空。見渡す限りの蒼穹。その彼方には今かと日の出を待つ金色の光が見え始め、波荒立つ海を照らしている。
そんな空に桃色と赤色の光が輝き交差する。
二つの光が交わる度に海は波を立て、静かな夜明けの風景とは裏腹に、緊迫した二つのプレッシャーがその場を支配した。
そして、赤色の光が桃色の光を包み込もうとした時、海面がその衝撃に叩かれる。しかし、桃色の光は消えてはいなかった。
「いくよ、シュテル!」
「ッ?!」
桃色の光はどんどん膨らんでいき、それは先程の赤色の光の比ではなかった。それは手当たり次第にあたり一面から掻き集めたかのような光を形成する。
「受けてみて、ディバインバスターのバリエーション!…スターライトー…、ブレイカァァァァァアアアアアアアアーーーーーーーーーッ!!!」
「……強くなりましたね、なのは」
そして、空と海は桃色の光に包まれた。
『つ、ついに決着ぅぅううッ!!熱い一進一退の攻防を制したのは、期待の新星!高町なのは選手だあ!!』
#01:デュエルスタンバイ
ここは、カードショップ『エトランゼ』俺が、この世界に転生して15年。大学を飛び卒して建てた小さな店だ。契機はそこそこいいんだぜ。同業者は母親の『一条楓(かえで)』と妹の『一条ひかり』、そして我が家のマスコット兼愛猫の『パティア』。父親の『一条進一郎(しんいちろう)』は科学者で家に帰ってくることはあまりない。
そんな一条家の長男こと俺『一条零児』は今日入荷したばかりのブレイブデュエルの筐体のセットアップで忙しい。
このブレイブデュエルが稼働してから1年、そしてあの「高町なのは」がグラ研主催の第一回BDチャンピオンシップで優勝して1ヶ月が過ぎようとしていた。
こうなれば、もう原作は終わっただろう。そんな事を思ってた時期が俺にもありました。
それはセットアップがロードを待つだけという時だった。
「ごめんくださーい」
「はーい、いらっしゃいませ…」
訪れた客を見た瞬間、俺は氷つき品物を落としてしまった。
「どうしたのヴィヴィオちゃん?」
「あ、ゆずこちゃん。なんかそこの店員さんが荷物を落としちゃったんだけど…」
何故いる?高町ヴィヴィオ御一行に子供シャマル(?)…。
#01:デュエルスタンバイ
待て…、落ち着け、俺…。こ、ここはなのはの世界でもINNOCENTの方の世界なんだ。恐らくなんかの手違いで、A's以降のキャラなんかも出るようになったんだろ。そうだそうなんだろそうだって言えよ怒らないから。
するとヴィヴィオが店の中をキョロキョロと見回し、ある所で視線が止まった。俺もそれに連れて視線を追う。
そこにあったのは、なんの変哲もないブレイブデュエルのポスター。だが、これはあの大会終了後に仕入れた物でそれに乗っているのは当然現大会優勝者…。
「あ、なのはママがポスターに乗ってる!」
「どこ行っても有名人なんやなぁこの人は」
「でも、ヴィヴィオさんのお母様にそのような経歴があるとは聞いたことが無いのですが…」
「じゃあ、ここはあなた達にとっても平行世界ってこと?」
そして、いまの会話で悟った。
こいつ等、原作組やん。あとシャマル先生似の女の子も、スピンオフで何かと原作並に熱血してたやつじゃ?
「なにやってんだい零児、客だよ」
ふと俺の意識は奥からやって来た女性によって引き戻される。
その女性は黒いTシャツにジーパンと言ったラフな格好で癖っ毛の長い黒髪をポニーテールでまとめている。
ちなみに見た目は…。
(あ、綺麗な人だなぁ)
(うん、そちらの男性と姉弟でしょうか?)
ヴィヴィオがボソッとつぶやき。アインハルトがフと疑問を漏らした。
まぁ、そう思うじゃん。
だけどお前ら、信じられるか?この人……俺の母さんなんだぜ?
