帰ってきた幼馴染と女神たち【完結】   作:カット

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にこ襲来の話今回では終わりません


14、アイドル研究部

 

 

「メール送信完了っと、そんじゃ帰るか」

 

ちゃんと見そうな海未にメールを送り俺は帰り始める。

 

ちなみにメールの内容は

『置いてったことに関しては今は何も言わないとして、多分そろそろ部活申請のこと思い出してると思うんだが申請するのは待ってくれ。詳しくはまた明日話す』

 

といった感じの内容を送った。

俺が部活申請のこと言いだせばよかったって?昨日まで練習時間に雨降ったことなかったしいっかってことでな…

 

「また強くなってきたな」

練習を中止にする前より強くなった雨の中傘をさして帰っていると途中で雨宿りをしているツインテールの……ってにこ先輩じゃん⁉︎

 

「にこ先輩」

「あんたはさっきの…」

「傘無いんですか?」

「っ⁉︎」

 

声かけてみたがどうやら傘ないみたいだな。それならここはやっぱ…

 

「入っていきますか?」

「はぁ⁉︎」

 

いきなりこんなこと言ったら驚かれるか。でもほっとけないしな〜

 

「こんなところに女子1人置いていけないですから入っていいですよ、聞きたいこともありますし」

 

「悪いわね、途中にスーパーあるしそこに傘あるからそこまでお願い」

なるほど、まぁでも…

 

「家まででもいいんですけどね」

「それは嫌」

あっ、そうですか。

まぁいっかという気持ちで先輩を傘に入れ濡れないようにして歩き出した。

 

「それで聞きたいことって?その前に名前も教えてくれる?まだ聞いてないし」

 

「そういえば言ってなかったですね。2年の小野達也です。今アイドル研究部は何人いるんですか?」

 

「……1人よ」

 

……えっ、まずいこと聞いちまったか。表情曇ってるよ……

 

「い、いつから…」

 

気まずそうに聞いてみる。

 

「何気まずそうにしてんのよ、もう1年の途中からずっと1人なんだから」

 

「す、すみません…」

 

「だ〜か〜ら!あんたがそんな顔しなくていいのよ!」

 

先輩はそう言ってくれるけど言いにくいことを言わせてしまった罪悪感がある…

すると先輩の方から話し出した。

 

「最初は1人じゃなかったのよ?でも目標が高すぎたのかもね、どんどん部員は辞めていって最終的には私1人に…」

 

そんなことが…でも

 

「目標が高いことの何がいけないんですか!目標なしにただやるだけよりいいじゃないですか‼︎」

つい感情が抑えきれず怒ってしまった、にこ先輩が悪いわけじゃないのに…

 

「ちょっ⁉︎いきなり怒らないでよ⁉︎」

 

「はっ⁉︎すみません…つい」

 

「いいわよ、むしろそんなふうに思ってくれる人がいて嬉しいし…着いたわ、ありがとね」

 

目的としたスーパーに着いたため今日はここまでにするけど1つだけ…

 

「明日穂乃果たち連れてアイドル研究部の部室に行きますから、既にアイドル研究部がある以上似たような部活を新しく作ることはできないので1つにしたいんです。それに先輩にもμ'sに入って欲しいですから」

 

「……悪いけど断るわよ」

 

「なんでですか⁉︎」

 

「諦めそうもないわね…明日部室来るんでしょ?その時に教えてあげるわ」

 

何か理由があるみたいで俺だけ聞くんじゃ意味ないと思って今日これ以上聞くのはやめておいた。

 

 

-----次の日の朝教室にて-----

 

「たっちゃん今日の放課後アイドル研究部の人に会いに行くよ!たっちゃんも行くよね?」

 

ん?なんでアイドル研究部のこと知ってるんだ?

 

「なぁなぁ、もしかして申請行ったのか?」

 

「うん!海未ちゃんに待つようにメールしてたみたいだけど待ちきれなかったから」

 

ちらっと海未の方を見ると申し訳なさそうな顔をしていた。つまり止めきれなかったということだろう…

 

まぁ行ってしまったなら仕方ないということで放課後アイドル研究部に行くことになった。

……生徒会何時からいるんだよ

 

 

-----放課後-----

 

「あっ、こんにちはにこ先輩」

 

俺たちがアイドル部の部室に行くとちょうどにこ先輩が来たところだった。

 

とりあえず中に入れてもらえたが…

 

『すご〜い』

部室にはアイドルのポスターや雑誌などがたくさんあった

 

「これは⁉︎」

「花陽どうした?」

1つのDVDボックスを手に取る花陽に声をかけてみた。なんかすげぇ目が輝いてるが…

 

「これは入手困難とされていた伝伝伝ボックス!これを2セットも手に入れているとはさすがです‼︎」

 

「家にもう1セットあるわよ」

 

「凄い⁉︎」

 

……花陽のキャラ……変わってない?

