを引きずるように射線から退避させたのと同時、シールドが砕ける音と絶叫が広がる。

シールドを破壊したプレミシオンの攻撃は重装タンクのHPをほんの数秒で削り切り、ガラスの砕けるようなプレイヤーの死亡音とそのエフェクトすら飲み込んでようやく止まった。

「総員回避に専念、タンクも下手に防ごうとするな!」

ディアベルの号令がパニックに陥りかけたプレイヤーたちをギリギリで抑え込むが、それでも先の光景、盾の耐久と重装ガチタンクのHPを10秒足らずで削り切った攻撃に恐怖は隠せず逃げ回ることしかできない。

「ノエル、エリス、お前たちは動けるな?」

「うん、大丈夫」

「とりあえず、この場を納めないと。ディアさんは臨時の指揮をお願いします、ディアベルさん! 今のうちに!」

先程の攻撃はプレミシオンにも硬直を強いるものだったのか動きを止めているが、再び動き出した途端に再度同じ攻撃を繰り出してこないとも限らない。それを防ぐ、もしくは誘導するにはどうしてもヘイトを取る必要がある。エリスの言葉は、言外にその意図を含んだものだ。

「やれやれ、手荒い参謀だな」

ざっと辺りを見回して使えそうな有力プレイヤーに当たりをつける、ディアベルとエリスは再編成に回るから無理、キリトとアスナは動けそうだ。ノエルとキバオウは二人の補佐に回すとしてクラインのところは自分たちのところで手一杯、残りはエギルとあそこの連中か。

連携の取りやすい顔見知りから何人かと既に再編成を終えたらしきギルド、全員が赤い剣の紋章を装備に着けたパーティのリーダー格らしい灰髪をオールバックにした男に声をかける。

「スマンが少し時間を稼ぐに協力してくれ」

キリト、アスナ、エギルの3人はすぐに快諾してくれたが、リーダー格の男は少し考えてから返事をしてきた。

「ならば、我々がヘイトを取って攻撃を引き付けよう。君たちはその援護を頼む」

「危険すぎる、アンタもさっきの攻撃を見ただろう? フル装備のガチタンが10秒も持たないで溶かされたんだぞ!」

やけに自信があるような口ぶりで言う彼にキリトが口を荒げる、とはいえ彼らも無策ではないのだろう。

「責任はとらんぞ、俺たちが左右から叩いて気を散らすからその間に攻撃を仕掛けてヘイトを取れ。基本的にはレイドの再編が終わるまでの時間稼ぎだ、無理はするな」

「……分かった」

「任せたまえ」

キリトもここで揉める時間はないと判断したのか渋々引き下がる。しかし、この男にも何か策はあるはずだ、そうでなければギルドのメンバーも彼の発言に異を唱えたり不満を口にするはずだ。即席の作戦会議を終えたディアたちはすぐに動き出す。

「行くぞ!」

右はキリトとアスナ、左はディアとエギルで障壁を無視してプレミシオンに攻撃を仕掛ける。初手はエギルの《ギガント・スワッター》、範囲は狭いがその分威力・速度共に申し分ない両手斧の2連撃中級ソードスキル、それとキリトの《ホライゾンタル・デルタ》が障壁に喰い込むとプレミシオンのHPバーを覆うように表示されていた紫のゲージが2割ほど減少する。

「「スイッチ!」」

「任せろ」

「行くわよ!」

今度はディアが《弧月》、アスナが《ミラージュ・スラスト》で攻撃を仕掛けると不意に障壁を解いたプレミシオンが左右の腕でその攻撃を防御する。

「きゃあっ!」

STRの差か、アスナは攻撃を弾かれてスキル・ファンブルでの硬直が入るがディアはそのまま鍔迫り合いに持ち込む。紫と青、2色の火花が二人の得物から飛び散り少しずつディアが押されていくが、それをどうにか耐えていると一斉に無数のソードスキルがプレミシオンに殺到する。