「お、最近の子供は世辞が上手いねぇ〜!」
しかも本人にその自覚がないし、更には少しオバちゃん口調と言う、実に自分の外見を活かせていない所謂残念美人だ。
性格こんななのに何で自分の事になるとこうも他人事なんだか。
ぶっちゃけ夏場なんかでプールに行くと、そこらの男共の視線がいたい…。未だにプールの水を弾いてるからねこの人。
その事をこいつ等に言ったら、目を丸くして固まった。まあ、それが当然の反応だわな…。
「まぁ、それはともかく、いらっしゃい!で、折角来てもらったんだけど…ウチの目玉、ブレイブデュエルはまだ準備が終わらなくてね、もうちょい待っとくれ」
「え、はい…。あのぉブレイブデュエルって何ですか?」
まぁ、こいつ等にとっちゃ何が何だか分かんねぇよな。
チッ、しゃあない。原作には介入しないつもりだったけど、俺も経営者の端くれだ。お客様を無下にするわけにはいかねぇ。
ま、その原作はもう終わってるだろうから大丈夫だろ。
「知らないのかい?今、世界で人気のゲームだよ」
「今そのセットアップが終わった。もし良ければ、俺が教えるから、やってみるか?」
すると、ヴィヴィオ達はなのはもやっている事だけあって興味があったのか、話し合い始めた。
「「「「はい、よろしくお願いします!!」」」」
そして、元気よくお願いされた俺はレジの仕事を母さんに引き継いでもらい。奥のエレベーターから地下にあるデュエルスペースへ降りた。
「お兄ちゃん、セットアップ終わったよ!…ってその人達は?」
そこで待っていたのは、茶髪セミロングの女の子。妹のひかりだった。
「あぁ、この子達はデュエル初心者でこれからチュートリアルを学んで貰おうと思ってな」
「そうなんだ!あたし一条ひかり、よろしく!」
そう言って、ひかりは腰をくいっと引いて敬礼のようなポーズをとった。これはいつの間に付いたかは知らないが、ひかりが人に挨拶する時の癖である。
「あ、どうも高町ヴィヴィオです。それからこっちはお友達の…」
「アインハルト・ストラトスです」
「ジークリンデ・エレミアや。よろしゅうな!」
「神楽井ゆずこです」
そして、異世界組の自己紹介終わると、ひかりは顎に手を当て首を傾げていた。
「?、高町?あれ?なのはさんと同じ苗字?」
「え?!、あの…」
「苗字が同じなだけだろ。そう珍しい苗字でもないだろうに」
「あ、そか!」
「そ、そうそうだよ!ははは…」
俺が助け舟を出してやり、vivid組はホッとする。
*
「それじゃ、皆準備はいいか?」
「はい!」
「いつでも」
「OKや!」
「なんか緊張してきたよぅ」
「早くやろー、お兄ちゃん!」
全員がポッドへ入っているのを確認し、ブレイブデュエルを起動させる。俺も急いで筐体の中へ入り、自分のホルダー取り出した。
『Scanning start!』
そして、俺たちは光に包まれ、その先を抜ける。
俺の視界にアバターの情報が映し出されるが、これは個人でしか見られない。ヴィヴィオ達も同様に情報が表示されている筈だ。
「ここ、ミッドチルダ?」
「似ていますけど、やはり見たこともない所ですね」
「で、コレから何するんや?」
「ゲームって事は対戦とかするんでしょうか?」
「まぁ、その通りだな」
異世界組がオロオロしてる間に、俺が空からおり立つ。
さっきの話しが聞かれた?とか大丈夫じゃない?とかヒソヒソ言ってるつもりだろうが、さっきの含めて全部聞こえてるから。ま、俺も事情はだいたい察してるから、追求はしないけど。
「ん?お前たち、自分のデバイスはどうした?」
「「「?!」」」
「?」
……何で、驚いてるんだこいつ等?…あ、そっか、まだデバイスの説明してなかったな。俺は自分のデバイスである『タキオンスライサー』と引き抜き、プラズマでできた刃を展開する。
「ブレイブデュエルには、デバイスっていう武器を使って戦うんだが、まあ簡単に言えば魔法の杖だが、N+以上のカードにはついているはずだが?」
「あ!えっと、そうなんですか、あはは(だって、でもあたし達のデバイスって言ったらこの子達しかいないよぉ)」
(ウチも武器なんて呼べる代物やないし、それに何やセットアップもできん)
(えぇ?!)
