「最初の新曲はどんな感じの曲にするんだ?」
俺たちは今学園祭のライブでやる曲決めをしている。3曲目はもう決まっていて[僕らのLIVE 君とのLIFE]に決めている。
1曲目だし盛り上げる系の曲にするとは思うけど…
「やっぱり最初だしみんなも盛り上がってくれるような曲がいいと思うよ!」
ほんとこういう時には考えが一致するよな〜
みんなも賛成なみたいだ。
「あくまで俺の考えなんだが1曲目にそういう曲にするなら2曲目は落ち着いた感じの曲というか動きが少ない曲にした方がいいんじゃないのか?」
3曲連続で盛り上げるような曲だとこいつらの体力も最後までもたないかもしれない…
そう考えて2曲目に落ち着いた感じの曲にして少し休ませる、そして3曲目にその分持っていくような感じの方が良いと思い提案してみた。
「なるほど、私たちの体力のことも考えた提案ね?」
「さすが絵里、気がつくか」
「私はいい案だと思うけどみんなはどう?」
絵里がみんなにも聞いてみると反対意見はなく、すんなり決まってしまった。
1曲目・・・新曲
2曲目・・・Wonder zone
3曲目・・・僕らのLIVE 君とのLIFE
ライブの3曲はこのように決まった。
衣装は今回は全て同じ、新曲での衣装でやることとなった。
ステージのこともなんとかしないといけないので海未、ことり、真姫の3人は作詞や衣装や作曲に取り掛かり残ったメンバーでステージのことを考える。
3人は音楽室に移動したみたいだ。俺たちは部室に戻りステージのデザインと大きさを考えていた。
デザインを考えるのはことりがいた方がとは思った…けどことりの手伝いをしていた花陽のアイディアもあり大体のデザインは完成した。
あとはことりと確認して細かい調整をすることとなった。
………すんなりいきすぎじゃね?
まぁいっか、とりあえず3人の様子を見に行くか。
「入るぞ〜」
音楽室で作業をしていたところに入っていった。
「達也、どうしました?」
「様子見に来たんだ、ステージの方はなんとかなりそうだからさ」
「早いわね」
「花陽のおかげかな、ことりの手伝いしてるからか結構早く進んだんだよ」
「なるほど、さすが花陽ちゃん!」
「それでどうだ?」
状況を聞いてみたら思っていたより進んでいた。
「こっちも早いな、何か手伝えることあるか?」
「そうですね、少し作詞を手伝ってもらえると助かります」
作曲と衣装の方は大丈夫そうだから海未の手伝いをすることとなった。まぁ作曲はできないし衣装案もまだ手伝えるレベルじゃないから手伝えるの作詞だけだな。
部室の方にいるメンバーに手伝うことをメールしてから30分…作詞が完成し衣装も完成した。あとは曲に合わせるだけだ。
そこから海未と真姫で話し合いながらやって曲も完成した。
「できましたね」
「できたわね」
「できたね」
「できたな、それじゃあみんなのとこ行くか!」
「おーい!」
部室に行こうとしたらみんなが音楽室に入ってきた。
そして完成したデザインを見せてくれた
「そっちも完成したんだな!」
「えぇ、そっちもということは曲や衣装も?」
「はい、完成しました」
「ほんと?真姫ちゃん聞かせて聞かせて!」
少し落ち着けよな穂乃果、気持ちはわかるが……
とりあえずみんな座り真姫がピアノを弾き始める。うん、やっぱり聞いててもテンション上がってくるな。ライブでやったらすげぇ盛り上がるだろうな。
みんなの方を見てみると俺と同じ気持ちみたいだな。
「雨降ってきてるし今日はこのまま歌の連続して振り付けとかは明日から考えるでいいか?」
するとみんなが窓の外を見ると雨が降っていた。気が付いてなかったみたいだな。
外で練習はできないから下校時間まで歌を覚えるための時間にした。
-----次の日の朝-----
「昨日は雨でできなかったし基礎体力の練習は少し多めにするぞ!」
『はい!』
「みんな滑って怪我しないように気をつけるように、それじゃあ始め!」
俺の合図で朝練が開始。まぁ練習って言っても階段ダッシュだけどな。
昨日基礎練できなかったから本数をいつもより少しだけ増やしたがみんな平気でメニューをこなす。
ラスト一本となり何事もなく終わる…そう思いながら見ていてラスト穂乃果が階段を上り終わったその時
「うわっ!?」
『穂乃果(ちゃん)!?』
穂乃果が滑って後ろに傾きみんなが叫んだ。
穂乃果は手すりを一旦掴めたがそこは濡れていたため掴みきれなかったせいでそのまま倒れそうになった。
「穂乃果ー!」
階段の中間地点にいたため急いで階段を上りなんとか受け止めることができた。
態勢的に手すりを掴むより抱き抱えて上がった方が楽だったためいわゆるお姫様抱っこをしてそのまま階段を上って広いところに下ろした。
「穂乃果大丈夫か!?」
「う、うん…ありがと//」
あっぶね〜しかし1番下や階段上にいなくてよかったぞ。おかげでなんとか助けることができた……
「大丈夫ですか穂乃果!?」
「穂乃果ちゃん大丈夫!?」
「海未ちゃんことりちゃん…怖かったよー」
2年3人組で集まっている。みんなホッとした様子だった。当たり前だけどな…
「たっちゃんありがとー」
「うわっ!?」
ちょっ、えぇー!?いきなり抱きついてくるか?
「怖かったよ…助けてくれてありがとう」
まぁさすがにさっきのは下手したら怪我じゃ済まなかったし仕方ないか…
少しの間穂乃果は俺の胸で泣いていて俺は穂乃果を優しく抱きしめて撫でることしかできなかった。
・・・今回穂乃果が階段から落ちそうになったが達也によって助けられた
学園祭前に怪我をしてライブができないという事態は防ぐことはできた
しかしμ'sに襲いかかる悲劇はまた別のものだということに気付いているものはいない・・・