「スイッチ!」

リーダー格の男の声に合わせてディアが右手の素手スキル《閃打》でプレミシオンの剣を叩いて鍔迫り合いを解いてバックステップで距離を取る。剣の紋章のパーティは良く統率された動きでスイッチや連携をして攻撃を仕掛けディアたちも引き続き攻撃しているがやはり少数、硬直の長い大技を仕掛けることができないのもあってHPはさほど削れていない。

付かず離れずのの距離で遠距離攻撃を出させないように戦闘をしていると焦れたプレミシオンが再び衝撃波で全員を吹き飛ばすと再度砲撃の構えに入る。

「総員回避! 逃げ切れなくても知らんぞ!」

指示を飛ばすとプレミシオンを中心に円を描くようにしてビームが放たれる瞬間に備える。

「単縦で防御、先頭は私が務める」

「はっ!」

「はぁっ!?」

リーダーの男の指示で一列に並んで大盾を構えたプレイヤーたち、キリトが抗議の声を上げようとするがその瞬間にプレミシオンの攻撃が放たれ一列になったプレイヤーに迫る。

ディアも含めた全員が先程の光景を思い出すが、それとは違う光景が目の前にはあった。

「ぬぅっ、スイッチ!」

「なかなか、キツイな」

重装備のプレイヤーたちは攻撃を地面に突き立てた盾で受け止めるとその耐久値限界まで耐え、壊れる寸前で盾を遺棄して次のプレイヤーが同じことを繰り返すという手法でプレミシオンの極太ビームを受け止めていた。

「Unbelievable!」

「マジかよ……」

確かに先程も盾はプレイヤーよりも耐えていたが、それを見ただけですぐにあんな手を思いつくシステム面への知識、メンバーに実行させるリーダーシップ、今まで攻略戦にいた覚えがないが、どこのギルドだ?

目の前の光景に唖然としていると最後尾のリーダー格の男までビームは到達し、彼の持つ赤い十字が描かれた盾がそれを受け止める。すでに十分時間を稼いだせいか彼に到達してすぐにビームは撃ち終わり、再び障壁に身を包んだプレミシオンが長い硬直に入る。

「一斉攻撃!あのバリアを打ち破れ!」

「バリアを破ればボスは身を守れないはずです!」

再編成を終えたボス戦参加者たちが戻ってくるがやはり数は何人か減っている。その場で逃げ出さなかったことで戦線の瓦解は防げたとはいえ、やはり全員残るのは無理だったようだ。気を取り直してエリス・ノエルと合流したディアはほかのプレイヤーたちと好機を逃さぬよう一気に攻勢へ出る。先の攻撃で盾越しとはいえ大きなダメージを受けた剣の紋章のパーティも早々に復帰した何人かがリーダー格の男と共に攻撃に参加している。

全員の一斉攻撃は障壁を割るまでホンの数秒、障壁を割られたプレミシオンはそのまま全員から攻撃を受けて残るHPをラスト1本の1割ほどまで減らす。そのタイミングでディアたちは事前の約束通り攻撃から手を引いて後ろに下がる。

「ご苦労だった、イレギュラーはあったが今回も勝てそうだな」

「そう、ですね。人が死んだのは6層以来ですか……」

「うん、あの時のと違って一撃だったね」

今回の死者は1名、10層節目のボス戦が無事で済むと思ってはいなかったが、あんなにあっさりとは予想していなかった。

そんな話をした瞬間、ボスを倒したらしきガラスの砕けるような音と歓声、その後の絶叫が再び3人の視線をボスに戻す。

「なんですか!?」

エリスがそう言った瞬間、撃破したはずのプレミシオンはゲージ0のまま飛散しかけた身体を再び寄せ集めるようにして復活を遂げる。その名は《Remnant of The Abysmal darkness》(レムナント・オブ・ザ・アビスマル・ダークネス)、文字通り残骸と化したそれは再び動きだした。

 




今回も読んでいただきありがとうございます。
今日から終の艦隊迎撃戦ですので、レア堀ながら緊急までの時間潰しにお楽しみいただけたなら幸いです。

誤字脱字の報告、感想等ありましたらよろしくお願いします。
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