(私も先程から、魔力がうまくコントロールできないんです)
(わたしのデバイスは、このメディカルコールでいいのかな?)
だから丸聞こえだって。それにウサギと猫のぬいぐるみ、つまりクリスとティオが顔を覗かせてんぞ。まったく、つくづくひかりを他のブロックにやっといて良かったぜ。
それにしても、セットアップができないか…、そうなるとやっぱリライズかな?
「まずは、リライズの仕方を説明するぞ。…っとその前に、お前たちのデッキの中にパーソナルカードと同じカードが入っているか?」
「パーソナル…パーソナル、あった!」
「はい、私もありました!」
「ウチもうやで!」
「ふぇ〜ん、私だけ入ってないよぉ…!?」
vivid組は基本皆運がいいみたいだな。まぁゆずこちゃんはそれに便乗出来なかったって事で、ドンマイ。
「なら、俺が手本を見せるから。パーソナルカードが二枚ある奴だけ、真似してやってみろ。
……リライズ、セットアップ!」
すると、幾多の魔方陣が俺の身体を包み込み、そして光になって弾けると、バリアジャケットに身を包んだ俺が立っていた。
R+:一条零児【タキオンスライサー】
(ベルカ):アーマータイプ
俺のアバターは赤を基調としたジャケットと装甲に金色の装飾が施され、黒のインナーとズボンで「クリムゾンレッド+ゴールド」と言うあの『八神はやて』曰く、結構豪華な配色だそうだ。
そしてvivid組は意を決したかのように頷き合い、リライズするカードを掲げた。それを後ろでゆずこちゃんが羨ましそうに眺めている。
「「「リライズ、セェーットアァアップ!!」」」
三人が光ったと思った次の瞬間、無事にリライズ完了していたようだ。ん?変身シーン?健全な全年齢対照としてるゲームに一度素っ裸になる使用なんて無いだろ。
R+:ジークリンデ・エレミア【インターミドルチャンピオン】
(インダストリー):ストライダータイプ
R+:アインハルト・ストラトス【覇王の末裔】
(ベルカ):ストライダータイプ
「……何や、称号が妙にマトを射ているんやけど…」
「背丈はそのままのようですが、ジャケットに問題はないようですね。ヴィヴィオさんも同じなのでしょう…か、?」
ただ一人。予想外なジャケットだったのか、唖然としてならない。ちょっと恥ずかしそうにワナワナしている。
「あ、さっきのポスターに写ってた人の服とソックリ!」
「ソックリというより、瓜二つです」
「違うんは、腕の装甲がちっこくなったくらいやな」
「えぇええ?!何でえええええええええええ?!?!?!」
R+:高町ヴィヴィオ【セイクリッドシューター】
(ミッドチルダ):セイクリッドタイプ
本来ヴィヴィオは、相手の勢いを利用して、それに自分の力を上乗せして返すというカウンタースタイルだったはずだ。だがら、ヴィヴィオの慣れ親しんだ戦法からすればガーディアンタイプがオススメなのだが、どう言う運命のイタズラか、ヴィヴィオは射撃と防御にアドバンテージのあるセイクリッドタイプになってしまった。
「次の説明に移るぞ」
「「「「は、はい!」」」」
「それで、このゲームでの最大の売りがこの魔法を使った対戦だ。使い方は、自分の手札から使いたいカードを選んであとはデバイスが魔法を起動させてくれる」
俺は簡単な「シューター」を打ち出そうと手本を見せる。
目の前に一枚のカードが現れ、それがタキオンスライサーに浸透すると、『シューター』と機会的なボイスが響き、俺の周りにエネルギーを帯びたスフィアが4つ展開する。そして、俺が明後日の方向に剣先を向けると、その指した方へシューターは飛んで行った。
「やってみろ」
《て、手札って何?クリス?》
(…パタパタ)←手札状況を拡大する。
《あ、これかぁ…あれ?》
「あの、一枚カードが暗くなってて使えないのがあるんですが」
「それは使用条件を見たしていないからだ。そのカードに触れれば、満たしていない条件が赤くなっている筈だ」
