なのセント転生者   作:トモヒロ

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書いた。ただ何も考えずに書いた。


#00:プロローグ

#00

 

ブレイブ・デュエル。

それは、科学と魔法と偶然が生み出した。新感覚カードゲームである。プレイヤーは自分の分身であるアバターに、ビルドカードと言う様々な効果を持ったプログラムを組み合わせカスタマイズし、さらに魔法カードで魔法を使う全く新しいゲームなのだ。

 

 

突然だが、俺は二次創作物の小説で所謂、転生者だ。

ここに来た経歴は、俺は前世で交通事故にあい死亡し、そのままテンプレ的な神様転生…

 

#00:プロローグ

 

俺は、気付いたら真っ白な空間にいた。どうやら俺は二次創作物でよくあるテンプレ的転生の間にいるらしい。死ぬ時の記憶ははっきり覚えている。夜中に隣のコンビニへ夜食でも買いに行こうとしたとき、運悪く居眠り運転で突っ込んできた車に後ろの壁ごとプレスされたのだ。

正直アレで生きているなんてあり得ない。

さらに目の前にいるのは、なんか偉そうに椅子に座っている、某ギアスのルル兄様似の男だった。その姿勢は体に悪いぞ…。

 

「ふん、俺の姿勢を貴様にとやかく言われる筋合いはない」

 

はいはい神様恒例の読心術ですかそうですか…。っで?俺が死んだ原因って何です?もちろんコッチ側(天界)の。

 

「フッ、話が早くて助かるな」

 

そしてルル兄様似の神様はこれまた悪どい笑みを浮かべ、俺の目の前にモニター(?)を表示させる。

 

「貴様は我ら、神々のゲームに付き合ってもらう。

ルールは簡単だ。我ら8人の神はそれぞれ一人、人間界からきた死者の魂を他の世界へと送り、戦わせ、最後に勝ち残った者、または勝ち星が一番多い者が優勝となる。何か質問はあるか?」

 

そこには、俺と残り8人がハテナマークで映っていた。てかコレ出す意味なくね?…まぁどうでもいいか。

で、俺は何処に飛ばされるんだ?

 

「リリカルなのはの世界だ」

 

またまたテンプレおつ。

あの作品は俺は結構好きだったけど、実際俺があの中に行くのはゴメンだ。下手に介入でもすりゃA'sで世界が滅びるし。

 

「ちなみに、拒否権はあるぞ?その時は記憶を消して輪廻の輪に戻すだけだがなぁ」

 

だろうと思ったよ。あんたがそんな悪役全開の顔になった時からそんな感じになるんじゃないかと思ったんだ。

だが、「なのはの世界」でも確実に平穏に暮らす方法はあるんだぜ(にやぁ)

 

「ほう?それは是非とも聞いてみたいものだな」

 

ルル兄様は全く余裕の態度を崩していない。だがそれも俺の考えを知って同じ風にいられるかな?

 

「ふむ、転生先の希望はリリカルなのはINNOCENTか…なかなか面白そうではないか」

 

へ?

 

「そして、その世界ならば、実際の戦いとは無縁、尚且つブレイブデュエルも出来て平和に暮せて一石二鳥…とでも考えていたんだろぅ」

 

いやいやいや、確かにそうだけど、まだ地の文にすら出てなかったよ?!俺の考え!

 

「俺は神だからな…貴様の考えなど手に取るように分かる。

さらに俺は貴様の想像をも覆す!」

 

中の人が違うだろ!

ってそうじゃなくて…何をする気だ?!その手に持ってる小さいビンは何だ?!あと横の地球儀は?!

 

「何、簡単な事だ。この世界にこの『熱血要素液』を1/3程、垂らすだけだ」

 

なんか嫌な予感しかしない…。

あの世界に熱血要素だと?!

この時、俺の思考はクロックアップし、灰色の脳細胞が高速回転を始めた。

INNOCENTが熱血要素を取り入れる。

平和な日々にカード漫画的王道トラブル勃発。

カードを悪用する厨二的組織の出現。

死亡フラグ乱立。

この間、僅か0.04秒。

 

やめろぉぉぉおおおおお!!!?

 

「フハハハハハハハハ!!もう遅い、これは貴様の決めた道だ!せいぜい俺を楽しませてくれよ?フハハ、フハハハハハハハハ!!!!」

 

俺は神に向かって駆け出したが、間に合う筈もなく、その真っ赤な液体が、INNOCENTの世界であろう地球儀にかかり、それと同時に俺はこれまたテンプレなカリオストロ式落とし穴に落とされる。

 

「ふむ、ならば他の転生者共もこの世界に送るとしよう。ついでに原作要素も混ぜるか」

 

そしてなんか最後に不穏な言葉が聞こえた気がしたが、そこで俺の意識は消えていった。

 

俺がこの世界に生まれて数年、俺の生まれた土地が海鳴市という事が分かった。とにかく原作組と関わらなければ命の危険はないだろうと、高を括った。

……これがカード物のマンガやアニメで有りがちなイベントが起こる布石と知らずに。

 

 

とある海鳴市の裏山。

今だ誰もが眠りから目覚め始める明け方。そこに4人の少女と4人(?)の人形(?)がいた。

 