どうやら凛の説明によるとアイドルに関することになるとキャラが変わるらしい

 

ん?ことりは何を…色紙?

 

「ことりこのサイン誰か知ってるのか?」

 

「えっ⁉︎いや…知らないよ?」

 

知らない感じじゃないんだが…

 

「それは伝説のメイドミナリンスキーのサインよ、ネットで買ったから実際に会ったことはないけどね」

 

にこ先輩がそう言ってことりが何故かホッとした感じになってるけど……まさかな

 

「それより用があって来たんでしょ?」

 

そうだったそうだった。全員が座ったところで穂乃果が代表して要件を伝える

 

「アイドル研究部さん」

 

「にこよ、というかさっき達也が言ってたじゃない」

 

「そうでした…ってなんでたっちゃんを知ってるんですか⁉︎」

 

「その話はいいからまずは要件を伝えろ」

 

入り口でにこ先輩って言ったのにアイドル研究部さんって…しかもなんで知ってるかまで聞こうとするとはな…

 

「にこ先輩、私たち実はスクールアイドルをやってて」

 

「知ってるわよ、どうせ絵里と希に部活を承認して欲しかったら話つけてこいみたいこと言われたんでしょ?」

 

「おぉ!話が早い!」

「お断りよ」

 

「どうしてですか!」

「それは俺も聞きたいですね、というか教えてくれるって昨日言ってましたよね?」

穂乃果に続いて言った俺のその言葉ににこ先輩以外のメンバーはみんな驚いた。言ってないから当然か…

 

にこ先輩の話によるとどうやら技術レベルの話ではないみたいだ。ならどんな理由か聞くと…

 

「あんたたち…キャラ作りしてるの?」

 

『えっ?』

俺を含めた全員がどういうこと?という顔をした。

仕方ないと言いつつにこ先輩は見せてくれるみたいだ。

 

「にっこにっこにー、あなたのハートににこにこにー、笑顔届ける矢澤にこにこにー、にこにーって覚えてラブにこ♪」

 

な、なるほど…やってる内容についてはなんとも言えないがこういうことは必要かもな…

 

にこ先輩が「どう?」と聞いてきて

 

「えっと…」

「こ、これは…」

「キャラ作りというか…」

「私無理…」

「ちょっと寒くないかにゃ」

「ふむふむ」

 

6人中5人が否定的な感想を持ち花陽はなるほどとメモをしている。

 

「たしかにこういうことも必要かもな」

「「「「「ええっ⁉︎」

あれ?花陽とにこ以外に驚かれたけど…

 

「えっと…アイドルに詳しい花陽に聞くが俺なんかおかしいこと言ったか?」

 

「いえ、みんなも何に驚いているのか…」

俺と花陽の言葉に再びみんな驚く。そんな中…

 

「それよりあんた!今寒いって言った?」

 

聞かれた凛が慌てて立って

「あっ、いや、可愛かったです。最高です」

「でもこういうのもいいかも」

「そうですね、お客様を楽しませる努力は大事です」

 

…これ明らかに本心じゃないだろ……

花陽はさすがにこ先輩と本心で言ってると思うが他はな

 

「よーし、そのくらい…」

「出てって」

 

『えっ』

 

「いいから出てって!」

そう言って穂乃果たちはアイドル研究部の部室から追い出された。

まぁそりゃあそうなるわ…

 

「なんかすみません、あいつらにはちゃんと言っておくんで…」

 

「あんたと途中キャラ変わった子は本心で言ってたみたいだしいいわよ、それより昨日はありがとね」

 

「いえいえ、お気になさらず。それじゃあ俺も失礼します」

 

廊下に出たらみんなが待っていた。まぁ数秒でいなくなる方がおかしいか。

 

「やっぱり追い出されたんやね」

 

ちょうどそこへ副会長がやってきた

 

 





今まで2回に分けてアニメ1話分やっていましたが今回はあと1回必要になりましたね。次回には終わらせると思います
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