ヴィヴィオは、恐る恐るカードに触れるが、他人には手札ウィンドは見えていない。故に他からは、ヴィヴィオが何もない空間を突っついている様にしか見えないと言うシュールな光景が俺の視界に写っていた。
そして、再びヴィヴィオが挙手をする。
「すみませーん、『覚醒時』ってどう言う事ですか?」
「あー、ソイツは『フルドライブ』の状態の時のみに使えるカードだな。『フルドライブ』って言うのは、ライフポイントの下にある『ドライブゲージ』が半分以上になれば、発動可能だ。そして、そのフルドライブ時にのみ使えるのが、そのカード。強力だが、1試合に一回しか使えないうえに、ホルダーには一枚しか入れられない。まさに切り札だ」
と言うか、初期デッキなのにもう激レアカードが入っていたのか?ヴィヴィオ運よすぎだろ…。
「あとライフポイントは基本5000で共有する。まぁ、基本的な説明はこんくらいかな。何か質問はあるか?」
「「「「大丈夫です!」」」」
「そうか、じゃあブロック2に行くぞ!」
*
俺たちはブロックを移動し、今はスカイステージにいる。
このステージには地面が無く、あるのはただ蒼く続く大空と白い雲だけ。
そして、俺たちを待っていたのは白を基調としたジャケットとミニスカートにピンクと金の刺繍が施されたアバター。リライズしたひかりが仁王立ちしていた。
R+:一条ひかり【進撃のファイター】
(ベルカ):ライトニングタイプ
「もぉー!!お兄ちゃんズルいよぉ!ひかりだって教えたかったのに!」
「悪い悪い。お詫びに今日の夕飯ひかりの好きなヤツ作ってやる「
「い、いつもひかりがそんな手に引っかかるとでm「今夜はオムライスにでもするかな?」しょうがないなぁお兄ちゃんは!今日だけだからね!」
妹とオムライスで懐柔し、早速店内マッチングで対戦を申し込む。
Aチーム(チーム名未設定)LP:5000
エース:高町ヴィヴィオ
フォワード:アインハルト・ストラトス
フォワード:ジークリンデ・エレミア
バックス:神楽井ゆずこ
VS
Bチーム:(:アブソリュート・ヴィクトリーズ)LA:5000
エース:一条零児
フォワード:一条ひかり
「…あの、四対二になってるんですけど」
「お前ら初心者だからな。まぁハンデってヤツだ」
俺がそう言うと、vivid組はムッとする。ま、仮にも彼女らはあっちじゃミドル上位ランカーなんだし、舐めプは失礼だったかな?
「なら、遠慮のぅいかせてもらいます」
ジークリンデが少し声のトーンを落として、言うやいなや。俺の視界からジークリンデの姿が消えた。
…いや!
ガッ!!!
BチームLP:5000→3800
「なッ?!」
「っつう、流石ミドルチャンプ…の称号は伊達じゃねぇな?ガードしたのにライフの五分の一以上ももっていきやがって…」
ジークリンデの蹴りを片腕で受け止めると、そのまま俺から距離をとる。
俺がアーマータイプでも直撃したらやばいな…。やっぱり、そこは格闘技経験者か。だが…vivid組はやっぱり驚いてるな。しかし、ハッと気を引き締め直し今度はヴィヴィオとアインハルトが突っ込んできた。
「はッ!」
「え、きゃあ?!」
しかし、アインハルトの方はひかりの闇討ち…というより、ひかりから意識を外していたのか、迎撃され足が止まる。
だが、ヴィヴィオは一瞬後ろを気にしながらも、俺に向かってきた。
「やぁあ!!」
「甘いぞ、データプレッシャー!」
『データプレッシャー』
猪突猛進に突っ込んできたヴィヴィオ俺から発光された光をモロに浴びる。そしヴィヴィオはその場で止まった。
AチームLP:5000→4780
「にゃあ?!し、痺れて動けにゃい?!?!」
「魔法にはこう言うトラップ系もある。気を付けな」
「なら!」
またもやいつの間に俺の上空にいたのか、そこには既に無数のスフィアがセットされたジークリンデがいた。
「もらった!」
これは普通に避けたら、当たっちまうな。だが!