「いたたぁ…もう、またこれなの?」

「なんや、目の前がピカッと光ったと思うたら、いきなり見知らん森のなかやし…」

「この感じ…以前私とヴィヴィオさんがタイムスリップした時と似ていますが…」

 

ヴィヴィオ達が気がつくとそこは、先程まで自分達がいた無限書庫ではなく、周りには木々が立ち並び、関西弁をしゃべる黒髪ツインテールの子は森と勘違いしているが、一応ここは山の中である。

 

「あ、あそこに誰か倒れてるよ?」

 

すると、少し離れたところで何処かの制服を着た女の子がうつ伏せに倒れていた。もしかしたら、自分達の突然の転移に巻き込まれたのではないか、もしくはここの世界の人で、目の前にいきなり現れたから驚いて気絶してしまったのではないか、ヴィヴィオ達は心配でオロオロしていると。

 

「う、うぅん…いったい、何がおきたの…って、ナ、ナノハ!大変だよ!ゆ、ゆずこちゃんが…?!」

「きゅ〜…、フェイトちゃん、どうしたの?」

 

倒れている少女のランドセル(カバン?)から、見覚えのある融合器らしき生命体が…というよりその融合器の姿は十中八九ヴィヴィオ達の知る人物だった。

 

「ちっちゃいなのはママとフェイトママ?!」

 

思わず、ヴィヴィオはガビーン?!と驚き、デフォルメされたなのはとフェイトはそのヴィヴィオの声にハッと気がつく。

残りの二人はただ唖然としていた。

 

「ふぇえ?!、ま、まずいよナノハ!一般人に私たちの事見られちゃったよぉ…?!」

「落ちついてフェイトちゃん!それよりゆずこちゃんを何とかしないと?!」

 

こっちもこっちでだいぶ混乱気味のようだ。なんとも微笑ましくゆずこの頭上で飛び回って。先程まで惚けていた二人は何とも和ましそうに眺めている。

 

「う、う〜ん…、あれ、ナノハちゃんにフェイトちゃん、どうしたの?」

 

あまりに周りが騒がしかったのか、そのせいでゆずこと言う少女が起き上がる。

その瞬間。ヴィヴィオ達の時間が固まった。それはまたしても見覚えのある人物だっからだが…その少女はヴィヴィオ達の予想もしなかった人物である。

 

「「「シャ、シャマル先生えええええぇぇぇ?!!!」」」

「ふぇえ?!何で私の事を知ってるのぉお!?!?」

 

※(説明中…)

 

「えぇと、つまり、そちらのヴィヴィオさんのお母様方に似た融合器さんたちは、メディカルワールドと言う世界からいらしてきたんですね?」

 

緑髪の少女アインハルトは、説明の内容を確認する様に復唱した。

 

「うん、そう言う事になるね……それにしても、そっちの世界だと…ど、同性どうしでも結婚ができるんだね、ナノハ」

「そ、そうだね…、向こうの世界だと…わ、わたしとフェイトちゃんが…あわわ」

「いや…、その二人がヴィヴィの後見人ってだけで、夫婦って訳やないんやけど…、ん?この場合は婦々か?」

 

天使ナノハと天使フェイトの狼狽えっぷりに、黒髪ツインテールのジークリンデが突っ込む。

 

「へー、向こうのわたしも、お医者さん何だ!」

「うん。だけど、ゆずこちゃんみたいに病原菌さんたちとは戦わないけど…」

「それに、暗黒医療の人とも家族なんだぁ。何だか不思議な気分」

「いや、あたし達にとっては他のヴォルケンリッター達が敵対してる方が不思議だよ。あとアインスさんがなんか腰低いし…」

 

ヴィヴィオはゆずこの話に度肝を抜かれつつ、アグレッシブな治療法に絶句していた。まあ、なのはママの話でも、昔シャマル先生に蒐集されたことがあって、その時なのはママの胸から手が生えてそのままリンカーコアを鷲掴みされ蒐集されたらしい。その事を考えると、ヴィヴィオのしるシャマルもこのゆずこちゃんも似たり寄ったりなのかな?などと考えるヴィヴィオだった。

 

「しかし、ゆずこさんが次元漂流者となると、それは私達にも当てはまる可能性があるのでは…」

「えぇ?!、もしかして、ここってヴィヴィオ達の知らない世界だったりする?!」

「それにゆずこの事を考えると、平行世界のかもしれへん。平行世界なんて管理局でも前代未聞や」

「えぇえ?!じゃあわたし達、お家に帰れないの?!どうしようナノハちゃん、フェイトちゃん!」

 

(…シュタッ!)

「みゃ〜お」

 

すると今までどこに行っていたのか、何処からともなくウサギと子トラのぬいぐるみが飛んできた。

 

「あ、クリス!」

「ティオも!いつの間に?」

(…プンスカ!)←腕をパタパタさせて、すこし眉間にシワがよる。

「みゃ」

「え…、わたし達が気絶してる間に情報収集してきてくれたの?!」

「それなのに、あなた達の事を気付かなくてごめんなさい…」

 

クリスはふんすとでも言うかの様に腰に手を当てていた。

とりあえず、クリスたちの情報によると、ここから山を降りたところに街があるという。

ヴィヴィオ達は、先導するクリスとティオを追いかけ裏山を降りて行った。

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