帰ってきた幼馴染と女神たち【完結】   作:カット

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12、やっぱり友達の力が…

 

-----昨日花陽帰宅後の穂むら-----

 

「花陽ちゃん…やってくれるかな?」

 

「今は迷ってるところだろうな、多分自分に自信が持てないんだと思うしそれで自分からやるって言い出せないんじゃないか?」

 

「ではどうすれば…」

 

「俺たちから言うよりやっぱり自分から言って欲しいけど小泉さんの友達が背中押してくれたりするんじゃないか?それでもダメなら俺からも言ってみるけどさ」

 

「今はそっとしておいた方がいいのかな?」

 

「そういうことだ。たとえやらないって言ったしても責めたりすんなよな?」

 

「そんなことすると思いますか?」

 

「しないな」

 

俺たち4人は小泉さんもやってくれると信じて待つことにした。

 

 

-----中庭にて-----

 

 

「はぁ…やっぱり無理かな〜」

 

中庭に1人座っている女の子がいる。その女の子の名前は小泉花陽。スクールアイドルをやろうか迷っている。

そこへ赤髪の女の子がやってくる。

 

「こんなところでなにしてるの?」

「西木野さん…」

 

花陽のところにやってきたのは真姫だった。

 

「まだ迷ってるの?」

 

「うん…」

 

「はぁ…あなた声は綺麗なんだからあとは大きな声出すだけでしょ?」

 

「うん…」

 

「はぁ…あーあーあーあーあー、はい」

「えっ?」

「やって?」

 

真姫は花陽な自信を持たせようとしている。そしてそれを上から見てる男が1人…

 

「さぁて、どうなるかな〜」

 

上から見てる男はそう呟いた。

 

 

「ぁ~ぁ~ぁ~ぁ~ぁ~」

 

「もっと大きな声で!はい立って!」

「はい!」

 

その指示に従って立った。

そして

 

「あーあーあーあーあーはい」

もう一度やった。

 

「あーあーあーあーあー」

今度は先ほどと違ってちゃんと声が出ていた。

 

「一緒に!」

「「あーあーあーあーあー」」

 

2人の声が合わさりその場に響き渡る。そしてその様子を屋上から達也は見ていた。

 

「ねっ?気持ちいいでしょ?」

「うん、すごい気持ちいい」

 

真姫の問いかけに花陽はとても良い笑顔で答えた。

真姫は照れ臭くなったのか顔を少し赤くしたがすぐにもう一回やろうとしたがその時…

 

 

「か〜よち〜ん」

花陽と真姫のところに凛がやってきた。

 

 

-----その頃屋上にて-----

 

「あれはたしか…星空さんだったな」

上から見ている最中だ、そこへ休憩時間となった穂乃果たち3人がやってきた。

さっきから何を見ているのか聞かれたため見ているところを指差して教えた。

 

なんか言い争って……ん?小泉さんが2人に引っ張られて……どこに連れてかれるんだよ

 

中庭の様子を見てた達也は花陽が2人に掴まれどこかに連れていかれるところを見た。

果たしてどこに連れていかれたのか…と考えていたら屋上のドアが開けられ真姫と凛に連れて来られた花陽が入ってきた

 

 

真姫&凛説明中

 

「つまり…μ'sに入るってこと?」

星空さんと西木野さんの説明によりμ'sに入りたいことを知った俺たち4人。しかし当の本人はまだ入るとは言わない。

 

「かよちんはずっとアイドルに興味あったんです!」

 

「それはどうでもよくてこの子凄い歌唱力あるんです!」

「どうでもいいってどういうこと!」

「そのまんまよ!」

いやここでも言い争うんかよ…

 

 

「私は…」

 

「もういつまで迷ってるの!かよちん絶対やってみた方がいいよ!」

「それには賛成!やってみたい気持ちがあるならやった方がいいわ!」

 

やっぱり俺たちが言うより友達同士が説得する方がいいんだな〜それに今のセリフ誰かさんに聞かせてあげたいな

 

「凛は知ってるよ、かよちんがアイドルになりたいって思ってることを」

 

「凛ちゃん…西木野さん…」

 

「頑張って!凛がずっとついててあげるよ!」

 

「私も…少しは応援してあげるって言ったでしょ?」

 

「えっと…私……」

まだ自信なさげだがそこに2人が背中を押して笑顔で見守っていた。

 

「私小泉花陽といいます!

1年生で背が小さくて声も小さくて人見知りで…得意なものは何もありません。でも!アイドルが好きという気持ちは誰にも負けないつもりです!

だから…私をμ'sに入れてください!」

 

やっと自信持って言えたな。断るわけないよな?

 

「こちらこそ、よろしくね花陽ちゃん!」

「はい!」

 

穂乃果の差し出した手を握り正式にμ'sに加入した小泉さん。あとは後ろの2人だな、そう思って海未とことりの方を見ると俺と同じ気持ちだったみたいで…

 

「それで、2人はどうするの?」

 

「「どうするって…えぇっ⁉︎」

 

「まだまだメンバーは募集中ですよ!」

 

海未とことりも2人に向かって手を差し出し俺は…

 

「やってみたい気持ちがあるならやった方がいい!なんだろ?」

と言った

 

そしてμ'sは1年3人を加えて6人となった。

 

 

-----翌日の朝練-----

 

「朝練ってこんな早くからやるの〜…」

「当然でしょ!」

 

ブツブツと文句を言いながら階段を上がる凛と当然と言いながら上がる真姫。そしてその後ろにちょうど達也が来た。

 

「おっ、2人とも早いな」

 

「達也先輩だにゃ!」

「おはようございます」

「おはよう星空さん、西木野さん」

 

そのまま3人で上まで上がると既に準備運動をしている花陽を見つけた。

 

「かよちんおっはよー」

 

挨拶すると振り向いていつものメガネではなくコンタクトにしていた。

 

「おぉ〜似合ってるじゃん!」

「かよちん可愛いよ!」

「悪くないわね」

「ありがと凛ちゃん、西木野さん、達也先輩」

 

3人が褒めそれにお礼を言うと何やら西木野さんの顔が赤くなっていた。どうしたんだ?

 

「ねぇ、メガネやめたついでに…名前で呼んでよ。私も…名前で呼ぶから…凛、花陽」

 

「うん、真姫ちゃん!」

「真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーん!」

「そんな連呼しなくても……なぁ?」

 

「もう〜あと達也先輩も名前で呼んでくれますか?」

「凛のことも名前で呼んで欲しいにゃ!」

「私のことも!」

 

「了解、それじゃあこれからは名前で呼ぶな真姫、凛、花陽!」

「「「はい!」」」

 

3人で話してるうちに穂乃果たち3人もやってきて6人揃った。

 

さてと、今日も練習頑張るか!

 

「たっちゃんがするわけじゃないけどね」

 

そこは突っ込むな……

 

 





達也が1年3人のことを名前呼びになったということで次回から達也の心の中の言葉でも名前で書くことになります。

今の段階で達也のことをどのように呼ぶかは次回の前書きに一度載せ、そのあとは先輩禁止になってからもう一度書くつもりです。
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