「スキル発動!」
「き、消えた?!」
いや、違うな。俺は自分のスキルで“光速”で移動しているだけだ!
そのままスライサーをジークリンデに叩き込もうとするが。
キィンッ!!
AチームLP:4780→4230
「やるな?」
「そっちかて!」
一方、アインハルトとひかりは。
「うぅ、強い…あなた本当に初心者?」
「はい。ですが、実際に身体を鍛えていますので!」
「アスリートさんだったかぁ!実はあたしも!」
ひかりはアインハルトの拳を自分の拳で受け止める。
「うちのお父さんもねぇ、今は科学者やってるけど、昔はストリートファイターで世界巡ってけっこうブイブイ言っていたみたいなんだよね」
「それは、是非とも手合わせをしてもらいたいですね」
「じゃあ、まずはあたしに勝たなきゃね。お父さん、今でも強いから」
何気に一進一退の攻防を繰り広げていた。
AチームLP:4230→2080
BチームLP:3800→1450
*
あいつら、コッチの事御構い無しにゴリゴリ削ってくなぁ〜。
「てぇい!」
「やあぁッ!!」
「クッ?!」
って、こいつ等半端なく強ぇんだけど!もうダメージ軽減させて受け流すのが精一杯だよ!
「ちぃ、フルドライブ!」
「「?!」」
俺のアバターから膨大に膨れ上がった魔力が溢れ出し。身体をオーラのように包む。
そして、『オーバーリミット』を発動させると、スライサーが某斬艦刀よろしく、巨大なザンバーに変形し、俺はそれを天高く掲げる。
「でぇえい!!」
「「きゃあ!」」
AチームLP:2080→350
それを横薙ぎに払い。防がれたものの、ヴィヴィオとジークリンデを吹っ飛ばす。だが、その隙を逃す程俺は甘くはないぞ!
『ハイペリオンスマッシャー』
スライサーに魔力が収束される。それを俺は上段に構え、一気に振り下ろす。
「ハイペリオンスマッシャー、ブチ抜けェェエエエエ!!!!」
スライサーから放たれたビームがヴィヴィオとジークリンデに殺到する。これで決まったと思ったその時。
「させない!」
『次元転送』
ハイペリオンスマッシャーの射線上から二人の姿が消える。
「何ッしまった?!」
スッカリノーマークだったゆずこからの支援。
俺は一瞬硬直してしまい、背後に現れたヴィヴィオ対処が遅れた。そして振り向く先にいるのはオーラをまとい、フルドライブ状態のヴィヴィオとジークリンデだった。
「いっけぇえ!ヴィヴィオちゃん!ジークリンデさん!!」
「セイクリッドぉお…」
「ケヴェイアぁぁあ…」
クッ、回避が間に合わない?!
「ブレイザァァァァァァアアアーーーーーーッ!!!!」
「クゥゥゥゥゥゥウウウウーーーーーゲルッ!!!!」
ジークリンデの魔力弾が俺に殺到し、最後に虹色の光に飲み込まれ、その後爆発。勝敗は決したかにみえた。
「まだだ…!」
BチームLP:1450→1
「そ、そんなぁ」
「アレを耐えたっちゅうんか?!」
「硬すぎ?!」
「今度こそ…決める!」
ヴィヴィオはとっさに防御しようとするが、既にヴィヴィオは俺の間合いに入っている。
俺は勝ったと思い、スライサーを振ろうとしたが。
「断・空ぅう・拳ぇぇぇぇええええええん!!!」
「キャイ〜ン?!」
その時、ひかりが突風に吹っ飛ばされ、錐揉み飛行で星になって行くのが見えた。
「「「「…え?」」」」
BチームLP:1→0
結果。この試合は異世界組の勝利で終わった。
うん、悔いはない。